さて、遅れていた農作業も次第に遅れを取り戻しつつあり、畑も夏の野菜から秋冬物に模様替えの季節になってきた。
オモチャカボチャも今日最後の実を収穫した畝はブロッコリーの苗を植える場所に作り変え、
今年は早かった秋の到来で実の着きが悪くなってしまったオクラも撤去して、来年のタネ用として樹につけたままにしていたオクラを持ち帰る。
*タネ用としてはここまで(15cm)大きくするが、食用するときにはこの3分の1くらいで収穫する。
さて、 収穫を終えて仕立て直した畝には、秋野菜の定番であるいろいろなダイコンの種を蒔く。
コウシン(紅心)大根は赤く色づくには冬の寒さが必要で、ここ数年は温暖化の影響で赤くならないので作らなかったが、今年は秋の訪れが早かったことに期待をして久々にタネを蒔いてみた。
薄くスライスをした甘酢漬けは、お正月の御節料理や餅に飽きたころの口直しにとても美味しい。
遠野カブは、ダイコンではなくカブだが、絵袋の写真のようにダイコンに似た形状で、これを皮ごとすりおろしてそばの薬味として食するものだという。
辛味大根が好きで毎年数種の辛味大根を栽培していることを知っている岩手県の人がタネを送ってきてくれたものである。
清源三浦というのは、いわゆる昔懐かしい三浦大根の系統で、一般的な青首大根がおよそ36センチ前後になるのに対して、三浦大根は402センチにもなる大型大根で、青首大根のように手で引き抜くだけでは簡単に抜けず、農家の老齢化+消費者側の核家族化(少人数化)という双方の需給関係で、現在の青首大根が主流となり、神奈川県の三浦地でも三浦大根の生産量は1割程度という。
11月に下北沢から長芋掘りにやって来るカブスカウトの子どもたちに、長芋の他に大根堀りもさせていたが、今年はそんな大根の話をしてやろうと三浦大根のタネを蒔いておいた。
で、最後の耐病総太りが青首大根の代表選手。
能書きが長くなってしまったが、今日験し掘りをしてみたのはジャンボ落花生。
写真ではあまり大きさが伝えられないが、普通の落花生の1.5倍くらいの品種で、枝豆のように茹で落花生にしてアイスコーヒーを飲みながら食べるのは下戸の私だけで、普通の人はビールでやるのが最高!らしい。
「別に用事があったわけではないけど・・・」と前のブログをアップしてからもう2週間以上も更新していないことを心配してくれた友人がまだ生きているかどうかを確認するために電話をして来てくれた。
友達というのはありがたいものだ。
そんなこともあって、他にも私の生死を気にかけていてくださる方もあろうかと、幸いなことに台風16号の余波による雨のち晴れの今日で予定の作業中止というラッキーな空き時間を利用して、しばらくぶりのブログの更新です。
ついこの前の8月の11日から9日間も超多忙でブログを書いていられなかったこともあったが、今回はそれを上回る15日間もブログ不在となってしまっていた。
土壌消毒というのは、やることは単純だからと高をくくっていたが、大いに手間のかかる作業で、予想外の日数がかかってしまったことに加えて、横浜市の磯子区幼稚園協会の先生方の工作研修、私が自分で主宰しているおとなの工作教室の準備と指導。さらにこの1週間は団地の*G-3が請け負っている芝生の刈り込み作業が始まって、ブログの間が長くなっていることの自覚はあったが、更新記事をアップする気持ちのゆとりが持てなかった。
*G-3というのは、団地の草刈をしている仲間たちでジースリーと読むのではなく「爺さん」と読みます。
実は、もう一つの遅れのファクターとして今年になって2度目の飲酒もあった。
酒を飲むなんてことくらいは、普通の人にとっては極当たり前のことだろうが、私は酒を飲むのは1年に3~4回といったところで、そんな私がこの多忙な時になぜ飲んでいたのかというと、先週の土曜日に横浜こども科学館でJAXAの名誉教授・的川泰典博士の小惑星探査機はやぶさ・2に関するトークイベントがあり、この講演を聴きに行ったあとに博士からのお誘いを受けて洋光台駅前の居酒屋でトークイベントならぬジョークイベントでつい時を過ごしてしまったこともあった。
この時期にはどんな美女の誘いでも断りますが、博士のお誘いだけは断りません。
宇宙やロケットなど専門の話だけでなく、ジョークあり、三面記事的な話題にも精通しておもしろく、何よりも人間的な魅力の深さがたまりません。
酒ではなく立ち食いそばにだって女性がもーさんをを誘うことはないだろう・・・。
私も歳をとったら、博士のようなおおらかで心優しい人物になりたい。
お前は、もう十分に歳をとっていて、今から心がけたってもう間に合わない。
もうーさん、それは薬ではどうにもなりません、土の中の病原菌が悪さをしているので、土壌消毒をしないと・・・。
懇意にしている種苗店の社長に言われた土壌消毒というのは、この夏のメーン野菜のトマトに異常が出て相談に行ったときのことだ。
*トマト、ナスの青枯れ病
家庭菜園をはじめて20年以上になるが、初めてのトラブルだった。
接木の苗、実生の苗(接木でない苗)も、挿し芽で増やした苗を併せて40株ほどのトマトを植えていたが、次々に枯れ始めて、実が付かなくなってしまい、それほどの収穫も無いままに、8月の半ばには全部を抜いて焼却処分をしてしまった。
中玉のトマトはまだまだ10月までは収穫できる予定だったのに・・・。
まず株を抜いた後に有効微生物を混ぜた完熟堆肥と米ぬかをタップリ撒き、土を耕しよく混ぜ、タップリの水をかけたあとは、土の表面に透明ののビニールをかけて太陽熱プラス微生物の急激な繁殖による発酵熱で土の中の温度を70~80度まであげて、病原菌を殺すのだという。
文字で書けばこれだけだが、15坪ほどの地面をスコップで2段の深さまで耕すのはなかなか容易なことではない。
なるべく気温の高いうちに済ませなければならない作業だが、今年は夏の終わりが早く、10日かけてようやく15坪の消毒作業を終えたが、これから土の中で起こる発酵がおわるまでに20日から1ヶ月がかかる。
9月6日にから当地のかかしまつりが始まった。
こんなドサクサがあって結局自分のかかしは出品できなかったが、例年の通り地元小学校のかかしつくりのボランティアはなんとか時間のやりくりをして果たしてきた。
15坪の土壌消毒は全体の4分の1に過ぎないが、今回はこれでエネルギーが尽きた。
しかし、この消毒は青枯病だけではなく、ネコブなど他の病原菌や害虫も一斉に駆除も出来、雑草のタネも死滅させられる可能性もあるようで、秋からのタネ蒔きや植え付けが楽しみになってきた。
毎年この時期(9月の第1日曜日の頃)になると同じ話を書いていて、歳をとると何度も同じ話をすると思われそうだ。
確かに私も長年憧れてきた後期高齢者までのカウントダウンは残り82日となったが、それゆえに同じ話を繰り返しているのではなく、たまたま9月の初めのころは身近に話題が無く、ついついブログの間隔が長く空いてしまうために、それを避けるための埋め草として今年も同じテーマの話になってしまったのです。
前置きがながくなったが、昨日所用があって下北沢まで出かけてきた。
街のあちこちでは神輿の準備をする光景と商店街のあちこちに貼られたポスターが目に入り、すっかり忘れていたが、明日は北澤八幡の例大祭だったことに気付かされた。
改修中の下北沢駅の通路、花屋、床屋、寿司屋の店頭に貼られたポスターはまだまだ続くが、このポスターは私が世田谷から海老名市に転居をしてくる前に描いたもので、もう25年程前のものだが、その後に2点の絵を追加して、都合3点のポスターが毎年交代で順繰りに印刷されている。
セブンイレブン、ローソン、酒屋、洋菓子店、食品スーパー、クリーニング店、居酒屋、リサイクルショップなどなど。
そして商店だけではなく民家にも。
昨日の北沢八幡も商店街もはまだ普通の人通りだが、今日の午後からは先ず子どもたちがやって来て、やがて夕方ともなると家族連れ、若者たちであふれる街となる。
*この記事は昨日(5日金曜日)打ち合わせに出かけた下北沢の街の風景ですが、帰宅が遅くなって記事のアップは本日(6日)になりました。
そしてクライマックスは7日、バス通りも交通を規制しての10数基の神輿の宮入りは壮観。
お祭り当日の 賑わいは、下記のアドレスから世田谷百景をご覧下さい。
http://www.geocities.jp/the_traveler_of_wind/setagaya/s100k/001_010/010_setagaya.htm
すっかり祭りの準備を終えた北澤八幡は何事もないように静かだ。