家庭菜園の畑は50坪と10坪の2箇所を借りているが、どちらの畑も、草さえ生やさなければ・・・というだけで、決まった借り賃を払っているわけではない。
盆・暮れに一応の挨拶には行くのと、いろいろ地方の工作教室に招かれると、そこのお土産を持っていく程度のことしかしていない。
その50坪の畑を借りている地主さんAさん宅の新築が昨年の秋から始まった。
Aさんからは 数年前に開催した展覧会に出した野菜のレリーフが欲しいといわれていたが、それはすでに手離してしまった作品で、そのうちに作るからね・・・と言ってはおいたが同じようなものを再度作るということになかなかモチベーションが上がらず、もう4~5年が経ってしまっていた。
さらにその作品は、もう一人別の人からもあれが欲しかった・・・といわれていたが、その人にもそのうち・・・と言っていたのだが、その人は昨年交通事故で亡くなってしまった。
・・・・という経緯があったが、 Aさん宅の新築をきっかけにようやく制作意欲もわいてきた。
まず、完成したときの絵柄をスケッチを描き、そのスケッチを基に型紙を起こす。
さらにその型紙に合わせて発泡スチロールの薄い板をカットして・・・。
東京の外国大使館、エアーライン、外国に旅行に行く友だちに持ち帰ってもらったエジプト、ロシア、ベトナム、中国などなどの新聞紙を貼って作品に仕上げる。
集中してやれば2~3日で仕上がるのだが、いろいろな雑事の合い間をぬっての作業だから時間がかかる。
また、数年ぶりに作るレリーフの作り方はもう忘れてしまっていて、細部は何度も作り直すなど難航して予定より長引いたが、Aさん宅の建築も予定より遅れているようで、新築祝いの作品は本日額装を終えて引越し前に無事完成した。