もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

七〇の手習い

2017年02月23日 | パソコン

 語呂が悪いから、タイトルには70の手習いとしたが、正確に言うと77歳の手習いである。 
 私もパソコンを使いだしてもう20数年になるが、当時はイラストレーターという職業ながら、お絵かきソフトで絵を描くことはなかった。

 
 今更ながら、この歳になってお絵かきソフトを使ってみようと思ったのは、やはり時流に遅れまいとすることより、そんなことをして遊んでみたい・・・といった気持ちのゆとりのようなものである。

 フリーソフトのGIMPをダウンロードをしてみた。
 ちょっと気の利いた今どきの中学生でもこれで絵を描いているのであろうが、高齢者の私にはこの使い方が皆目わからない。

 私には線描きからパソコンで描くのは到底無理だから、冒頭のカヌーの絵は昔取った杵柄とやらで手描きの絵をスキャナーで取り込んだものだが、ベタ塗りの彩色ならソフトを使った方が早そうだ思っていた。



 バケツのツールで日焼けをしたO氏の肌色を流し込むと、面白いように顔も手も足も一瞬で色が着いた。
 ・・・と思ったのは間違いで、黒い線の際にかすかな白い部分が残る。
    
 画像をアップしてみると、原画では黒い線だけで描いたつもりの絵だったが、線の周囲のタッチのカスレなどは微妙なグレーゾーンとなって残ってしまっていた。 
 
 夜中の作業で、電話で尋ねる人もなく、とりあえずドットの一つ一つをブラシツールで肌の色に置き換えていく。
 数時間に及ぶ作業で、投げ出したくなるがここは執念で仕上げた。

 夜が明けて、近所のデザイナーに訊いてみると、レイヤーを使えばいいんだと教えられたが、電話でレイヤーの使い方を習うには私の技量が幼稚過ぎるので、やむなくここは時間がかかってもドットつぶし作戦に 徹することにした。


 
しかし、しかしだ。
 こうして執念で仕上げたイラストも、出来上がってみるとなんと上の絵のように、小さな小さな絵になってしまっていた。
 なぜだ・・・!

 パソコンの先生に通信教育(電話)で指導を仰ぐと・・・。
 それは最初に仕上がりサイズの設定をしておかなかったせいで、今から直しようはないから、また最初からやり直しと冷たく言われてしまった。

 ここで折れてしまっては、ここまでの苦労は何だったのかということになるので、気を取り直して再挑戦・・・あのドットつぶしの悪夢の再来だった。
 
 そして数日後、ついにやった!
 ついに克服をしたぞ。

 そこへ今度はO氏からメールが入り、カヌーの絵が出来上がったら、もう一枚ヨットの絵も描いてほしいという。

  今度はパソコンの先生の所に行って、レイヤーの使い方を習ってから描くことにしたが、今度も白黒の原画だけは先に手描きで仕上げておくことにした。


 さて、最後の写真は依頼主のO氏だが、似ていますか?
  


トマトキムチ

2017年02月20日 | グルメ

「あー、食いたいなぁ、旨いキムチが・・・」
「トマトのキムチも旨いんだよね」
 入院中だったノンフィクション作家の阿奈井文彦さんと生前はそんな電話やメールのやり取りをしていて、一昨年だったか、12月の中ごろに療養先の焼津に、手製のキムチを持ってお見舞いに行ったことがあった。
 

  しかし、駅まで迎えに来てくれた阿奈井さんの弟さんから、病院食以外のものを食べさせてはいけないほどに病状は進んでいたことを知らされ、やむなくそのキムチは弟さんに持ち帰ってもらったが、阿奈井さんは翌年3月に旅立って逝った。
 
 上のイラストは約40年前に阿奈井さんと共に取材で半年間料理学校に通って掲載した一部で、一番手前、左側が阿奈井文彦さん。
*タイトルが韓国料理ではなく朝鮮料理とあるのは、たまたま取材に応じてくれたのが北系の学校だったというだけです。 

  さて、前置きが長くなったが、この冬もやはり畑の白菜の収穫を待ってキムチをつけることになり、年が明けて2度目のキムチは久々のトマトキムチとなった。
 
 さて、午後8時、昼のうちに買い求めて置いた材料と40数年前のボロボロになった取材ノートを広げ、YouTubeでグレンミラーのスイングジャズをBGMにかけて・・・
 万全の用意が整ったと思ったが、なんとしたことか大根がない。 
  
 やむなく、懐中電灯を頼りに畑に行く。
  自分の畑でも、真っ暗な中で大根を採って来るのは、誰かにとがめられそうで気が引ける。
   
 それぞれの素材を切ったり、すり下ろしたりして、さらにいろいろな調味料をもみ込むように混ぜ合わせる。
*韓国ではこのようにいろいろな材料を合わせて作る調味料をヤンニョムというらしい。 
 
 よく混ぜ合わせたヤンニョムを少し口に入れる。
 うまい!
  ヤンニョムが旨ければ、キムチはもう旨いに決まっている。
 
 白菜キムチはこのヤンニョムを下漬けした白菜に塗り付けるように白菜の葉の一枚一枚に挟み込んで、あとは冷蔵庫で数日寝かせるが・・・
 美味しくできたヤンニョムは右側の四角い容器の写真の中身のような色に仕上がる。
 トマトキムチは、出来上がったヤンニョムと一口大にカットした新鮮なトマトを和えるだけですぐ食べられる。

 ヤンニョムはそれだけを熱いご飯に乗せるだけで、たまらなくおいしい。
 それに大玉トマトの旨みと甘みが加わるのだから・・・
 名古屋弁で言うとどえりゃあうみゃあでいかんがねということになる。

 トマトキムチなんて見たことがない・・・という人がいる。
 そういえば、私も売っているのを見たことはない。
 おそらく、水分の多いトマトのキムチは日持ちが良くなくて流通に乗りにくいのかもしれない。


YouTubeに・・・・

2017年02月03日 | 展覧会

 もーさん、前回のブログの更新をしてから、もう1か月になるけど、どうかしちゃったの?
 ・・・と友人のYさんが訪ねて来てくれた。

  いやいや、どうかしたってぇわけでもないが、人間、歳をとりますてぇと時の過ぎるのが気にならなくなるといいましょうか、あれから何日ってえことが・・・などと突然に六代目の圓生の口調になって弁解を始めたりしだしましたが、いえ、何、いろいろお話をしようと思っていましたが、1月はいろいろなことがありまして、何から話そうかと迷っているうちに・・・・その~早い話が・・・

 どこが早い話なんだい、本当にじれったいね、順番なんぞはどこからでもいいから、とりあえずなんか書いておくれよ。 

 
そんなわけで、私もつい先ほど聞いたばかりの新着ネタから・・・
 YouTubeでゴトー孟のおもしろ工作展ってぇのを検索すると昨年の夏の展覧会の様子が見られるということで、私自身も初めて見る話なんですが・・・。 
 
 私の友人のIさんてぇ人のそのまた知人という人がアップをしてくれたようです。
 

 私もYouTubeでグレンミラーをBGMとして聴きながら 仕事をしたり、昔の時代劇などを観たりしているが、自分の物が出てくるなんてぇのはちょっと気恥ずかしいような、怖いような・・・。
  
 次回はあまり間をおかないように更新します。
  

・・・というわけで、まずは私の展覧会風景でもご覧ください。