もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

各地出前工作教室で・・・

2007年07月26日 | 工作
 いろいろなところで工作教室を開くと、そこに参加をしてくれる親子には二通りあることがわかった。
 子どもが工作を楽しむことを知っているが、自分では教えられないから、どこかのイベントに出かけて親子で一緒に工作づくりを楽しむ「楽しみ派」

 もうひとつは数こそは少ないが、夏休みの宿題(自由研究)のひとつを手軽に片付けるためにやって来る「宿題片付け派」

 前者は遊び心を持った親で、自分も子どもと一緒になって作りたいくらい親自身も楽しんでくれているが、後者は子どもが作っている間たえず指図を入れ、終われば子どものがんばりなどの評価もせず「これで自由研究は終わった、明日からはドリルに集中・・・」とばかりに意気揚々と引き上げる親。

 楽しむ派の親子はこれを機会に、家でいろいろと工作を楽しむようになり、少しづつ自分なりの改良が加わり、さらに私の工作教室と同じ材料ではなくて別の物を使ったりしてオリジナリティーが加わって来るだろう。

 算数、国語の読み書きなどの「決った解答を憶えさせる」訓練に重点を置かれた子どもと、直接学校の勉強の役にはたたないが、親子のコミニュケーション作りの場を持って、その中から「工夫をする知恵」を身につけることの出来た子と、両極端に分けて単純にくらべることは危険だが、私はその兼ね合いのバランスの中で「豊かな心を持った大人」に育って欲しいと願いつつ工作教室を行っているのです。

 工作に限らず、釣り、磯あそび、登山、キャンプ、家庭菜園、囲碁、将棋、料理などなど、決った答えなどない世界でこの夏は親子なりの解答を見つけだす体験の場をなるべく数多く持って過ごしてもらいたいものです。150_10
W_25 写真は昨年夏の「さぬき子どもの国」(香川県)と御所市教育委員会(奈良県)での工作教室です



          このホームページの 「遊びの歳事記」には私自身が実践した「我が家なりの正解を探す」子育てを書いています。
 少し長い文章ですが、子育て中のお父さん、お母さんの参考にしていただければと思います。




45センチ/900グラム

2007年07月21日 | 家庭菜園
45w


 工房の移転、仕事、台風、さらに仕事が重なって10日間も畑に出られない日々が続き、やっと畑に出てみるとヘチマサイズのキュウリが何本も出来てしまっていた。
 キュウリは成長が早く農家では朝に一度収穫をして、まだ少し早かったキュウリは夕方にもう1度収穫するくらい早く育つため、我が家のキュウは45cm、900gにも育ってしまっていた。
*長ナス、唐辛子は万願寺唐辛子とどれも大きな品種だからキュウリの大きさが判りにくいかも知れないが、携帯電話のサイズと比較をしてみて下さい。

 育っていたのはキュウリだけではなく、雑草の育ちも早く、畑一面は雑草に占拠されていて、4時間ほどかけて雑草抜きをしたが、やっと4分の1程度の草しか抜けなかった。
 また続きは明日にしよう。
 
 で、そのキュウリ、もう食べられないかと思ったが、女房が皮をむいて2cmほどの厚さにカットして、タネはついたまま塩もみにしてみたら爽やかな風味で、そう言えば子どもの頃に夏のおやつ代わりに皮をむいて塩をふっただけで食べたキュウリはこんな味だった。
 懐かしい味で美味しく食べられた。
 



東武百貨店(池袋店)で・・・

2007年07月18日 | 工作教室の案内
200 写真はホームページにはまだアップしていない新作の「ジュラシックボトル」というペットボトルで作る恐竜です。
 恐竜とはいってもご覧の通り可愛い(ちょっとキモかわいい)恐竜たちです。

工作教室のご案内
日 時/7月21日(土曜日)
   1回目13:00~14:00
   2回目14:30~15:30
   3回目16:00~17:00
  *定員は会場スペースの関係上各回5~6名づつです。 
会 場/旭屋書店池袋店/東武百貨店(池袋店)7階11番地
参加申込み/7階9番地のインフォ-メーションカウンターにて

●作る工作/ジュラシックボトル
 小型のペットボトルを材料にして写真のようなかわいい恐竜を作ります。
 東京のおともだちのみなさ~ん! 21日の午后は池袋に集合!!といっても、会場の都合で一回に5~6人しか参加してもらえませんが・・・。
 でも、見ているだけでも作り方を覚えられるし、「ジュラシックボトル」の他に「がらくた宇宙船」の実物も展示しているから一度見に来てね。




続・出版コンテスト商法

2007年07月14日 | 雑感
 2月5日に出版コンテスト商法と題したひとりごとをアップしたが、今月の初めにやはりそのコンテストの出版社がその会社から自費出版した人から訴えられたというTVのニュースを見た。

 最初は300万円という法外な値段を提示され、結局はいくらで折り合ったのか知らないが、全国800の書店にあなたの本が並ぶなどなど様々なセールストークに惑わされて出版契約を交わしたそうだ。

 他にも多くの被害者たちがいて、その人たちのブログを読むと共通しているのは、最初に吹っかけられる費用が300万円という金額と全国の800店の書店に本が並ぶというセールストークだ。
 費用の300万円は著者たちの懐具合に探りを入れながら少しづつ値段を下げ、いざ契約というときには契約書の文面には800店の書店に本が並ぶと言う条項はなく、後になってクレームをつけても、そんな契約はしていません。
 そのときの担当者はもう退職していて当社にはいない・・・と逃げられるという。
*自費出版の本は出版社の作戦上、著者の家の近くの書店に数冊、数週間だけ置かれることはあっても、全国の書店に並ぶということはない。

 私が忠告したにもかかわらず、このコンテストに応募をした私の知人は昨年の暮れに「入選しましたよ」と意気揚々と自慢げに電話をして来たが、彼もやはり最初は300万円ふっかけられて応じてしまったのか、あるいは出版の打ち合わせと称する商談でインチキだったと気がついてくれたか、その後はまったく連絡をして来なくなった。
 怪しい会社と契約を結ばないでいてくれと願うばかりである。

 3大新聞にでかでかと広告を出すことで、多くの出版願望を持つ人たちを欺く商法に、せめてこの「ひとりごと」の読者だけでも引っ掛かって欲しくはない。

 
嗚呼! また今日またひとつの駄洒落もない、私らしくない真面目ブログになってしまった。 反省!

 


リサイクル工作

2007年07月01日 | 工作
W_24写真はフィルムケースとカプセルを車輪に再利用したレーシングカー。

いつもの私らしくないかもしれないが、たまには真面目な一言も・・・。

 私が考案している工作をリサイクルと言われるが、材料を原材料に戻して再利用しているわけではないから正確に言えば「リユース」というのだろうが、ま それほどこだわっているわけではない。

 昭和20年代には「廃物利用」と言う言葉があって、物の足りない時代のことで、一度使用して本来の役目を終えた物をもう一度別の役目を果たす為に使用することが奨励されていた。
 古新聞紙を習字の練習に用いたり、戦争中に兵隊が使用した鉄兜(鉄製のヘルメット)を鍋の代用品として活用、缶詰めの空き缶に綱をつけてポックリという下駄のような遊び道具を作ったりなどなど、原材料に戻すのではなくそのままの形を利用して新たな価値を作り出す知恵だった。

 私の工作も空き箱にしろ、ペットボトルにしろ、素材の形そのものを利用しているのだからこの「廃物利用」に近い。

 ただ、廃物利用の時代とは決定的に異なるのは、当時は「足りない物を別の物で補う 」という発想だったが、現在は「有り余るものを再利用して楽しむ 」というところにあり、別の言い方をすれば前者は生活をするための必然であり、後者は遊び心である。

  私の工作が「リサイクル工作」に見えてしまうのは・・・
 私のアイデアの根底にはリサイクルという発想があったのではなく、単に「日常的に入手出来る素材で遊ぶ」というテーマを追い掛けていたら、たまたまリサイクル工作といわれるものと同じ方向を向いていたというに過ぎない。

 私の提案している工作をあまり大声でリサイクルというと、では、作った工作をやがて捨てるときは、燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、紙類などのどの分類で捨てればいいのかという命題に突き当たってしまう。
 だから、この工作はリサイクルのために作っているのではなく 「子どもたちが、子どもの時間(時代)をどれだけ楽しく過ごせたか」という子どもたちの中に豊かな心を育てるための遊びとしてもっと根源的な提案しているということなのです。