先日フェースブックのプロフィール写真を上の写真に取り替えた。
フェースブックの友だちからは 分裂した暴力団がらみで、どちらの組かなどとさんざんいじられている。
私が元所属していた組はゾウさん組が出発点で、その後いろいろな変遷があって最後に足抜けをしたのは3年5組、私が18歳のときだった。
話は変わるが、落花生のあとに辛味大根の種を蒔くべく耕していると、スコップの先にカチッと何かがあたる音がした。
ここで小判でも出てくるとメデタシメデタシとなるところだがそうはいかなかった。
土の中から出てきたのは、なんと一円玉!
でも、一円玉でもお金に変わりはない・・・と自分に言い聞かせながらも、小判と一円玉ではその差は大きすぎる。
気を取り直して、サツマイモを掘り始めると、今度は2匹の芋虫が出てきた。
色はまったく違うがどうやら同じ蛾の幼虫らしく土の中と葉についていたものの違いのようだ。
角のような突起のある方が頭部に見えるが、本当の頭は逆で、鳥などに襲われたときに敵を惑わせるための擬態のようで、こんな虫からも、命を守る為の知恵のようなものを教わった。*こちらは頭のように見えるが、実はお尻。
今日掘ったサツマイモはベニアズマで、明日は安納芋を掘る予定。
またこのところ天候が回復して、一旦収穫を終えたかのように見えていた中玉トマトとミニトマト、万願寺唐辛子が復活してきて、秋野菜のキャベツ、白菜、大根、ホウレン草などが収穫できるまでのつなぎをしてくれている。
固定電話機の親機が1年位前から時々音声が途切れるようになって、子機だけを使用していたが、その子機も充電が効かなくなってきたようで、高齢電話機はご臨終間近の様子を呈してきた。
量販店で代替機を探しているうちに、ここ数年FAXを使うことはほとんどないことに思い当たった。
ほとんどの連絡はパソコンと携帯電話で用が足りている。
しかし、仕事の関係者でたった一人だけ、パソコンが使えなくて年に数度だがFAXで書類を送ってくれる人がいる。
私と同じ年代だから、パソコンの使えないことはやむをえないことかもしれないが、たった一人の経済効果と電話機の占めるスペースを考慮すれば申し訳ないが、時代の波としてパソコン音痴の人を切り捨てざるを得ない。
時代遅れのFAXを止めれば、その分収納ペースが生まれるのだから、もっと早くそれに気がつくべきだった。
・・・電話急げ・・・(今日のおもしろいところはここですよ、「善は急げ」の駄洒落ですよ。・・・ここで笑わないと、この後はもう笑うところはありませんよ)
ところで、携帯電話の普及で電話機そのものも、あまり用をなしていない気がしないでもない。
選挙やセールスのアポイントをとるための電話の何と多いことか。
しかし、私はこれらの迷惑電話に腹を立てず、迷惑電話で遊んで楽しんでしまうことをお勧めしたい。
以下私がやっている実例の紹介です。
その1・美容院からの宣伝電話
もしもし、こちらは〇〇美容室と申しますが、奥様は居られますか?
いません
どなたか他に女の方はいられませんか?
わたしや、こんな声で年寄りでございますが、これでも女なんですよ!
あ、しばらく絶句 申し訳ございません・・・ とあとは言葉にならない声でわけのわからないお詫びのことがに終始していた。
その2・墓地のセールス電話
こちらは ✕✕霊園といいまして、只今〇〇で新しい墓地を売り出していまして・・・
あなたは、今朝身内が入院をしている病院から、あわせたい人があるのなら、呼び寄せるように言われたということをナゼ知っているのですか?
え~! 電話帳をたよりにお電話をしていまして・・・
そうじゃあないでしょう、あなたの会社は病院と結託をしているのでしょう。
でなくて、こんなタイミングで電話をかけられるはずがないではないか。
そうは申されましても・・・。
とにかく、いまはあちこちの親戚に電話をしている最中なのだから・・・
その3・選挙の投票依頼電話
こちらは・・・・・
まずは、候補者の名前を礼儀正しくのべて、失礼のないような口の利き方で投票依頼をしてくるが、選挙運動は言ってみれば候補者の就活にすぎない。
支援者と呼ばれる大勢の人たちが何の名簿を見て電話をかけてくるのか知らないが、これまで会ったこともなく、その人柄も、能力も知らない人に電話一本で投票などするわけはない。
そこで・・・
今この町で問題になっている道路の渋滞に関して、あなたの支持している候補はどんな考えをもっていられますか?
市の施設の運営が次々と指定管理者にゆだねられていますが、その利点は何ですか。
候補者との癒着はないのですか・・・・などなど根掘り葉掘りの質問責め。
優秀な支持者はこれらの質問に候補者のマイナスにならないように、言葉を選んで的確な応答をしてくれるが、義理で電話をかけてくるだけの支援者は早く電話を切って、数をこなさねばならないという反応が受話器の向こう側から感じられる。
時計を見ると、電話がかかってきてからまだ15分しか経っていない。
こちらは30分は逃がしてはなるものかと、さらなる質問を投げかける。
ちらと、時計の針を見て、30分を分経過を確かめると・・・
いやいや、あなたの知識の確かさはそうとうなものだが、あなたが候補者なら私はぜひあなたに一票を投じたい のだが、候補者自身はまったく知らない人なので、今回は決めている人に1票を入れることにするが、いつの日にかあなた自身が立候補をされるようなことがあれば、また電話をくださいね。
イヤー、あなたはえらい、りっぱだ、あなたが候補者ではなくて残念だ・・・
と、電話を切る。
33分だった、次にまたかかってきたら40分間にチャレンジをしてみよう。
その4・学習塾
最近に話ではないが、子育てのころによくかかってきたのは、学習塾からの勧誘電話があった。
私は小学生の学校と学習塾での勉強一辺倒の子育てに一抹の不安を抱いたいたことから、我家では小学生のうちは塾通いを禁止していた。
もしもし、あのうお母様はお出かけですか?
先方は子育てに関する権限は一家の中で母親が持っていると勝手に思っているから、電話口に母親を呼び出そうとしている。
しかし、私に対してお母さんは・・・と言うのだから、私の理解はすでに他界した私の母親のことと理解をしてもやむをえないだろう。
母親はいません。
いつ頃お帰りになりますか?
間もなくお盆にでもなれば帰ってくると思いますが・・・
あ、それは大変に失礼をいたしました。
私は一言だって女房が死んだなどということは言っていない、私の母親がすでに亡くなっていて不在だと伝えたに過ぎないのに、先方が勝手に謝ってくれているのはナゼなのかわからない。
こんな学習塾からのお誘いは何通あったことやら・・・・
そのつど遊ばせてもらった。
そのほかにも、深夜の間違い電話、変態電話などなどいろいろな対策を用意して待っているが、まだ俺俺サギの電話はかかってこない。
N!・・・赤玉ポートワイン?
スーパーの食品売り場を歩いているとき、網膜の端に昔懐かしいポートワインのラベルが映りこんだ。
こんな酒がまだ売られていたのか・・・・・・?
ポートワインを初めて知ったのは、まだ中学生か高校生のときで、もちろん自分で買って飲んでいたのではなく、親の酒をごく稀に盗み飲みをしていただけだが。
その甘さは酒というよりブドウジュースという感覚で、まだ酒を知らない子どもの口にも抵抗なく飲める飲み物だった。
*当時はワインとは言わないで、ぶどう酒と称されていた。
二十歳をすぎて大ぴらに酒が飲めるようになったときにも、あまり酒を飲むタイプではなかった私だったが、人並みにつき合い酒くらいは飲んだが、その頃はもう赤玉ポートワインのことはすっかり忘れてしまっていた。
例え憶えていたとしても、女性向の酒といったイメージが強く、若い男のプライドから赤玉ポートワインは人前では飲めなかったと思う。
*上のポスターのように、その甘さから発売当時から女性をターゲットにしたワインであったし、後に赤玉ポートワインの姉妹酒として売られていた赤玉パンチと言う酒も、宝塚女優を使って「♫男には飲ませるな・・・♫」 というCMソングで女性向の酒として売り上げを伸ばしていた。
ここ数年、私の飲酒傾向はナイトキャップとして、カップ酒を飲むくらいで、それも1カップ買うと2ヶ月くらいはもつというスローペースになっていた。
そんな私がついつい、その懐かしい赤玉のラベルに引き寄せられて、気がついたときにはそのビンを手にスーパーのレジに並んでいた。
ところで、私はここまで赤玉ポートワインと書いてきたが、実は現在売られている酒のラベルには正確に言えば赤玉スイートワインとなっている。
*その事情はここでしていると話が長くなるので、「赤玉ポートワイン」wikipediaで検索をしてください。
そして、昔のままの甘いワインは下戸の私にはぴったりの酒でだった。
ただ、本当に昔のままかどうかは、何しろ60年も昔の記憶だから不確かだが、今の私の口には合っていた。
これまでは、寝付けない夜だけのナイトキャップだったカップ酒から、毎晩飲むようになり、550mlのポートワインは1週間でなくなってしまうようになり、今日はとうとう1800mlの大瓶を買ってきてしまった。
しかし、我家にはワイングラスと言うようなシャレたグラスはなく、先ほどまで麦茶を飲んでいた目の前のグラスで飲んでいる。
男のプライドはどうしたの?
歳を重ねるというのはありがたいものでね、気がついてみたら、いまさら世間への気兼ねも見栄もハッタリもなく自分の意のままに行動できる後期高齢者といわれる年齢になっていたんだよ。
赤玉ポートワインで機嫌よくなっている爺さんがいたっていいじゃあないかってね・・・。
なに、ポートワインではなくてスイートワインだって?
いいじゃあないか、ラベルには確かにスイートワインと書いてあるのは承知の上で、私はポートワインっていうノスタルジーを飲んでいるのだから・・・。
もーさん、脚をどうかしたの?
あ、見つかってしまった?
恥ずかしいから あまり人に会いたくなかったんだが、自転車で転んでしまってね。
スピードを出して、何かに衝突でも・・・
いやいや、そんなんじゃあなくてね、この町のかかしまつりが終って、自分のかかしを抱えて自転車で畑まで持っていこうとして、バランスを崩して転んじゃったんだよ。
左ひざを傷めたんだが、幸いスピードも出ていなかったから、ひざと言っても関節に異常はなく、腫れもなく熱も出なかったから打ち身程度 で済んだのだが、朝のうちだけ少し違和感があって、なに、10分も自転車のペダルを漕いでいればその違和感もなくなるのだから大した怪我でなくってよかったと思っているんだよ。
かかしを抱えて自転車に乗るなんて、少しは自分の歳を考えろよナ。
そうなんだ、つい自分が年寄りだなんてことは忘れているからな・・・。
しかし、私も転んだあとはやはりいろいろ考えたよ。
何を考えたンだ。
これが、野生の動物だったとしたら、これくらいの怪我でも命に関わるんだろうなって。
それは少し大げさ過ぎるだろう。
トラやライオンが膝を痛めて、獲物を捕獲できなければ空腹でやがてその先には死が待っている。
なるほど、しかしライオンは死なないね。
どうして?
だって、どんなライオンだってかかしを抱えて自転車に乗ることはしないからねェ。