石舞台古墳
昨日、御所市(奈良県)での工作教室を終えて近鉄線、新幹線、小田急線を乗り継いで家に帰ってきたときは、もう15分もすれば今日になってしまう時刻だった。
心地よい疲労で熟睡して眼がさめると、脚が筋肉痛になっていた。
工作教室で筋肉痛になるほどヤワな身体ではない。
原因は日曜日朝からの工作教室の為に土曜日の内に奈良入りをするが、その前日入りの時間を早めてお昼頃には奈良に着いて高松塚古墳を訪れ、そこから足を延ばし石舞台、岡寺、酒船石、飛鳥寺、曽我入鹿の首塚など明日香村の一帯を4時間ほどかけて歩き回ってきた(徘徊ではない)。
17年前にきたときには、時間効率をあげねばならずタクシーを使っての移動だったために、それぞれの古墳、遺跡は点でしか把握していなかったが、今回のハイキングではじめて明日香村が線でつながってきた。
飛鳥コースだけでも、まだまだ見逃したところの方が多いが古代史にはまると抜けだせなくなりそうだ。
今は江戸にはまっていて、江戸歴史散歩の会というオフ会で江戸の町を歩いているが、これに加えて大和朝廷まで歩くには私に残された時間では足りそうもない。
今朝の筋肉痛は一昨日の明日香村ハイクのときのものだが、昨日の工作教室のときにはまったく筋肉痛はなく、午前一回、午後2回それぞれ2時間づつの教室を元気に行ってこれた。
歳をとると筋肉痛は数日後に出て来るという他人の話は笑って聴いていられたが、自分でそれを体験してしまうのはちょっと寂しい。
筋肉痛こそあるが、今朝は何か久々に時間に追われることのない開放感がある。
奈良での工作教室が終わっただけでなく、地元の小学校の生徒たちが参加するかかしまつりの手伝いも、今週末に出かける香川県での工作教室の材料揃えも奈良へ行く前に済ませてもう送ってある。
家庭菜園雑誌の取材も奈良へ行く直前になって、9月になってからにしましょうと変更になった。
1400年の時空を越えた飛鳥路を歩いてきたら、私の工房にわずか3~4日だが時間に追われることのない空間が出来ていた。
しばしこの空間を楽しもう。
飛鳥寺