もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

つい、うかうかと2ヵ月が・・・

2017年08月11日 | 展覧会

「ゴトー孟ミニ作品展」会場風景

 いやいやいやいや、ついうかうかとしている間に、「ひとりごと」の更新は早くも60日という日々が過ぎ去ってしまっていました。

 もーさんはすでに他界をしてしまっているのでは・・・とお線香をあげてくださった皆さんごめんなさい。
 
 これは私の臨終の姿ではなく、疲労のあまり、不覚にもつい居眠りをした姿を撮られてしまったときのものです。

 言い訳がましいというより、言い訳そのものですが、毎年夏休み期間は忙しいのですが、今年の夏の日程の早いところは5月からワークショップの依頼が入り、予約のほとんど7月に集中してしまっていました。

 私の工作教室はキットを使用するのではなく、材料はすべて私が用意をするために、一日の工作教室に要する材料の準備と加工には2~3日、数が多いと4日かかることもあります。
*材料の加工というのは、紙皿、紙コップなどに千枚通し、キリなどで穴を開けたり、カッターを使用してカットする部分はあらかじめ私が作業をしておきます。
 その理由は、①ケガの危険性がある。②道具を人数分用意しなければならない。③その作業の分だけ当日の作業時間を省略できる。
 したがって、1日の参加者が80名を超えるイベントはお引き受けをしないことにしています。
 
  所沢市(埼玉県)でのワークショップ

 それでも紙コップ、紙皿、洗濯バサミなどのように買ってこれる材料はまだいいのですが、空き箱、コーヒーミルクなどのポーション、缶飲料のプルタブ、食パンのクロージャー、アイスのスプーンなどなどの素材は日ごろから集めておかねばならない。

 これらのガラクタは宇宙船作りには欠かせないパーツになります。 

 で、7月の日程はというと、すでに6月の末から月末に海老名市の文化会館で開催「ゴトー孟・ミニ作品展」の準備に入っていて、それに加えてまずは夏休みとは関係はないが、7月10日に東京都内で複数の幼稚園と学童保育を運営している目黒区内の会社から先生方の研修を依頼され、そこでの講演の原稿書きと実習内容の組み立てなどが始まる。

 そのあとは23日から嵐の夏休み期間に入り、初っ端は所沢(埼玉県)で美魔女たちの運営するアート集団「でこぼこの実」が主催するもーさんと遊ぼうというイベント企画。
 トンボ返りで海老名に帰り、明くる24日は朝から海老名市文化会館で始まる作品展の飾りつけ25日と26日は海老名市内の二つの小学校で工作教室、そして作品展の最終29日は午前と午後の2回・宇宙船作りのワークショップ。
  所沢のこどもたち
 それらの参加者数の合計は260名となって、個人商店の私にとってはキャパシティーの限界を越えている。
 前述のように、材料の準備に追われ、睡眠不足と精神的には半ばパニック状態に近い。

  一日が終わって「でこぼこの実」のスタッフと記念撮影

 冒頭の居眠りの写真は、所沢でのワークショップを終え、展示の恐竜他の作品を帰りの車に積み込んで・・・先ずは初日の大仕事を終えたという気のゆるみによる油断の一瞬でした。

 

  

 いよいよ過密期間の第2弾、今では気楽に「第2弾・・・」なんて言っているが、渦中にいるときにはピリピリと神経が張り詰めてきっと怖い顔をしていたに違いない。
  
 今回の展示は、最終日に宇宙船作りのワークショップもあることから、主催者側からなるべく壁面を飾る作品をという依頼があり、
と段ボール箱の断面の面白さに注目をした段ボールザウルスを中心とした展示をすることにした。

  
 
実をいうと、これらの作品は私が作った物ではなく、3年前から海老名市内で始めたおとなの工作教室の仲間たちの作品である。

 当初は各作品の下に作者の名前だけを書いていたが、今回の展示のタイトルは「ゴトー孟のミニ作品展」となっていることに気が付き、急きょ名札を作り直し、作者の名前の前にゴトー孟とその一味という所属を表記させてもらい、タイトルとの辻褄あわせをした。
            
 
むろん、この段ボールザウルスもステンドグラス風の蝶や鳥たちの作り方・デザインも私のオリジナルで、特殊な道具を使わず・日常の家の中にある材料で・小学生程度の技量があれば作れる・・・という我がB級アートの基本路線に沿った工作である。
                
・・・とここまではまだまだ、ミニ作品展の飾りつけの日までで、話はまだまだ続きますが・・・・・、やはり、次回にとなるとまた遅れてしまいそうなので、ここは多少細部は省いてトントントンと一気に終わらせてしまいましょう。
                
* 

 続いて作品展の飾りつけを終えたあくる25日26日は、市内の小学校でのサマースクール。
 
 ここまでくると、気はかなり楽になる。
 ・・・というのも、工作教室というのはやはり準備期間の方が重要かつ手間がかかるが、準備がすでに終わっているから、あとは消化試合のようなもので、一つ終わるたびに肩の荷をひとつづつ下ろすように気が楽になって来て、子どもたちの前に立つときにはすっかり穏やかな爺さんの顔に戻れていた。
 難なく二つの学校の工作教室を済ませて、再度文化会館の作品展に戻る。
          
 私が会場に居ないときは、一味の仲間?が作品の説明などお客さんの対応をしてくれていて、B級アートは小学生を対象にした工作ではあるが、やはり大人の人の反応もかなりあったようだ。
               
 そして、最終日の宇宙船作りも大盛況のうちに終わりました。

 日を追って気は楽になって行ったが、やはり準備期間の体力的な負担が大きく、体内時計の狂いは10日経ってもまだ戻らず、時差ボケがまだ続いています。