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2016年171冊目『鋼のメンタル』

2016-09-16 22:45:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

『永遠の0』などのベストセラー作家、百田尚樹さんがマスコミやネットで激しいバッシングを受けても、へこたれず我が道を行く「鋼のメンタルは」どのように形成されたのか?

百田さんご自身も、図太さには少し自信があると言っていますが、生まれた時から図太かったわけではなく、メンタルは鍛えられるものなのです。己に恥じない生き方をしている自信と誇りがあれば、他人など気にすることはない。これを根底として、さまざまな実践的メンタルコントロール術を本書で公開しています。

「他人の悪口は大いに言うべし」など、最近のよくあるメンタル本にはない一風変わった考え方も、弱い心を打破するいい材料になるかもしれません。

【my pick-up】

◎一度嫌われてみよう

職場で堂々と自分の主張をして、それで上司に嫌われても、そんなあなたのことは誰かが見ています。「捨てる神あれば拾う神あり」で、必ず誰かがあなたを拾い上げてくれるはずです。常に信念を持って発信する人は、憎まれることも多く、敵もできますが、一方で尊敬されることも多く、味方もできるものです。その反対に、主張も信念もなく、ただ誰にも叩かれたくないというだけの人は、敵も作らない代わりに味方もできません。そういう人は尊敬もされませんが、軽蔑される危険は常にはらんでいます。

◎受験勉強は大いに意味がある

私は2つの点で受験勉強の効用を認めています。1つは、「楽しいことを我慢して、やらねばならない(と決めた)ことをやる精神力が身につく」ということ。もう1つは、「挫折を知る」ということです。

◎後悔はするだけ無駄、されど反省は必要

後悔はただ「あんなことをしなければよかった」「なかったことにしたい」と過去の行為を全否定するに等しいものですが、反省は過去の行為を肯定したうえで、次の人生に生かすものだからです。

◎最初の40年の大切さ

人生は80年ありますが、成功するかどうかは、最初の40年でほぼ決まります。40歳の時点で何らかの業績を残しているか、あるいは頭角を現していなければ、その後の40年の人生を使っても、社会的な成功はまず掴めないでしょう。残酷な言い方になりますが、これは事実です。つまり成功に向けて勝負できるのは20歳から40歳までの20年ということになります。この本を読んでいる20代から30代の若い人に言いたい。もしあなたが社会的成功を何よりも欲しているなら、今、生きている1日の重要性を噛みしめることです、と。

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