もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

東京のセミと海老名のセミ

2009年07月30日 | 雑記
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 昨日の午後、飯田橋で電車を降りて外堀通りを歩くと、堀端の街路樹のセミが喧しいくらい啼いていた。
 それも、もうミンミンゼミだ。

 私の住む海老名市の団地の樹木では、まだ数匹のアブラゼミがやっと啼き初めたばかりだというのに。

 缶詰めなんて30数年ぶりくらいのことだった。
 いや、食料の話ではなく、昨日の午後は原稿を書くために飯田橋にある出版社で缶詰めになっていた。

 事情を話すと長くなるから省くが、どうしても29日中に書き上げねばならない原稿があり、夏休みで孫が泊りに来ていることもあり、家では根を詰めて原稿を書くことも出来ず、任意出頭?の形で出版社に出向いて原稿を書くことにした。

 当初、1~2時間もあれば終わる仕事だと高を括って出かけたが、広い会議室にただひとり篭って、午後1時過ぎに書き始めて、ときどき内線電話で編集室で別の作業をしている担当者と相談をしながらの原稿書きが終わったのは午後7時を少し回っていた。

 帰り道の外堀通りのセミはもう啼いてはいなかったが、家に帰りついた午後9時近くに団地の夜更かしのアブラゼミはまだ啼いていた。

 セミも土地によって生活習慣に違いがあるようだ。

 ところで、私が原稿用紙に手書きで書いた原稿は、その後女性の編集者が校正をした後にパソコンで打ち直して印刷所に送信し、紙面に割り付けた後、また編集者に戻され校正をしてまた印刷所に戻されて、本来はもう一度校正をするのだが、今回は時間がなくこれで校了となるという。
 制限時間ギリギリの綱渡りのような原稿書きだった。
 
 そして、私は午後の9時前には家に帰り着いたが、そのころはまだ編集担当者は印刷所とのやり取りをしている頃だろう。
 新婚間もない女性の編集者は、何とか終電に間に合う時間に終わらせたいと言っていたが・・・。
 



かかし作り

2009年07月25日 | 雑記
 わが町、海老名市の一画で9月に中新田かかしまつりが開かれるようになって今年で17年目になる。

 そして第10回のかかしまつりから地元の小学校の五年生が参加をしてくれるようになり、その小学生たちのかかし作りの指導を実行委員長でかかし作り名人の平井さんと私の二人が担当をしている。
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 農家の納屋で子どもたちとかかし作り

 今年も12チーム(1チーム7~8人)に分かれた子どもたちが、それぞれのデザインを持ってやって来る。
 12組を同時に指導をすることは無理なので、組ごとに21日から24日まで日をずらし、さらに午前組、午後組に分けて指導をした。


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 塩ビのパイプを曲げた腕にりワラを巻き付けて骨組みを作るのは平井流のかかし作り

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 魚屋のトロ箱を解体して作ったスチロールのブロックからキャラクターの頭部を作るのはもーさん流のかかし作り 

 かかしまつりは今年でまだ17回目に過ぎないが、五年生の子どもたちにとっては、まだ自分たちが生まれる前からあった伝統のまつりということになり、子どもたちのかかし作りは熱気を帯び、その子どもたちのエネルギーにあおられて、こちらもハイテンションで4日を過ごしたが、子どもたちの帰ったあとは気が抜けてドっと疲れが出て来た。





ぼつぼつ

2009年07月19日 | 家庭菜園
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 こだまスイカが大きくなってぼつぼつ収穫期が近付いて来たが、正確な収穫時期の判定はなかなか難しい。
 手で叩いてみて音が鈍くなってきたら採り頃というが、判りづらい。
 近所のスーパーで売っているスイカを叩いて、その音を記憶にとどめて畑に急ぐが、畑のスイカを2~3個叩いているうちにスーパーで叩いたスイカの音は判らなくなってしまう。

 その他にも実の付け根の巻きヒゲが枯れたら・・・、ヘタの部分の肩が盛上がって来たら・・・などいろいろ本には書いてあるが、どれもあまりあてにはならない。

 一番正確なのは、積算温度という判定法がある。
 雌花が受粉をした日からの一日の平均気温の積算でこだまスイカで850°くらい、大玉なら1000°に達したら収穫時期と言う方法で、昨年この方法で間違いのない収穫が出来たが、毎日の最低気温と最高気温を記録しておかねばならず手間がかかる。

 次善の策として、こだまは雌花が咲いてから35日、大玉は40日という
大雑把な日数で収穫をするのが便利なようだ。
 多少早すぎたり、取り遅れ気味だったりすることもあるが、全くのハズレということは無い。

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 そのためには毎朝畑を見回ってスイカの雌花咲いた日に、雄花の花粉をつけて日にちを書いたタグを付ける。

 梅雨が開けて雑草も茂るが、これからが収穫物が一番多い季節で楽しい。

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 うっかり見落としていたキュウリは50cm、2kg弱にまで大きくなってしまったが、皮を向いて漬け物にしたら美味しく食べられた。

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ゴーヤも5cmほどの実がついた。



そろそろ

2009年07月13日 | 家庭菜園
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 雨さえ降らなければ毎日履く長靴は、4年も使っていると勤続疲労でゴムが劣化してこんなにボロボロになってしまう。
 そろそろ買い替え時かも知れない。

 雨の日には履かない長靴・・・?

 家庭菜園用だから、雨の日には履かない靴です。
 4年もつき合ってきた野良の同士だから、新しい靴に取り替えるには忍びないと情に流されて交代時期を先延ばしを思ってきたが、ここまで来ると土が靴の中に入るようになり、もう決断の時となった。

 折しも政界では地方選で連敗し都議選でとどめを刺された自民党は<麻生おろし>が始まった。
麻生おろし→アソーオロシ→アコーローシ→赤穂浪士、こんな連想が頭をよぎり、ちょっと無理のあるこじつけだが、畑の赤土で足が汚れる前に・・・と新しい長靴を買って来た。

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で、早速、新旧長靴の交代式
「長い間ご苦労様でした」
「・・・・・」
「今日からはあなたの代わって、この畑を守りますから安心をして下さい」
「・・・・・」
「そんなに悲しい顔をされると・・・」
「・・・・・」
 そこで私は旧長靴くんに引退の花道を与えることにした。
 この秋の「かかしまつり」に向けて製作中のかかしの靴として最後の務めを果たしてもらうことにした。
 てなことで、私の畑の交代劇はメデタシ、メデタシとなったが、あの人たちの方はまだまだもめるンだろうな。






ぞろぞろ

2009年07月08日 | 雑記
 4歳になる孫の日々を綴った息子のブログを見ていたら、まだ寝るときにはオネショ予防のおむつを履かせ、朝起きると自分でパンツに履き替えるという話が書いてあった。
 そして、パンツの置き場には<ほねほねザウルス>なるオマケが置いてあるのだという・・・。
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 写真は息子のブログから拝借・・・

 これを読んだとき30数年前の<ぞろぞろ>を思い出した。

 当時、まだ小学生だった息子と娘に寝るときには本を読んだり、お話しを聞かせたりしていたが、そのお話しの中には古典落語もあり、その一つが<ぞろぞろ>という噺だった。

 長くなるのでストーリーの展開は省くが、参拝客の少ない稲荷さんの門前で茶店を営む貧しい老夫婦が、ある日お稲荷さんにお参りをして帰って来ると変事が起こり、天井から吊るした売り物の1足しか残っていないわらじを買いに来た客が帰ると新しいわらじがゾロゾロと下がってくるという御利益(ごりやく)を授かった。
 それを見た向いの床屋も「茶店と同じ御利益を授けて下さい」とお稲荷さんにお参りをしてところ・・・とサゲに結びつく噺である。

 この「ぞろぞろ」を子どもたちに聞かせた明くる日、ぞろぞろを体感させてやろうと子どもたちが学校から帰って来るのを待っていた。

「ただいま~ 何かある?」
 我が家では当時チュウチュウとよんでいたが、10本セットのビニールの筒に入った色のついた砂糖水で、冷凍庫で凍らせる氷菓を用意しておき、子どもたちが取り出したすぐあとにまた新しいものを補給しておく。
 子どもたちがまた冷たいお茶が飲みたくて、冷蔵庫を開けると先ほど取り出したはずのチュウチュウがまた入っている。

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 明くる日も子どもたちの目に触れないようにチュウチュウを素早く補充して知らぬ顔をしている。
 あたかもエンドレスでチュウチュウが現れるかのように見せ掛けていた。

 そのうちに、我が家の子どもたちはこのチュウチュウのことを<ぞろぞろ>とよぶようになり、子どもたちもいつもバカなことをやって遊んでくれる親がまたやっていることを察しながらも、しばし<ぞろぞろ>気分を楽しんでくれたが、夏の終わりと共に氷菓のおやつはなくなり、同時に<ぞろぞろ遊び>も終わった。

 この遊びはもう30数年前に終わったと思っていたが、息子の記憶の中にはまだ生きていたようで、息子と孫は<ほねほねザウルス>で<ぞろぞろごっこ>をやっているようだ。
これがほねほねザウルスらしい。



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