TVのニュースではときおり見ることがあったが、まさか自分の畑でその被害にあうとは思っていなかった。
トウモロコシの茎は折れ、器用に皮を剥いて食べるのは、鳥の仕業ではなくアライグマかハクビシンの食害の跡らしい。
この後スイカが収穫期になると、それも食害を受けてしまう。ネットで防除の情報を探してみると、電気柵が有効らしい・・・しかし、家から自転車で10分かかる距離の菜園まで届く電気のコードがあるのだろうか。
いろいろ考えた挙句、嫌な臭いで害獣を寄せ付けない方法がないだろうか・・・と、試みに夕方に蚊取り線香をトウモロコシの畝に置いて様子を見ることにした。
冗談のような防除法だったが、この蚊取り線香の臭いが効いたのか、あるいは害獣の方に別の事情が出来て私の菜園に来なかったのか、ともあれその日から食害は止まった。
ところがそれから数日後、隣の畑のHさんのトウモロコシが被害に遭っていた。
蚊取り線香の臭いを嫌った害獣は、Hさんの畑ではトウモロコシだけではなく、メロンも食害食べていた。
詳しい説明をすると話が長くなるので省くが、そのメロンの食われ方で害獣の正体ははハクビシンと察しがついた。