ところで、宇宙芋(エアポテトとも言うらしい)とは秋になって蔓が枯れた後、大きなムカゴがネット上に引っかかっている様が宇宙からの訪問者のように見えるから、あるいは他の芋は可食部が地中にあるが、この芋の主な可食部が空中にあることからつけられた名前のようだ。
ま、種苗会社が販促効果を期待してのネーミングような気もするが・・・。
ともあれ、この大きなムカゴはどんな味なのだろうか?
ネットで検索をしてみた中に「どこかの直売所で売っていても買わないが、もらえば食べる」と言う微妙な記述があって笑ってしまった。
で、自分でも食べてみた。
サイコロ状にカットした宇宙芋にちょっと塩を利かせた炊き込みご飯。
すりおろして、味噌で伸ばして千切りのニンジン、ゴボウなどを混ぜててんぷらにする。
薄くスライスしてフライパンで焼いて軽く塩を振る。
塩を振ったり、味噌味を付けたりということは、歯ごたえ、舌触りのヌル感が山芋系であることを感じさせるが宇宙芋自体はこれと言った味の特徴はない。
とても美味しかったとは言えないが、癖のある味でも不味くもないから普通に食べられるがこれといったインパクトがない。
売っていても買わないが、もらったら食べると言う記述がまさにぴったりの表現だった。
この伝で言うと、私は来年も緑のカーテンとして栽培をするが、他人にまでは勧めない。