、夏休みに入ってからのこの一週間は高齢の私にとってはかなりハードな一週間だった。
もう10年以上も続いている当地のかかし祭りに参加をする地元の小学校の15チームのかかしつくりの指導だ。
それぞれの6~7人のチームで、作るかかしは一度に指導はできないから、毎日午前中に2チームの骨組みから藁人形までを作り、服を着せるなどの仕上げの作業は新学期早々に行うこととなる。
ところで、この期間はそれだけではなく、海老名市内の全小学校で展開されている「サマースクール」 からも声がかかっていて、今年はそのうち2校に行くことになっていた。
そして、さらに、団地の芝生の刈込みのアルjバイトもあり、すっかり処理能力が低下した私の頭の中は混乱を極め、芝生の刈込をしている最中に小学校から「もう子どもたちは揃って待っているから早く来てくれ」と電話がかかってきたり、芝生の刈込みの現場にヘルメット、水筒、防塵メガネなどに混じってスリッパを持って行くなどトンチンカンが続く。
そして、団地の芝生はきれいになったが、私の菜園は雑草までは手が回らず生え放題となってしまっている。
50坪の菜園はかろうじてトマト、キュウリ、スイカ、ゴーヤの一角だけの雑草は取り除いたが、それは畑全体の3分の1のスペースに過ぎない。
忙しい中でつい見落としてしまったキュウリはヘチマサイズにもなってしまった。
遅れてタネを蒔いたアップルゴーヤはやっとこのサイズの実をつけた。
アップルゴーヤと言っても形がアップル状ということで、まだ口にしたわけではないのだが味はやはりゴーヤ味なのだろう。
こうして、かかし作り、サマースクール、芝生といった三つ巴の混乱期は終わったが、8月19日から始まる作品展の制作は、すっかり遅れてしまっていて、この後れを取りもどさねばならないが、その前に横浜と八王子の子ども科学館での工作教室がまだ残っていた。
私の長い夏はまだまだ続き、これからが本番となる。