昨夜、急に思いついたことがあって緊急手配!
♪ツー・ツー・トン・トトン・ツー・・・・・
いやモールス信号ではなく、私だって携帯メールくらい打てます。
「来年の工作教室で蒲鉾の板を使うので、おせち料理を作るときに出た蒲鉾の板を捨てないでおいてください」と婆ールフレンドたちにメールを送る。
*若い人たちはおせち料理などは作らないであろうから、あえて年配のお友だちにメールをしたのです。
2月の「おとなの工作教室」で空き缶の機関車<あ!機関車>を作る予定で、その台車に使う蒲鉾板を夏から集めていたが、なかなか思うように集まらなかった。
夕方になって、急に今日、明日は日本中でおせち料理を作っているだろうから蒲鉾板を手に入れるなら今しかないことに気がついての緊急メールの発信となった次第である。
方々にメールを送ってすぐに全員から、了解しましたという返信メールが届いた。
友だちを持つなら聡明で美しい婆ールフレンドに限る。
年賀状は昨日投函したが、まだ今年のうちにやっておかねばならないことが残っている。
まだ来年のことだからと思っていたが、2週間先の1月16日から台東区の区民講座「おとなの工作教室」が始まり、その完成見本と材料などを揃えて送っておかねばならない。
*材料の空き箱にしろ、ガラクタにしろ買ってくるわけにはいかず、これらの材料は日ごろ衣装ケースに溜め込んでおく。
*材料はここだけでは収まらず、一部は元農家の納屋にも置かせてもらっている。
全8回の講座では紙コップなどの購入できる材料もあるが、それにしても人数分揃えてセットをしておくのには、暮れも正月もなく材料倉庫にしている衣装ケースの中を引っ掻き回して揃え、足りないものは年内に調達しておかねばならない。
*これはガラクタ宇宙船を作る材料の一部。
工房の大掃除はその荷物の発送を終えたあとにしよう。
ただ、そのあとまたすぐにまるで棚卸しのように材料を部屋中に広げて数の点検をしなければならない事情も抱えているが、とりあえず目の前の差し迫った用件だけに集中しよう。
一昨年は大根の出来すぎで、暮れから1月にかけて大根キムチを次々と漬けたが、今年は白菜の出来がとても良かったのでこれでキムチを漬ける気になってきた。
*4,3kgと大きく育った白菜。
今から39年前に某誌の取材でノンフィクション作家の阿奈井文彦さんと四谷三丁目にあったモランボン料理学校に半年通って、阿奈井さんの文章プラス私のイラストで連載をしていたが、その後毎年作るのはユッケジャンスープだけだったが、一昨年の大根キムチに続き、この冬は少し白菜キムチにはまってみようと思っている。
*写真は40年近く前の取材ノートと当時のレシピ。
現役で仕事をしている間はとても読み返している時間はなかったが、今はこの取材ノートがゆっくりと楽しめそうだ。
*塩漬けをした白菜といろいろな素材を混ぜ合わせたキムチの具。
*白菜の葉の一枚一枚に具を塗りこんでいく。
*漬け込みを終えた白菜キムチ。
漬け終わったあと、手のひらについた具をなめてみる。
うまい!
これだけで十分にうまい漬け上がりが楽しみだが、漬け込んでから何日くらいしたら食べられるのだろう。
阿奈井さんに電話をしてみると、普通は3~4日すれば食べ頃だが、私はその日から食べ始めるし、1週間くらい寝かせてからの方が好きという人もあるから・・・。
そうか、では3日後まで冷蔵庫で寝かせておこう。
年賀状の版画を彫ろうと、版木を探して古い引き出しを開けると、こんなものが出てきた。
ゴム動力で走らせる船のおもちゃのスクリューなどのパーツである。
これを手に入れたのは今から40年ちかく前のことで、その当時でもこのパーツはもう製造されておらず探すのが困難だったが、世田谷の駄菓子屋兼文具店で偶然に見つけたものだ。
これは当時でもすでにもう製造されていない昭和時代のお宝で、現在では60歳以下の人では見たこともないであろう。
*スクリュー(プロペラ)
*左の腎臓のような形をしたパーツは潜水艦を作るときの潜水用翼、その右は船の舵、右下は動力源のゴム紐。
*これは約40年前に息子に作ってやった手作り潜水艦、上は未完成品
木片を削って船体を作り、剪定部分にオモリをつけてバランスを整え、スクリューをつける。
前の写真にある潜水用の翼は写真のように少し傾けて船体の前部につけると、スクリューの推進力で水圧がかかって船体が前に傾いて潜り、ゴムが伸び切って推進力がなくなるとポッカリと浮上してくるという単純だが優れたおもちゃだった。
子育ての中で息子と潜水艦を作って遊んだ詳しい話をホームページのブログ「遊びの歳事記」に書いています。
第15話/潜水艦つくりをご覧ください。