世田谷から海老名市に転居して、数年後から始めた家庭菜園にもう20数年になる。
息子が小学校のころからお世話になっていた世田谷第八団のビーバースカウト・カブスカウトを招いて長芋掘りを始めた。
サツマイモやジャガイモの収穫では、わざわざ1時間もかけて海老名まで来なくても、多くの子どもたちはすでに体験済みであろう。
長芋掘りなどは親でも体験をしたことがなかろうからと思ったが、これを地面に植えてしまったのではとても子どもたちの手ではその日のうちに掘り上げるのは難しすぎる!
考えた末に、大きな木枠(深さと幅・各1m・長さ4m)の中に土を入れて長芋を育てるという長芋の木枠栽培という手段を考案した。
これを始めた当時、私はまだ50歳代の半ばで、1週間ほどかけてこの木枠に土を入れる作業などはそれほどの負担でもなかった。
しかし、60歳代を過ぎ70歳代も後半になってくると、この木枠に土を入れる作業は徐々に負担を感じるようになってきた。
途中、子どもたちの人数も減ってきたこともあって、木枠の長さも1mほど短くはしたが・・・
81歳という自分の年齢に気づいてしまうと、一気に緊張感は抜けてしまった。
そんなわけで、20数年続けてきたボランティアだったが、一旦幕を下ろすこととした。
一旦・・・ということは、また来年になれば・・・ということでもないが、とりあえずは1年は休憩をして、その先に再度、なにか衰えた私の体力で出来、かつ何かインパクトのある野菜の収穫体験の場をと思っているが、さてどうなることやら・・・。