厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年207冊目 『仕事が好きで何が悪い!』は、悠々自適な老後を捨てて社会を構成する「良い高齢者」になる

2024-07-10 13:41:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

歳を取ったら「悠々自適」の生活を楽しもうと、多くの人が夢見ているのは事実でしょう。

しかし、現実にはそういう生活を素直に楽しめている人はそんなに多くはないようです。

 

そんなことなら「悠々自適」の夢なんか捨てて、働けるなら働き、「若い人たちの税金や社会保険料で養ってもらう」側ではなく、「税金や社会保険料を支払っている」側に回って、なんの引け目も感じることなく、できるだけ長く「社会の普通の構成員」として堂々と生きている方が、はるかに気分が良いのではないでしょうか?

 

この本では、多くの高齢者やその予備軍の方々に、少しでも長く働き、自分の力で社会の一隅を照らし、この世の中や将来の世の中を少しでも良い方向へと導く「良い高齢者」になってもらえるように訴えています。

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2024年206冊目 『企画思考トレーニング』は、事物の関連性を見つけ出す才能を育てる

2024-07-09 15:21:53 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

アイデアをまとめ、企画を生み出す思考法をお伝えしてします。

39個の例題をもとに、企画思考を身につけるヒントが得られます。

 

アイデアを組み立てるのに欠かせないのは「事物の関連性を見つけ出す才能」です。

 

事物の関連性を見つけ出すには、「言語化」と「図示化」を組み合わせてアイデアの表現を進めていく訓練が必要ですね。

本書では、「図示化」の参考になるように、多くの図表が盛り込まれています。

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2024年205冊目 『投資家思考の鍛え方』は、貯金&投資の基本的な考え方や仕組みを知る

2024-07-09 15:14:55 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

投資の種銭を貯める貯金から、投資で資金をプラスにするところまで、すべてにおいて必要となるお金の原理原則に関する考え方を紹介します。

 

・お金で解決できることが多いのも事実。

・成功者は皆、極めて合理的な考え方を持っている。

 

また、お金が増える仕組みを体感できれば、自分が本当にやりたいことに集中できる環境も手に入れることができます。

 

【my pick-up】

◎ニュースを見てから動いても遅い

投資家はニュースが出たときには既に投資済みで、ニュースを見て「高値でも買いたい」と思った人たちに売ってあげることで利益を出しているのです。

報道に惑わされず、周りと違う行動を取れるようになると、安値で買って高値で売ることができるようになります。意識して人の逆の行動を選択することによって、投資力は鍛えられていくのです。

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2024年204冊目 『昭和の僕らはバカでした』は、ファミコンなど同一性の時代にも良い面はあった

2024-07-09 15:02:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

1977年生まれの著者が小学生だったとき(昭和後期~平成初期)の強烈で楽しかった記憶を本書で再現しており、同世代にはたまらない内容です。

 

当時はスマホもインターネットもなかった時代。日本中の少年少女が同じ気持ちで、同じもので遊んでいたという事実が、決して忘れることのできない記憶として残っているのでしょう。

 

ファミコンやラジコンを意地でも手に入れて、尋常じゃないくらい遊び倒し、ソフトを交換し合って友達を作った。

その友達と6段編変速の自転車にまたがり、あてもなくまた新しい友達を探しにどこまででも冒険に出かけていた。

そんな「いつだって何かに夢中な世代」。

 

あらゆるものに没頭し、夢中で遊びまくった子ども時代があったからこそ、打たれ強くも笑いながらこれまで生きてこられたと著者は語ります。

昭和後期~平成初期の「あの頃」の中には、今でも忘れてはいけない「おおらかさ」「つながり」「あたたかさ」みたいなものがあったのかもしれません。

 

【my pick-up】

◎ハイパーオリンピック

ハイパーオリンピックは当時発売されたファミコンソフト。ハイパーショットという同梱のコントローラーを取り付けて遊ぶんですけど、爪を高速でボタンの左右にスライドさせてガリガリと擦るように連射するようになりました。あの速度へのあくなき探求があったからこそ当時の僕らは諦めずにものごとを追求する精神を身につけられた、ことにしておいてください!

◎ディスクシステム

当時ファミコンのソフトはどれも5000円前後。僕らのファミコンライフに革命が起きたのがディスクシステムの発売でした。天才集団の任天堂さんが素晴らしすぎるシステムを開発してくれたのです。おもちゃ屋さんなどの店頭に行けば、そのディスクをわずか500円でほかのゲーム内容に書き換えすることができたのです!突然の超価格破壊です。

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2024年203冊目 『PBR革命』は、財務・非財務の両面で企業価値を上げるための代表的手段

2024-07-08 13:30:37 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

この本は、PBRとは何か、PBRを向上させるには何をすればよいか、企業のケースを見ながら解説しています。

 

PBRは企業の純資産に対して株式時価総額が何倍あるかを表わし、PBR1倍未満は市場から「価値を創出できていない」と評価されていることを示しています。

2023年12月時点の東証プライム市場の44.4%(736社)の企業がPBR1倍割れとのこと。

 

本書ではPBRをROEとPERに分解して課題を探る手法を基本にしていますが、これとは異なる視点を使った分析手法もあると思います。

また、ESGは実践・開示の有無から、企業価値という結果を重視する段階に入ってきており、非財務の取組みをPBRにつなげていくという意識が必要だと理解しました。

 

企業価値を上げるために経営者が知っておくべきPBR。

これまで会計や財務に無縁だった方でも、PBRのポイントが分かり、PBR向上に役立てられる1冊です。

 

【my pick-up】

◎サステナ・ESGの向上は株主資本コストを下げる

株主資本コストは、サステナビリティの強化によって抑制する。コンコルディアFG(横浜銀行等を傘下に持つ金融グループ)の澤田氏は「ESG評価の向上は、株主資本コストを引き下げる効果がある」と話し、ESG格付けの向上に力を入れる。

◎ROE8%でPBRは急上昇

ROEが8%を下回っているときは、PBRは1~1.5倍程度でほぼ一定である。一方、ROEが8%を超えると、PBRは右肩上がりになる。ROE8%がPBR向上の分岐点となるのはなぜか。それは、投資家が「ROEが8%を超えれば株式投資をしてもよい」と考えるからである。株主資本コストは企業によって異なるが、日本の主要企業は8%程度である。ROEが8%を超えた企業は、投資家が求めるリターン以上の利益を稼ぎ出しているとして、投資対象となる。「企業にとってROE8%がハードルレート(最低限必要な収益率)と言える。企業がPBRを1倍超に上げていくためには、まずはROEを8%に高めるべき」(ニッセイアセットマネジメントの吉野氏)。ROEは収益向上や自社株買いなど、企業自身の努力によって高めることができる。投資家が低ROEの企業を見ると、「経営者は株主に利益を還元する意思がないのか」などと思う。

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