もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

冬休みの宿題

2011年12月26日 | 雑記

 25日の朝起きると老夫婦の枕元に置いた靴下の中にそれぞれ何かが入っていた・・・。

 なぁ~んてことはないが、その日は朝から年賀状を作らなければと例年のごとく木版を彫り始めていた。
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 すると玄関のドアが開いて息子と一緒に大きな袋を担いだ孫がニコニコしながらやって来た。

 孫が持ってきた袋の中には最近ひざを痛めた婆さん用の伸縮式の杖と、壊れたカメラを使っていた爺さんには新しいデジカメが入っていた。

 5年ほど前から使っていたデジカメのバッテリーカバーが閉まらなくなってしまっていたが、写真そのものが撮れないわけでもないので、その部分を荷造りテープで止めて使っていたのを見かねた息子が最新型のデジカメをプレゼントしてくれたのだ。
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 これまでのデジカメでも決定的な不自由はないが、次に買い換えるなら、その前はフィルムカメラは一眼レフのニコン<F-2>を使っていたので、できれば絞り優先のマニュアル撮影の出来るものがいいと思っていた。

 思ってはいたが、それは自分の頭の中だけで思っていたことで息子に話したことはなかったが、今日のサンタのプレゼントはコンパクトカメラのカテゴリーながら、一眼レフ並みのマニュアル撮影の出来るものだった。

 思えば私たちの世代が子どもだった昔にはクリスマスもサンタクロースもなかった時代で、自分のところにサンタが来てくれたことはなかったが、まさか70歳を過ぎてサンタのプレゼントが届くとは、長生きはするものだ。

「もーさんの時代はキリシタンが禁制の時代だったの?」
「そう、あのころは天草四郎と言う人がいてね・・・そこまで昔ではないわい!」

 ただ、デジカメと言ってもマニュアル機構を使いこなすには、190ページもある説明書を読んで勉強をせねばならない。

 おっと、その前にまず版画を彫りあげて年賀状の年内投函、仕事場の大掃除などなど今年の冬休みは宿題が多い。


北の将軍

2011年12月23日 | 家庭菜園

 北の将軍と言っても、最近のニュースで話題の人ではない。冬将軍のことである。

 12月になって全般的には暖かかった冬だが、クリスマス寒波とでも言おうか、今週はかなりの冷え込みで、毎朝畑に出ると霜柱が立っていて歩くと地面がバリバリと音を立てる。

Photo 今年は冬将軍の到来でここ数年行っていなかった麦踏みを久々にしてきた。

 
麦踏み
 私たちが子どもだった昭和20年代の冬の畑の風物詩としてどこでも麦踏みが行われていて「こうして麦は踏まれてより強く育つのだ」と根性論の手本になっていた。

 しかし、現実には霜で浮き上がってしまう根を踏むことによって安定させるのが目的だったようだ。

 平成20年代になると、麦自体が栽培されること自体が少なくなったが、温暖化の影響であまり霜柱の立つこともなく、麦踏みの風景などは見られなくなっている。

 ところで、私は何のために麦を栽培しているのかと言うと、ソラマメ、エンドウマメなどの北側に大麦を蒔いて、豆類を北風から守る役目をしてもらい、5月頃には切花、ドライフラワーとして楽しんだ後はスイカなどの敷きワラにするなど多目的に使っていたが、このタネをあげた菜園仲間のKさんはこの大麦をフライパンで炒って麦茶を作ったと言い、さらにKさんから種をもらった人は麦芽糖まで作ったというから、私も来年は真似をしてみようと思っている。

 もうひとつ冬将軍到来に期待をしていることに、紅芯大根がある。
 紅芯大根の甘酢漬けは運動不足でもたれた胃袋のお正月には欠かせない味だ。
Photo_2 絵袋の写真のように寒さに遭うときれいなピンク色になるのだが、ここ数年は冬の寒気に期待をしてタネを蒔いたが色付くことはななかった。

 この寒さがもう少し続けば、今年は久々にピンクの紅芯大根が収穫できそうだ。 


B 級アート

2011年12月18日 | アート・文化

 展覧会を開こうと海老名の市民ギャラリーに申込みに行くと、絵画、彫刻、彫塑、写真、工芸などのどの分野の展示ですかと尋ねられた。

 工作という選択肢がない。
 係員に尋ねてみると、じゃあ工芸ですねと言う。

 工作と言う分野で初めて展覧会を開いて、お客さんを呼ぶことが出来た事に関していささか自負心はあるが、工芸と言われるとちょっと面映い。

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相鉄ギャラリーでの展覧会風景

もともと子どもを対象にした展覧会のつもりだったが、最近は高齢者の視線が熱い。

 ましてアートだの芸術だのというつもりはなく、キッチュという範疇にも入らなく、私の作品を分類する的確なワードがなかった。

 しかし、言葉は生き物で、数年前まで存在しなかった言葉で短い間にたちまち市民権を得た言葉に「B級グルメ」と言う言葉がある。

 これだ!

 おもしろ工作を「B級アート」というカテゴリーに分類すれば理解してもらいやすいかも・・・。
 

 紙芝居、映画の看板、東京の銭湯のペンキ絵、地方の国道筋に置かれた警察官の形をした人形、他にもB級アートはまだまだありそうだ。

 そのうちB級アートの全国大会なんかに発展するかもしれない。
東京の人は銭湯のペンキ絵は全国的に存在する(した)文化のように思っているが、かって私が銭湯ルポのために訪ねた各地の銭湯でペンキ絵があったのは東京だけで、他の地域の壁面はタイル絵またはタイルのモザイク模様だった。
 


宇宙芋を食べてみた

2011年12月14日 | 家庭菜園

 ところで、宇宙芋(エアポテトとも言うらしい)とは秋になって蔓が枯れた後、大きなムカゴがネット上に引っかかっている様が宇宙からの訪問者のように見えるから、あるいは他の芋は可食部が地中にあるが、この芋の主な可食部が空中にあることからつけられた名前のようだ。
 ま、種苗会社が販促効果を期待してのネーミングような気もするが・・・。
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 ともあれ、この大きなムカゴはどんな味なのだろうか?

 ネットで検索をしてみた中に「どこかの直売所で売っていても買わないが、もらえば食べる」と言う微妙な記述があって笑ってしまった。

 で、自分でも食べてみた。
 サイコロ状にカットした宇宙芋にちょっと塩を利かせた炊き込みご飯。
 すりおろして、味噌で伸ばして千切りのニンジン、ゴボウなどを混ぜててんぷらにする。
 薄くスライスしてフライパンで焼いて軽く塩を振る。

 塩を振ったり、味噌味を付けたりということは、歯ごたえ、舌触りのヌル感が山芋系であることを感じさせるが宇宙芋自体はこれと言った味の特徴はない。

 とても美味しかったとは言えないが、癖のある味でも不味くもないから普通に食べられるがこれといったインパクトがない。
 
 売っていても買わないが、もらったら食べる言う記述がまさにぴったりの表現だった。

 この伝で言うと、私は来年も緑のカーテンとして栽培をするが、他人にまでは勧めない。


台風15号の後始末

2011年12月11日 | 家庭菜園

 9月29日の台風15号の後始末がやっとついた。

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関東地方を直撃した台風15号で倒れたままになっていたゴーヤと宇宙芋の蔓をはわせていた棚。

 壊滅的に倒れた棚の修理をするには、今年初めて栽培をした宇宙芋の蔓を切ってしまわねばならなかったので、宇宙芋が出来るまでこのままにしておいた。

 しかし、棚の中には宇宙芋の蔓を緑のカーテンとして直射日光を遮って栽培をしている食用ホウズキも心配だった。

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宇宙芋の蔓が少し黄色くなってきたので、いよいよ棚の解体を始めて1時間後。

蔓棚の中の食用ホウズキを傷つけないように、慎重に木枠を取り除いた。

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さらに作業を進めること90分、周囲のネットを取り外して、ようやく日光と追肥不足で徒長した食用ホウズキが顔を出した。

 食用ホウズキは小さな実をつけていたが、これはこれからの寒さで色くことはなさそうだが、鉢植えの樹だけは何とか暖かいスペースを作って宿根させたかったが、この二日間は朝の最低気温がマイナスになり、簡易ハウスを作る作業が間に合わないまま霜で枯れてしまった。