評価 (3点/5点満点)
テレビプロデューサーの佐久間宜行さんが、「メンタルが安定していて、ブレない軸がある」状態であるごきげんを保つ方法を語ります。
・自分の中にあるネガティブな感情や思考に気づいたら、蓋をするのではなく、心の声に耳を傾けて闇落ちする前にケアをすること。
・内省と正しい対応を繰り返すこと。
感情に振り回されないメンタルを手に入れることで自分らしく生き、キャリアも人間関係も好転に向かうでしょう。
【my pick-up】
◎ジャッジするエネルギーは自分のためだけに使う
批判グセのある人へのアドバイスは、「ジャッジは自分のために有意義に使うと決めよう」ということ。優先度の低い物事に意識や余計な感情を使い過ぎないことです。メンタルを整えるためには、批判に時間を割くより、自分がやりたいことや興味があることにエネルギーを注ぐことのほうが大事。他人のことはどうでも良くなるくらい没入できることを見つけられたら、一人バトルは自然と終わるし、気持ちのアップダウンも減って、人生が豊かになると思います。
◎「初めての○○」を意図的に作る
仕事でも、同じ職場に在籍している期間が長いと、だいたいは高慢になってしまう。馴れ合いも出てくるし、妥協だってしがち。結果、惰性で仕事していた、なんてことにもなりかねません。会社の部署異動も、たとえ心から望んだものではなかったとしても、自分を新しい環境に置くという点では、きっとポジティブな作用があると思います。あるいは、同じ部署内でもいつもは別の人がやっている雑用や作業を、あえて自分がやってみる。そうすると、自分と他の人との仕事の進め方の違いが見えてくることもあるでしょう。
◎「フレンドリードライ」な距離感を保つ
仕事で関わる人たちは、仲が悪いわけでは全くないし、信頼もしているけれど、友人ではなく「仕事仲間」なんだと、いい意味で割り切るようにしました。冷たく聞こえるけど、そうではなくて、友達ではないと意識することで礼儀を持って適度な距離で接し、なあなあの関係にならないということ。節度を保った仕事仲間だからこそ、無下にすることなく敬意を払えるし、横柄な態度になることもない。場合によってはメンタルが揺さぶられ、仕事のパフォーマンスを落としかねない人間関係上のストレスを、あえて距離を保つことでできるだけ減らすことにしたのです。
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