いろいろの雑事もほぼ片付いて、今年最後の野良仕事。
先ずは長芋掘り。
最低気温マイナス3,8度という朝は、もう10時というのに日陰の部分にはまっ白な霜が残っている。
午前、午後3時間かけて大小7本の山芋を掘りあげた。
続けて大根を抜くが、これは山芋ほど手もかからずただ引っこ抜くだけ。
*左側の丸いのはカブではなくて聖護院大根。
続けてもう一箇所の畑に移動する。
*左から小ぶりの赤い大根と緑色の大根は共に辛味大根で、そばの薬味には絶品!!
青首大根の右側はホウレン草。
これらの野菜はこれから下北沢の神社で徹夜でかがり火奉仕をするボーイスカウトのリーダーたちへの差し入れに持って行きます。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
12月27日・年賀状の木版を彫り終えて、借りている畑の地主さんのところに年末の挨拶に出向いたその帰り道・・・・。
朝から厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな空から一筋の強い光が地上に注いでいる。
バッグからカメラを取り出す間に光はどんどん薄くなり、どうやらこの写真だけは撮れた、しかし2枚目のシャッターを押そうとしたときにはもう消えてしまっていた。
光の差す方向には我家がある。
これは何らかの吉兆か、・・・。
はたまたこの光の届いた家でちょうどこの時刻に一人の赤ん坊が生まれ、後の世の・・・などなど妄想しながら年賀状のプリントをすべく家路を急ぐ。
12月28日・年賀状の元日配達の締め切りには間に合わなかったが投函を済ませ、いろいろ買い物に出かける。
12月29日・ようやく仕事部屋の掃除をはじめるも、どこから手をつけていいのかわからない。
とりあえず紙のゴミをより分けると、中くらいの段ボールがいっぱいになった。
狭い部屋ではそのダンボールが邪魔だから、畑に持って行って燃やす。
携帯電話の普及で、今ではほとんど用のないものとなってしまったテレホンカードだ。
もう20数年前のもので、2枚とも殻つき落花生で私が作った人形が使われている。
ほかにも他人が見れば、ただのゴミに過ぎないものも私にとってのオタカラがいろいろと出てきてなかなか掃除がはかどらない。
がんばらなくっちゃぁ!
暮れのおせち料理を作る30日、31日は1年のうちで一番たくさん蒲鉾の板が捨てられる日だ。
そのことを昨年の暮れの30日になって気がつき、あわてて婆ールフレンドたちにメールをしてとって置いてもらったものだった。
10月から試験的に開講している「大人の工作教室」の来春からの本格的運営に備えて、急には集められない素材をそろえておく必要がある。
夏に多い工作教室ではあまり出番はないが、一年中行う大人の工作教室では、お雛様
そのお雛様を飾る台として、蒲鉾板はちょうどいい。
また 子どもの工作教室ではちょっと難易度の関係上あまり指導の機会のない空き缶を使って作る「機関車」の車台にも使う。
それも1輌の機関車に板は2枚必要になるから、これらの需要に間に合わせるには、あらかじめ集めておかねばならない。
そのほかに、発泡スチロールをサンドペーパー(紙ヤスリ)で削って形作る作業には、ペラペラしたサンドペーパーを板に貼り付けて削った方が作業効率が良くてきれいに仕上がる。
そんな目的で来年に使う蒲鉾板は今年に増して需要がありそうだが、おせち料理を作る家庭は年々少なくなってきている。
時期的には少し遅くなったが、今日は菜園仲間の収穫祭。
連日の曇天、雨天だったが、今日は4日ぶりの久々の晴で未明こそマイナス2度にもなったが、日中の気温も11度まで上がり、日光が心地よい。
野良仲間だが海人でもあるOさんはこの寒さにもめげず昨日は湘南の海に潜ってサザエを獲ってきてくれた。
*海のボランティアをしているOさんは地元漁協の了解を得ています・・・念のため
さらに暖かい本格的なおでん+漬物アラカルト・・・・。
アルコール系の飲み物の用意を忘れていたが、最後にやって来たMさん夫妻がノンアルコールながら缶ビールの差し入れ。
そこで思わず全員で合唱が始まった・・・・。
野良人 こぞり~て 酒は~来ませ~り~・・・
*クリスマスも近いことゆえ、こんな駄洒落はいかがでしょう?
ところで、前日から仕込んでおいた私のユッケジャンスープも好評で、完食となりました。
昨日はもう20年も長芋掘りに招いているボーイスカウトの結団60周年のお祝いに招かれて下北沢まで出かけてきた。
その前日は住んでいる団地のクリスマス会の手伝い。
そのほか来年の2月、3月のいろいろな催事、工作教室の打ち合わせなどが重なっていたが、やっと雑用から開放されて天気も気分も日本晴れ!
といって、のんびりともしていられないのは、年賀状だ。
明日からは年賀状作りに専念しよう。
私の年賀状はこのパソコンの時代に毎年木版を彫っている。
手持ちの版木を探すとまだ11枚も残っていた。
この版木は自分で買ったものではなく、もう30年位前に当時すんでいた世田谷にあった駄菓子屋のお婆さんが、店をたたむときに私にくれたものだった。
「もうお店をやめるけど、あなたにあげるのが一番有効に使ってもらえると思ってね」とこの版木の他に、模型飛行機の材料だの、竹ひごだのいっぱいもらったものの一つで、年に一枚しか使わない私にはまだ11枚もある版木は使い切れないかの知れない。
版木と一緒に出てきた紙切れには「板 90円」と書いてあった。
30~40年前の売値だったのだろうが、現在ではいくらするのだろう?
いやそれより版木を売っているところを探すのが大変かもしれない。