もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

バラフの初収穫

2008年05月31日 | 家庭菜園
 デパ地下や高級スーパーなどで見かける新野菜と言われるが、私はまだ市販されているバラフを見かけたことがない・・・というより高級スーパーとやらには行ったことがない。W←バラフは土中の塩分を吸い上げて、塩味のする野菜ということだったが、ほのかな塩味しかしないのは、普通の土で栽培をしているからかも・・・。
 海水と同程度の塩分で水耕栽培が出来るというから、今度は粗塩で作った塩水を撒いた栽培を試してみよう。


 バラフと言う名称は佐賀大学農学部の登録商標ということで、一般名称としては<アイスプラント>と言うらしく、販売業者によってプッチーナ、また葉の表面にキラキラと輝く水滴状の形態からクリスタルリーフとも称するようだ。
 栽培法もあまり公開されていなくて、手探りで栽培をしたものだが、2月の中ごろにタネを蒔き、発芽率が低く、5月下旬にやっと数株が食べられるサイズに育った。

 とりあえず生でサラダとして試食をしてみた。
 見た目はサボテンのような癖のある味の野菜かと思っていたが、バラフ自体には匂いも味の癖もなく、どんなドレッシングにもよく馴染み、みずみずしさとシャキシャキした食感は誰の好みにも合いそうな新野菜だった。

 サラダの他にちょっと冒険をしてラーメンに入れてみたが、これも合格!
 炒めもの、テンプラにも向いているそうだが、何しろ初物でいろいろな食べ方を試すだけの素材の量がない。
 頭を摘むと脇芽が伸びて来るようなので、来月に収穫量が増えたらいろいろな食べ方にチャレンジをしてみよう。





工房の模様替え

2008年05月24日 | 雑記
 昨年の夏、工房を自宅内に移して一応の引っ越しを終えていたが、作品を入れた段ボールが部屋の半分を占め、本棚、机、パソコンなどを置くと、人間は私一人がやっと入れるだけのスペースしかなかった。

 その状態で9ヶ月が過ぎ、手狭ではあるが取りあえず仕事はこなせたが、仕事の打ち合わせのスペースもなかった。

 そんな状態の中で昨年の9月に「ぶらり途中下車の旅」というTV番組から<小田急線の旅>で取材をさせてほしいという依頼の電話があったが、とてもTVクルーの入れるスペースなどがないから断った。
 しかるに、12月になるとまた同じ番組で今度は<JR相模線の旅>で取材をさせて欲しいと言って来たが、これまたお断りをする他なかった。
 * 海老名市は人口12万人程度の街ながら、南北に長い地形上JR相模線、小田急線、相鉄線の3本の路線が走り、駅の数は市内に7つもある。

 せめて仕事の打ち合わせくらいは出来るスペースを作らねばと思ってはいたが・・・。
 ゴールデンウィークの前に、娘の一家が車に18個ものプラスチックの衣装ケースを積んで工房の模様替えの応援に来てくれた。

 これまでの9ヶ月間、もうこれ以上のスペースを作ることは出来ないと思い込んでいたが 二人の小学生の孫も手伝ってくれて、大小サイズがバラバラだった段ボール箱に入った作品を同じサイズの衣装ケースに移して効率良く積み上げると、たった一日でTVのクルーは無理でも3人くらいの来客なら対応が出来るスペースがあらわれてやっと工房の引っ越しが暫定状態から脱して完了した。
W
無駄な空間がなくなって、広いスペースが生まれた工房

 魔法のようにたちまち出現した空間を眺めながら、日本のサラリーマンを通勤ラッシュから解放出来るかも知れない画期的なアイデアが浮かんだ。

 朝夕のラッシュの電車も、いろいろなサイズの人間がごちゃ混ぜになって乗るから混雑するのではないだろうか。
 そこで、体型別に1~2両目はウエストサイズが60cmまでの人、3~4両目はウエストサイズが70cmまでの人・・・・とサイズ別の乗車をすれば効率良く詰め込まれて、おっ! 今朝は電車すいてるね・・・なんてことには・・・な・ら・な・い・だろうかな?
 ダメか こりゃ!!



ついでに新橋

2008年05月17日 | まち歩き
「こちらに出て来る予定でもあれば久しぶりに軽く一杯やりませんか?」
 昔<面白半分>の編集者だったTさんから久しぶりに電話があった。

 わざわざ行く程でもないが、上京?のついででもあれば行ってみたいところがあったから、Tさんの誘いはもっけの幸いと新宿で待ち合わせることにした。
 ついでに行ってみたいところとは新橋にある香川、愛媛の二県共同のアンテナショップ<せとうち旬彩館>である。
 ここで半生タイプの讃岐うどんを買いたくて予定の時間より1時間早めに家を出た。

 先週のはじめは台風二号の接近で、北側の高気圧から寒気が関東地方に流れ込んで3月の気候に戻ってしまい、寒い夜には旨い煮込みうどんを食べたくなったという次第である。

 東京は便利な街で、あちこちに地方の物産館があっていろいろ美味しいものが手に入る。
 新橋には他にも<いわき・ら・ら>(いわき市)もあり、銀座に足をのばせば<かごしま遊楽館>、<銀座熊本館>、<いわて★銀河プラザ>、沖縄の<銀座わしたショップ>もあり、有楽町駅前の交通会館の中には<北海道どさんこプラザ>、<花まるっ秋田ふるさと館>、<いきいき富山館>、<わかやま喜集館>、<むらからまちから館>などが集まっている。
 他にも都内には<あおもり北彩館><やまがたプラザゆとり都><おいでませ山口館>などなどほぼ全国の物産、工芸品、観光情報を手に入れることが出来、私は上京?のおりにはこれらの物産館の何軒かを回って来るのが楽しみだ。
 
 そうだ!新宿にも話題の<新宿みやざき館>があり、その隣に<広島ゆめてらす>もある。
 新宿でTさんと旧交を暖めたのちに、この2館にも足を運んでみた。
W この日の旅行?の土産 



箱入り娘のそら豆

2008年05月12日 | 家庭菜園
W大 麦に囲まれた中で育つそら豆

 5月に入りそら豆がぐんぐん大きく育ってきたが、そら豆の栽培で手を焼くのがアブラムシだ。
 新芽の部分はびっしりとついたアブラムシで気持ちが悪くなるくらい真っ黒になるだけでなく、ウィルス病にかかって実の部分も育たず食べられなくなる。

 昨年ある偶然からそら豆のアブラムシを防除できるかも知れない栽培法を見つけて今年はそれを確かめるための栽培をしている。

 昨年は春から初夏にかけての多忙でほとんど畑の手入れが出来ず、そら豆の畝は雑草のカラスムギに覆われてしまっていた。
 しかし、雑草に覆われたそら豆はアブラムシから身を守ってもらっていたようで、収穫期にはきれいな姿で育っていた。

 野菜より雑草の方が伸びてしまうというのは野良者としては不名誉な話だが、怪我の巧妙とでも言おうか結果的に箱入り娘のように育ったそら豆には悪い虫がつかずに済んだ。
 そこで今年はそれを検証してみようと、そら豆の畝の周りに意図的に大麦を蒔いてみた。

 風に乗って飛んで来るアブラムシは、他の昆虫と違って風に逆らって自力で目的の植物に飛来をするのではなく、たまたまたどり着いた植物で繁殖をすると考えるのが妥当だ。

 ならば、風に吹かれてそら豆にたどり着く前に、障害物になる植物があればアブラムシは遮断出来るのではないか?と考えたのだ。

 そして、今のところ狙いは当たっていたようで、そら豆より少し背が高く、適度のすきまで風通しや日光を遮らない程度に育った大麦はやはりアブラムシからそら豆を守ってくれたようで、今年もおいしいそら豆が食べられそうだ。

 ガードマンの役目を終えた大麦は食用ではなく、一部は切り花、ドライフラワーとして楽しみ、残りはそろそろ蔓が伸びはじめたスイカ栽培の敷きわらになる。
 




渋谷のモーゼ

2008年05月03日 | 雑記
W 今も昔と変わらぬ渋谷駅前のスクランブル交差点の混雑




 連休の直前に渋谷で仕事の打ち合わせがあり、相手の指定した喫茶店に出かけた。
 1◯9(イチマルキュー)から道玄坂を少し上がったところに・・・。
 電話を聞いたときには道順も喫茶店の名前もメモっておいたが、家を出るときにはそのメモを忘れて出てしまった。

 カタカナを並べた店の名前はさっぱり忘れてしまっていたが、映画館のわきのエスカレーターを上がって・・・という道順だけはどうやら憶えていて、5分程約束の時間に遅れて目指す喫茶店にはたどり着いたが相手はまだ来ていなかった。
 
 30年前に同じ渋谷で似たようなことがあった。
       
「モーゼって喫茶店を知ってる?」
「あ、そこなら知ってる、じゃあそこで明日の3時に会いましょう」

 当時の井の頭線・渋谷駅の北側から道玄坂の一郭は小さな喫茶店やパチンコ店が点在していて、モーゼもその中にあったと思う。
 たまたまモーゼを知っていたのは、数日前に別件の打ち合わせでハチ公前で待ち合わせた人と入った喫茶店がモーゼだった。

 ところが約束の時間を10分を過ぎても相手は現れない。
 とうとう30分を過ぎて、ちょっと不安を感じてウエーターに尋ねた。
「渋谷の喫茶店でモーゼ と言う名前に似た喫茶店はありますか?」
「それは多分 十戒でしょう」
 ウエイターは即座にそう答えた。
「・・・・・・ン!」

 そうだった、待ち合わせの喫茶店は<十戒>だった。
 相手が十戒と言ったのを、私の耳では自分の知っている範囲の情報だけで勝手に判断をして<モーゼ>と早とちりをしていたのだった。
 当時は携帯電話を使っているのはウルトラマンの科学特捜隊くらいのもので、喫茶店の電話番号がわからないから相手には連絡をする手段はない。
 幸いモーゼのウエイターが<十戒>の場所を知っていたので、簡単な地図を描いてもらい息せき切って駆け付けた。

 今回もまた同じような間違いをしているのでは・・・。
「この近所に映画館の横のエスカレーターを上がったところにある喫茶店って、他にもありますか?」
 喫茶店の店員にそう尋ねたとき、私の携帯が鳴って打ち合わせの相手から少し遅れると連絡が入った。