明けましておめでとうございます
遅まきながら、新年のご挨拶を申し上げます。
これまで毎年12月の末になると、毎年年賀状に木版画を彫ってきましたが、寄る年波に抗えず、特に体調が悪いというわけでもありませんが、80歳という自分の年齢を知ってしまったときかから、木版を彫る体力・気力が失せました。
加えて、そろそろ年賀状卒業の機会も考えていた折でもあり、傘寿という切りのいい歳でもあることから、この期を逃すと・・・と皆々様に年賀状卒業のお知らせをする間もなく勝手に卒業してしまいました。
というわけで、話は上の写真になりますが、これも40年ほど昔に銀座・伊東屋のギャラリーにて開催しました、「ぴーなっつ人形一座」と銘打った、殻付き落花生たちによる人形展の一場面で、暮れも元日もなく修理の明け暮れて、やっとこの一場面が完成しました
修復は人形たちだけではなく、背景の<ホコリ焼け>など全面的な修理となり、大道具とは言え、襖も壁もピンセット、爪楊枝を使っての作業となり、ひとつの場面の手直しで1週間もかかってしまいました。
40年前と比べると、作業に時間がかかるのは年齢的な問題が多く、根気が続かない・老眼で細かい作業に時間がかかるなどなどで、修理が終わるのは1年くらい先のことになりそうです。
・・・ということで、「松の廊下から討ち入り」までの名場面の数々、また「古典落語」などなど、乞う、ご期待!