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スゴい「減価償却」 (黄金律新書) 価格:¥ 799(税込) 発売日:2014-04-23 |
評価
(2点/5点満点)
元東京国税局調査第三部長の杉本俊伸さんが、節税に使える減価償却のメニューを網羅的に取り上げ、それぞれのメリットとデメリット、注意すべきポイントと具体的な活用法を紹介します。
利益が大きく出そうなときには、減価償却費を計上して課税額を減らし、同時にキャッシュフローを増加させるという〝究極の節税術〟です。
・高級中古車、クルーザーは使い勝手のいい償却資産
・不動産は「建物割合」を大きくとって利益圧縮
・航空機、ヘリコプターで大規模投資、短期償却
・太陽光事業で100%即時償却も
これらの基本は、取得した資産を早期に償却することで、「課税の繰延」を行うというタックスマネジメントです。今の時代のように、将来の経済環境などの不確実性が高いときには、所得が黒字の場合、まず課税を繰り延べて、将来の赤字などの不確実性に備えるという訳です。
減価償却資産の取得・売却は自分の判断で行うことができ、それが自分の税金を自分でコントロールすることに繋がるのです。
ただし、減価償却資産への投資額は何らかの形で全額回収することが必要です。