もともとは田んぼに水を引くための小川だったのだろうが、今では団地の中に護岸整備もされ雨水の排水路があり、そこでこんな光景が見られた。
9羽のヒナを連れたカルガモである。
あまりの可愛らしさに水路の両岸から何人もの人が見ているが、カルガモの親子は悠然と泳いでいる・・・かのように見えるが、実は写真を大きくしてよく観ると、ヒナはともかく、親鳥は相当なストレスを抱えていることがその表情から読み取れる。
n・・・なわけはない!
カモの表情などは読み取れないが、子連れでないカモはこうして岸から水路を眺めているだけで飛び去ってしまうことから考えれば、こちらから見て一見のどかな風景も、相手の側からはかなり緊張をはらんだ場面に違いない。
或る時、自分が船酔いをすることを同時に思い出して、「ああ、ヨットなんて、乗ったら、大変なことになるんだ!」、なんて気がつきました。
鴨の親も、「我関せず」の「傍若無人」なだけ、と思っていましたが、そうですね。きっとハラハラしながら、子育てに励んでいるんでしょうね。