厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年124冊目『こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年7億円。』

2018-04-20 23:30:28 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「ココナッツオイルブームの火つけ役」のママ起業家としてさまざまなメディアに取り上げられている著者が、どうやって会社を作り成長させていったのか。履歴書に書ききれないほど職を転々とし、離婚も経験してこじらせていた自分とどう向き合ったのか。そして子育てと仕事をどう両立しているのかをお伝えします。

<自分をシンプルにする方法>

・自分の役割を棚卸しすることで、自分が心から望んでいることは何なのか、自分の本心を知る。

・社会のイメージ、既成概念に惑わされることなく、自分の人生を俯瞰して整理する。

・整理した自分の人生を、パートナーや家族と共有する。大切なのは自分の要求ばかりを押し付けるのではなく、相手の状況も考え、相手の気持ちを受け止めながら伝えること。

<自分の本質に立ち戻る方法>

・自分の必要最低限を知る。そうすると、大きな挑戦もアクセルをふめる。

・選択に迷った時は、自分の感覚を大切にしてみる。

・自己肯定感は、意識的に高めるようにする。

・不要な着ぐるみを着ていないか?クローゼットを覗いて、自分の本音をチェックする。

・他人と比べるのではなく、未来の自分の姿を想像して、自分だけの指針にする。

これらはつまり、自分を一度ぎゅっとシンプルにして、何を幸せに感じるのか、まずは自分の本質をあぶり出すことです。

自分自身の本音を理解すれば、心が軽くなり、毎日が楽しく自分らしい生き方ができるようになると思います。

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2018年123冊目『世界の超一流に学ぶ ズバ抜ける力』

2018-04-20 23:19:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

絶対的な正解のない問題に立ち向かい、乗り越え、解決していくには「インプロ力」を鍛えること。

インプロ力とは、たとえ想定外のことが自分の身にふりかかっても動揺せず、冷静に頭を働かせ、そしてその場でのベストな解を導き出す能力です。

私たちが「インプロ力」を磨くことは、たとえば起業して成功する「ズバ抜ける力」を身につけることにもつながります。

この本では、ズバ抜けた力を発揮するために必要な20項目が紹介されています。

<問題をとらえる力>

本質力(表面的な視点にとどまらず本質を見抜く力がある)

転換力(視点や次元を変えた物事へのとらえ方がある)

ワクワク力(新しい情報や出来事に対する好奇心がある)

想像力(自分が経験したことがない事象に対する想像力がある)

<人を巻き込む力>

表情力(表情、目に輝きがあり、発声などがイキイキとしている)

振る舞い力(立ち居振る舞いの感じがよい)

リターン力(その場で起きたことに対する適切な打ち返しができる)

<行動力>

即動力(すぐに行動する力)

粘り力(結果が出るまで行動し続ける力)

積極力(働きかけられる側ではなく、働きかける側)

飛び込み力(自分の生活領域以外のコミュニティーに飛び込む力)

変化力(内的変化を強く望み、行動に移すことができる)

<人間関係>

相談力(問題が発生した際に自己完結せずにすぐに相談する)

素直力(指導者からの指摘に対して愚直に受け止め、即行動を変える)

約束力(いつまでに何をやるべきかの指示に対して期限や約束を守る)

オープン力(自分の現状についていいことも悪いことも隠さず明かす)

<仲間や家族の関係性>

発見力(ほかの人の優れているところから学ぶ姿勢がある、ほかの人の長所を見出せる)

指摘力(あるべき姿に対して、ほかの人に的確に指摘できる)

余裕力(仲間の成功を喜べる)

家族愛(親兄弟、祖父祖母など、身近な人への愛情や感謝、尊敬心がある)

本書でのポイントは、この世にたったひとりしか存在しない、かけがえのない自分自身の価値に気づくことではないでしょうか。ありのままが試される時代ですから、そのありのままをきちんと認識した上で、磨いたり、鍛えたり、場合によっては変化したりすればいいのです。上記の20項目は、まさにそのための方法です。

ぜひ実践してみて、先の読めないこれからの時代を楽しく、意気揚々と生き抜いてください。

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2018年122冊目『思考停止する職場』

2018-04-20 23:12:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、職場での思考停止を招かないためには、上司は何を考えなければならないか、さらに部下の潜在能力を引き出し、自分のグループの活力を2倍にも3倍にもするためのコミュニケーション(エムパワリング・コミュニケーション)について解説します。

・常に新しい可能性に敏感であること

・最初に方向を示したり、途中で軌道修正を入れるときには丁寧に説明すること

・抽象的な励ましは控えること

・曖昧な精神論や不明瞭な言葉を理由にしないこと

・部下を一個の人間として尊重すること

一般的に日本の社会を見ると、「正しくないといけない」という硬直を感じるのではないでしょうか。正しくないといけないと感じるのは、形にとらわれ、ルールに従い、はみ出してはいけないと考える日本人の美徳でもありますが、競争社会では大きなハンデとなります。

普段から、日常的な作業の中にも、何かもっと良くできる方策はないかと考える習慣をつける必要があります。そのためには、日ごろから不便を敏感に感じ取り、それを言葉にし、解決を模索することで仕事がもっと楽しくなると思います。

人にやる気を起こさせるエムパワリング・コミュニケーションの手法を本書から会得し、実践しましょう。

【my pick-up】

◎自分で考える部下を育てるために、どう接すればいいか、どう指導すると良いか

・最初の仕事は真似から始まります。このときはマニュアル通りに作業を進めることを教えてください。

・マニュアルに疑問を感じたら、自分で解決しようとせず、相談するよう指導してください。一緒になってマニュアルの不備を見つけて修正する姿勢をとるのがいいでしょう。

・マニュアルを使用しながら、その内容を見直すことになりますが、そのとき、利用者の立場から、マニュアルがどうあるべきかを考えるよう指導してください。

・指示待ち人間に対しては、根気よくその人が自分で考えるよう、まず簡単なタスクを与えて徐々に育てることを考えること。急に考えるように仕向けると、無用なプレッシャーを与えてしまいます。

◎うまく育ってもらうための効果的サポート

・「はい」という返事は真に受けず、経過を確認してください。

・自分の考えを押しつけず、部下が考えていい答えを出すチャンスを与えてください。

・思考展開図をうまく使い、部下と一緒に作ることを心がけてください。まず目標は何か、要求機能を正しい言葉で表現することが重要です。

・社会にある失敗事例をうまく利用し、仮想的な失敗に備える練習をチームで行ってください。

・どのような失敗が起こり得るか、チームで徹底的に考えることが逆境に強いチーム作りにつながります。

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