厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2017年21冊目『効率がすべて』

2016-12-10 21:29:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

100人いれば20%の20人が優秀であることは間違いないと思いますが、その20人が自分の本当の目標を達成しているわけではありません。20人のうちのさらに20%の4人が、自己実現を果たしているのです。

この本は、「成果につながる報われる行動」と「成果につながない報われない行動」を紹介し、皆さんの行動、そして人生を効率化することをテーマにしています。

成功者は、実にシンプルな法則に従って行動していることが分かります。「96%の人がやっていることをやらない」「4%の人がやっていることをやる」というルールです。誰にでもできるのに、ごくわずかな人しかやっていないことが、成功につながるのです。

掲載されている偉大な研究者たちの名言も、著者の理論の裏付けとなっています。

【my pick-up】

◎「批判される喜び」は行動を速める

批判されたら、「なかなかいい傾向じゃないか」と思うようにしてください。結果を出せない人は、他者からの批判を気にして、共感してもらえるような行動をとります。しかし、結果を出す人は、結果を出せない人に批判されることを、喜びと感じるのです。

◎苦しい道は進まなくていい

望む結果を得る人は、楽な道を選びません。ただし、勘違いしてほしくないのは、苦しい道を選ぶということもしないということです。楽ではないけれど、楽しさを感じながら、努力できる道を選ぶのです。一流のアスリートも、練習を積み重ねていますが、つらいなどと思わず、当然のこととして積み重ねているはずです。私自身、一見過酷なスケジュールを過ごしていますが、つらいなどと考えたことはありません。成し遂げる人は、苦しいことがなく、かつ楽しい道を行くと考えます。

◎「先に与える人は大きな報酬を得る」仕組みに逆らわない

「先に与えること」は、成功のための絶対法則であることは間違いありません。しかし、利他の精神がなく「人に与える」のは、結局、損得勘定で行動していることにほかなりません。自分がある程度満たされていないうちは、人に与えるべきではないのです。また、なんの努力もしていない人、他者に依存するような人に対しては、何かを与えるのは避けるべきです。

◎先駆者の知識とスキルを利用して目標を達成する

現状の自分の中には、目標を達成するための武器はありません。もし、持っていれば、すでに目標を達成しているはずなのです。今の自分では、目標は達成できないということをまずは認識することです。不足しているものを知り、それを補う知識とスキルを学び、ひと回り成長した自分で目標達成に挑むべきです。

◎いい人をやめ、つながる人はエネルギーの質で決める

結果を出す人は、自分の成長につながらない、負のエネルギーを持つ人とはつながりをもたないようにします。努力を重ねている人、成長意欲が高い人、どんなことをしてでも目標を達成するという強い気持ちを持っている人、こういう人はエネルギーが高いので、つき合う価値があると言えます。

◎学ぶべきことがない人と出会わない環境に身を置くことも大切

できる人は、反面教師にしなければならない人と会うこと自体がないのです。そういう人とは、物理的にも精神的にも距離を置き、接することのない環境に身を置きます。より自分が成長できる人とだけ、接することができる世界に身を置くのです。

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