「突然ですみませんが、3月25日の日程は空いていませんか?」
福井市内でのイベントに来てほしいという依頼の電話があったのは2月の21日だった。
その日の日程は空いているが、あと一ヶ月ほどしかなく4月には海老名市内での展覧会を控えていることから、大きなイベントで展示物が多いと準備に手間がかかって引き受けかねるが、当初はそれほどのこともなさそうな内容だったので、多少スケジュールはタイトになるがこの話は受けようと思っていた。
しかし、話が進んでいくうちに構想が少しずつ膨らみ、3月25日だけではなく海老名の展覧会の日程とダブるようになり、さらに展示スペースもかなり大きくなってきてしまい、一時は私の頭の中と作業場は混乱状態でパニックに陥っていた。
最終的には大きな展示をするにはどうしても時間が足りないこと、ダンボール製の大恐竜は今回の展覧会の看板娘だから同じ期間には福井へは出せないという当方の事情があり、先方も大恐竜が来れないのなら・・・また別の機会にとキャンセルの連絡があり私のパニック状態はやっと収まったが、福井には数人の知り合いがいてこの人たちに会えるかもしれないとも思っていたのでちょっと残念でもあった。
●私の背丈くらいのサイズのダンボール製のティラノザウルスの頭部。
パニックから開放されて気持ちが落ち着いたところで考えてみると、案内状の印刷と発送、ポスターを印刷して各方面に掲示の依頼など、まだましなければならないことが山積だ。
急がなくっちゃ・・・。
私たちには時間がないのよ。
相変わらず古いね!
それはもう30数年も前に解散したキャンディーズのセリフだよ。
普通の女の子に戻ります・・・。