もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

高齢者向けの工作

2012年01月26日 | 工作

 アクセス解析によると、年明けから<高齢者向きの工作>というフレーズでこのブログにたどり着かれる方が毎日20カウント前後あるが、昨日はそれが40を越えた。
 おそらく工作をしてみたいという高齢者自身の検索ではなく、施設でお年寄りの介護をされている方々による検索だろうと思う。

Photo  ただ、このブログは「おもしろ工作ランド」というホームページに付随をしたブログで、工作の作り方はここではほとんど紹介していませんので、そのページの前後を開いてもらってもあまり工作に関する記事は出てきません。

 シニアの工作をお探しの方は「おもしろ工作ランド」の方にお回りください。
 おもしろ工作ランド→「展示室」はアイデア工作のいろいろがあります。
 →「実習室」はその作り方です。

 おもしろ工作ランドは、本来は子どもを対象にして作ったホームページですが、この工作の持つ方向性がはからずもシニア向きの工作としても介護の仕事をされている方のお役に立るのではないかと思います。

おもしろ工作ランドの方向性
専門的な道具を使わない。
日常生活の中から材料を探す。
小学生程度の技量で完成度の高い工作が出来る。
 この3点に留意をしてアイデアを練っていますがさらに付け加えるなら・・・
エコであることはいいことだから皆でやりましょうというガンバリズムではなく、ユーモアがあって楽しくなる工作という観点も考慮をしています。

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*横浜と能代での展覧会の様子です。 

地で行った展覧会や工作教室などでは子どもたちだけではなく、最近は私(72歳)と同年代の方々の姿が多くなりました。

 そこでシニア向きの工作という概念を模索するために、09年に横浜で開いた展覧会では大人の工作として少し難易度の高い工作の提案もしてみたが、やはり子ども向けの工作の方に興味が集まり、少し難しいクラフトはマニアックな人にしかうけなかった。

 以後、特に大人の工作、子どもの工作という区分はせず、シニア世代にも工作を楽しんでもらう道の模索をしています。

 今後の活動にご期待ください。
 ・・・などと大口をたたいても、私も高齢者ですから意気込みだけはあっても何をするのにも時間がかかって、なかなか先へ進めないのが現実ですから・・・


B級アート展覧会

2012年01月20日 | 工作

Photo  昨年の暮れに海老名の市民ギャラリーで展覧会を開くべく、とりあえず日程だけ押さえておいた。
 4月5日(木)~8日(日)の4日間

 これまで愛媛(2回)、高松、富山(3回)、能代、横浜(3回)、東京・・・などなど各地で展覧会をしてきたが、地元の海老名では展覧会をしたことがなかった。
*3年ほど前にシルバー会館で1日だけ一部の作品を見せたことはあったが展覧会の規模ではなかった。

 海老名の市民ギャラリーは私が海老名市に転居をしてきたばかりで、海老名の西も東もわからない頃にオープンしたものだが、このギャラリーの柿落とし(コケラオトシ)にこともあろうに「池〇大〇写真展」なる愚かしいばかりか、行政が肩入れをすべきではない展覧会を開催してしまった。

 おそらく当時の市長か市会議員の中にあの大センセイに忠誠心を示さねばならない事情のあった人がいたのではないかと推察されるが、以来、私はこのギャラリーでは展覧会をする気にはなれなかった。

 その気が変わったのは、あれから約20年の歳月が経過し、市長も何代か変わり、市会議員の大半は入れ替わった今、年甲斐もなくいつまでも意地を張っていないで肩の力を抜いて生きればいいじゃあないかという考えに変わってきたことと、海老名の子どもたちにもおもしろ工作の楽しさを知ってもらいたいという気持ちが強くなってきたことによる。

 ・・・と言いつつも、やはり作品の搬入のときには、一応ファブリーズで展示室内を消毒することにしよう。

 もーさん、お前は柔軟性があるように見えて、そういった意固地な部分があるンだよな。
 それさえなければ、お前も貧乏から抜け出せていたのだろうに・・・。
 
 どこかからこんなメールが届きそうだ。
 


新春ドジ話・電話編

2012年01月14日 | 雑記

「この電話の電話番号が変わりました」
Dscn0426  

 新年の6日になって接着剤メーカーの企画部に電話をしたらそんなメッセージが流れてきた。
 そんなわけはない、暮れに電話をしたときには会社が移転をするとも電話番号が変わると言う話もしていなかった。
 電話番号を間違えたと思って再度かけなおしてみても同じだった。

 大きな上場会社が簡単に電話番号を変えるわけはない。

 そこで担当者の携帯に電話をしてみた。

「おたくの会社移転をした?」
「しませんよ」
「じゃあ、電話番号が変わった?」
「いいえ、変わりません」
 おかしいなぁ・・・そこまで会話をしているうちに、ふと思い
出したことがあった。
 
 実は不況対策として昨年まで2本使っていた電話を今年から1本に減らすことにして暮れのうちに手続きをしておいた。
「年明けの6日の午前中に切り替えを行いますが、お客様の方はルーターの切り替えをご自分でしてください」と言われていたことをすっかり忘れていた。

この電話の番号が変わりました>というNTTのメッセージの<この電話>と言うのは、私がかけた相手側の電話ではなく、私が今かけている電話ことだったらしい・・・そして今日は6日だ!

「あ、ごめん 電話番号が変わったのはうちの電話だった、もう一度固定電話からかけ直します・・・」と電話を切ったが、相手の方では何のことか判らなかったろう。

 あらためてもう一本の電話からかけなおしてみたら、当然のことながら電話は普通につながった。

 どうも最近頭髪は一段と薄くなったような気がしていたが、髪の毛が1本抜けるたびに脳細胞もひとつずつ消滅していくようだ。


新春ドジ話・年賀状編

2012年01月09日 | 雑記

「もーさんのことだから、きっと何かがあるはずだよと家族で火であぶってみたり、水につけてみたりしたのですが、あれはどうすれば絵が出てくるのですか?」

 一通り電話の用件が終わった後でTさんはこう切り出した。

「・・・・?」

 と言われても話が読めない。

 詳しく聞いてみると、私からTさん宛てに出した年賀状の裏面が白紙だったようだが、もーさんのことだから、単なるミスではなく何か仕掛けがあるに相違ないと深読みをしてくれたようだったが、ただのプリントミスの賀状がTさんのところに届いてしまったようだ。

Photo

← 何か仕掛けのある絵ではなく、単なる白紙ですからここはクリックをしてサイズを大きくしても何も出てきません。

 いや、たまたまTさんは電話でその旨を伝えてくれたが、プリントミスの賀状が一枚だけだったという保障はない。
 電話をする機会もないままに、私のジョークだと思って白紙の賀状を見つめて考え込んでしまっている人が他にもいるのかも知れない。


年賀状

2012年01月05日 | 交遊録

 年賀状は年代によって流行がある。
 一時代を築いた「プリントごっこ」も今では一枚も見なくなった。

 郵便局に置いてあるゴム印の新年のあいさつ文を捺すだけという<ギリ賀状>も昨年の一枚を最後にもう来なくなった。

 現在はパソコンソフトに頼った賀状が全盛を極めている。
 
 私のところへ来る賀状も90パーセントはパソコン賀状だが、やはり仕事柄か、いまだに一枚一枚手描きの絵、木版の賀状をくれる人、自作の作品をパソコンの取り込んでプリントしてくる人、またここには入り切れなかったカメラマン、カメラウーマンのオリジナル写真の賀状もあって手づくり感があって心温まる新年を迎えることが出来ました。

Photo_2現役の女性イラストレータの年賀状(ほぼ38才)

手描きの絵・40年くらい前の教え子(といっても私より年上の生徒だった)からの年賀状で毎年手描きの絵を描いてきてくれる。

この人も毎年干支の切り絵を(印刷ではなく)貼った年賀状をくれる。(多分72才位のガールスカウトのリーダー)

能面の写真・県立高校の校長などを退職した後趣味で始めた能面打ちの作品の新作を毎年年賀状にしている高校時代の同期生。(同期生だから間違いなく72才)

ニットで編んだタツノオトシゴ・元KHK教育TVで番組を持っていたニットデザイナーからの年賀状。         

 私がファッション画を描いていたころに同じ師匠についていた同門の姉弟子。(まだ100才にはなっていない)

龍の絵、若い頃にはフランスに国費留学をした洋画家からの年賀状で、数年前までは手描きだったが、今は印刷になった。(73才)

木版画(しかも手刷り)の年賀状、彼女との最初の出会いは何だったのかまったく覚えていないが、もう30年くらいは年賀状のやりとりをしていて、毎年手描きの年賀状をくれていたが、昨年からは木版画になった。(60才代の後半かと思う)

自作の粘土細工のスイーツの年賀状をくれたのは、現役時代はグラフィックデザイナー(約68才)

手描きの風景画の年賀状をくれたのは、デザインやイラストの世界とは関係のない元国家公務員の同級生(同級生だから72才に間違いなし)

手描きのタツノオトシゴは、最近趣味で絵を習い始めた同級生からの年賀状(一応未亡人)

手描きの味わいをそのまま残した現役のグラフィックデザイナーからの年賀状。(まだ年金をもらっていない世代)

 こうして眺めてみると、ほぼ38才のイラストレーターを除いて、最先端のパソコンを自由に操れない世代の(あるいは使いこなせてもパソコンソフトだけに頼らない)人から来た年賀状に一味違った温かみを感じることが出来た。

 年賀状は最先端より一歩あとから歩いていく方がいいようだ。