評価 (4点/5点満点)
2020年に刊行し25万部を突破した『世界一楽しい決算書の読み方』の続編です。
今回は、「実際に自分で決算書を読んで、企業を分析してみたい」と思った時、「どのようなアプローチをしていくべきなのか?」という手法をお伝えします。
決算書の分析の基本は「時系列」と「競合比較」の2つで、特に時系列分析については「転換点」「異常値」を見るというポイントを提示してくれています。
また、本書では「会計の基礎知識」と「ビジネスの知識」に加えて、どのような情報をどのように集めればいいのかという「情報収集の知識」を身につけて、自分で実際に企業を調べることができる=決算書が読める状態になることをゴールとしています。
前作よりも少し内容の難易度は上がっていますが、決算書をツールとして使い倒すと、こんなにもビジネスが面白く見えるのか!という感覚をより味わっていただけるのではないかと思います。