もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

似顔絵2

2008年11月19日 | 雑記
 8月7日に「似顔絵」というタイトルでこのブログに一文を書いたが、今回はその続き・・・。
 前回客の選り好みの出来る会場でも似顔絵で失敗をしたことが過去にあると書いたが今日はその話にしよう。

 1960年代は今のコミック、劇画というアシスタントを使って作る量産型のマンガのカテゴリーとは少し違い芸術的な香りを持つ1コマ漫画、ナンセンス漫画が主流の時代で、地方の漫画青年たちは外国雑誌などに投稿をして気を吐いていた時代だった。
 そんな若手の漫画青年たちが名古屋のある商店街の夏祭りイベントで似顔絵コーナーを開催していた。

 私は当時ファッション画の勉強中で、その集団のメンバーではなかったが、普段から交流もあったことから会場に素見し(ひやかし)に出かけてみると、まだ準備中で互いに描く側、描かれる側を交代しながらウォーミングアップを兼ねて似顔の見本を作っていた。

 私も遊び半分で似顔絵コーナーの女の子の顔を1枚だけ描いて、他の仲間の見本と一緒に並べておいた。

「あれを描いた人に描いてもらいたい」
 女性の客が見本で掲示している似顔絵を指さしたのは、私が描いたものだった。
 
 私は似顔絵などこれまで描いたこともなかったが、女性は似ていなくても漫画的に描かれるより、ファッション画風に描かれた方が嬉しいようで、何人かから指名を受けたが、誰の顔でも描けるのでなく、自分の好みの顔しか描けなくて、お金をもらう仕事でもなく気まぐれに描けばいいコーナーだったが、あなたの顔は描けませんとも言えず、あれを描いた人はもう帰ってしまいました・・・と知らない振りをしていた。
                
 私が20歳代の半ばで、名古屋で初めてのファッション画の個展を開いたとき、それを観に来てくれた人の中にとびきりの美女がいた。

 美女というだけでなく、特徴のある顔だちで描き易そうな人だったから、声をかけて展覧会場の中で多数のお客さんのいる中で似顔を描かせてもらい、ファッション画風の美女に仕上がった似顔絵に本人も喜んでくれた。

 展覧会場は似顔絵を描きますと告知をしていたわけではなく、その場限りのハプニングとして終わらせるつもりだったが、そこに居合わせた別の女性が、翌日、私の似顔絵も描いて下さいと自分で色紙を用意して来てしまった。

 ン! その人もそれなりに美人なのだが、特徴の掴みにくい人で、私の技量では描きにくい人だったが、断ればその娘さんの自尊心を傷つけるかと思うと、断りきれずに苦労をして描き上げたことがあった。
 以来人前で似顔絵を描くことはしていないが、雑誌のイラストとして作家や政治家の似顔絵はしばしば描いたことがる。
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 1976年に描いた作家の横溝正史さんのエッセーに描いた似顔絵だが、何の雑誌に描いた原稿だったかは憶えていない。

 しかし、特徴の掴みにくい人でも誰もいない工房での作業だから、イベントの似顔絵と違って時間をかけて何度も何度も描き直して仕上げればいいのでボロを出さずにすんでいた。



恒例の芋掘り

2008年11月11日 | 家庭菜園
 このタイトルを書こうと思って こうれいのいもほりと打って変換したら交霊の芋掘りと変換されてしまった。
 怖、誰の霊が芋を掘りに来るというンだ!
 昨日、交霊術についていろいろ検索していたからかな・・・

 もう一度変換をしたら高齢のとなった。
 そりゃぁ、私は高齢者ですがね、芋を掘るのは私ではなくボーイスカウトの子どもたちだ!
何度めかの変換で「恒例の」と変換が出来た。

 で、やっと本題に入る。
 ここ10年くらい毎年11月になると世田谷の下北沢から、ビーバースカウト、カブスカウトの一行が芋掘りに来るが、今年も9日に私の家庭菜園に子どもたちがやって来た。

 今年はあいにく日中の気温も11度と今秋一番寒い日になってしまったが、子どもたちは元気に芋掘りを始めた。
 ビーバースカウトは里芋掘り、カブスカウトは長芋掘り、応援の父母とリーダーが野外料理でケンチン汁を作るが、総勢25人で私が借りている菜園の中だけではお弁当を食べることも出来ない。
 幸い畑の隣の稲刈りを終えた田んぼを借りて、炊事場、大食堂にする。

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 ←田んぼの食堂・・・

 里芋はそこそこに収穫出来たが、長芋の多くはタコの脚のように何本もに分かれるマタ根になって大きく育たずこれまで経験をしたことのない不作だった。
 それでも子どもたちは寒さにめげず長芋掘りを楽しんでくれて、私の菜園だけでなく、隣の畑のオジサンのさつま芋、柿も収穫させてもらい元気に帰って行った。
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←長芋掘り

 長芋が不作だった理由は天候や連作障害の影響でもなさそうで、これまでと違っているとすれば、風流心で蔓が巻き付く支柱に朝顔を咲かせようと、長芋と一緒に朝顔を植えたことが原因のようだ。

 同じ土の中に広がった朝顔の根が長芋をマタ根にし、さらに肥料を奪ったしまったと思われる。
 ボーイスカウトの皆さ~ん、来年は風流を止めるから、また長芋掘りに来てネ。




これもありかな?

2008年11月06日 | 工作
 私はあまり実用的な工作は作らないが、先日ふとした出来心で実用的な工作を作ってしまった。
 本来なら実用っぽいアイデアが浮かんでも、それは自らボツにしてしまうのだが・・・

 何を作ったのかというと、貯金箱というあまりにも即物的な工作だった。
 飲み物の紙パックの形状から犬小屋を連想し、さてその犬小屋でどんな工作になるのか・・・
 犬が首をふるくらいの動きを出せないものかと工夫をしていた。

 パックの中にコインを落とすとコインの重さで首をふる・・・というのはどうかな?
 頭の中で考えたアイデアを一旦スケッチを描き起こして、動かす工夫をする。

 おもしろ工作ランド的には貯金箱という発想はないのだが、とりあえず試作第1号を作ってみると、予想ではユラユラと首を揺らせるくらいと思っていたのが予想以上の大きな動きで犬の頭はクルクルと回転した。
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 ちょうどそこにやって来た3歳の孫はその動きが気に入ったようで、これを持って帰りたいと言ってくれた。

 3歳の子どもには貯金箱という概念はないから、孫は貯金箱としての実用性よりおもちゃとしてのおもしろさを評価してくれたようだ。

 実用一辺倒の工作は私の美学にはないが、遊び心が感じられれば、少しくらい実用っぽい工作もありかな・・・と思えて来た。
 2号、3号と試作を重ねて、もう少し細部の改良をしていつかホームページに掲載することにしよう。