普段からあまり飲む方ではないから、ビール、焼酎、日本酒、ワインなど
何でもそこにあるものを口にするだけで、自分で飲むアルコールを選ぶことはない。
30代のころ「月刊・面白半分」「オール読み物」「夕刊フジ」などにコンビでルポをしていた阿奈井文彦さんと昔の編集者を交えて、久々に新宿で会うことになった。
1977年に阿奈井さんと「オール読み物」に連載をしていた頃のルポの絵。
待ち合わせの居酒屋に着くと、すでに二人は先に来ていてテーブルには阿奈井さんのボトルキープのウイスキーが出ていた。
何と懐かしいことだ・・・。
いやいや、懐かしいのはこの顔ぶれのことではない。
この顔ぶれで酒を飲むのも09年の秋以来だから久しぶりではあるが、ウイスキーのボトルを見るのは何年ぶりのことだろう。
少なくとも世田谷から海老名に転居してちょうど20年になるが、ここに来てからウイスキーを飲んだ記憶はない。
20代の頃はウイスキーが全盛でサントリーレッド、ブラックニッカなど一本500円で買えた安いウイスキーで盛り上がれたものだった。
酒って流行があるんだね!
昔は焼酎なんてフツーの人はあまり飲まなかったもンな。
そんなことを思い出しながら、東北大震災と面白半分時代の執筆仲間の消息が話題の中心となる。
三人とも若かったころと違ってもう遅くまで飲むこともなくなり、9時前には夜の新宿で別れを告げることとなった。
夜の新宿・中央の二人が阿奈井さんと編集者の後姿
久々に口にしたウイスキーはかなり薄めの水割りだったが、それでも私の中で郷愁を呼び起こしたようだ。
今度は寝酒にウイスキーを買って来よう。
しかし、私のペースではおそらく一本のウイスキーで3年はもつだろうナ。
今でも寝付けぬ夜に飲む酒は、1年に2~3本のカップ酒で間に合っているから・・・。