今の工作オジサン(工作員ではない)になる前、イラストレーションを描いていたころ、資料としていろいろな本を買いためていたが締め切りに追われていてそれを熟読している時間はなく、必要な部分だけ斜め読みをして、老後にゆっくり目を通そうと思って仕舞いこんだまま忘れてしまっていた本がいろいろある。
「嵐寛の世界」(池田書店・1977年刊)
「鞍馬天狗・角兵衛獅子」(朝日新聞社・1981年刊)もそんな中の本で、まずいときにこの2冊が出てきてしまった。
*展示用とイベント見本などを作るために机の上と同じように私の頭の中も混乱中。
まずいときというのは、2月1日・親子工作教室、2月6日・おとなの工作教室、9日・小規模ながら作品展示の準備のほかに代理店から夏のイベント売り込み用の作品見本が欲しいと頼まれるなど、この時期にしては珍しく多忙な日々を過ごしている。
出てきてしまった本を見ていると、小学生だった頃のヒーローだったアラカン(嵐寛寿郎)が見たいという衝動に駆られもう仕事どころではなくなった。
そんなIT音痴の私にホームページを作ってくれた友達が、YouTubeで鞍馬天狗が見られるよと以前に教えてくれたことを思い出し、検索してみると・・・鞍馬天狗・角兵衛獅子がヒットした。
ここで鞍馬天狗を見ている時間はないから少しだけ・・・と思いつつも、美空ひばりの杉作、月形龍之介の近藤勇が次々と出てくると小学校6年生の頃に見た記憶がよみがえり、90分の映画をついつい最後まで見てしまった。
YouTubeでは鞍馬天狗シリーズの他に、やはり嵐寛寿郎の右門捕物帳シリーズも見られるのかな? 困った。
いや困ったではなくて嬉しい、しかし今は見ていられない。
この多忙期が終ったらYouTubeで嵐寛寿郎をさがして見よう。
老後の楽しみがまたひとつ増えた。