もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

もう一息だ!

2013年08月24日 | 工作教室

「わー すごい!」
JR根岸線の洋光台にあるはまぎんこども宇宙科学館(横浜こども科学館)のエントランスに飾られた2m50cmの巨大宇宙船はイヤでも入場者の目に入る。
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「これ、洗濯ばさみじゃあない?」
「これは植木鉢だよ」
 一見かっこいい宇宙船もよくよく観察するうちにがらくたを集めて出来ている制作の秘密が見えてきて入場者たちの興味は一層増すようだ。

 大宇宙船の周りに展示している「がらくたザウルス」「空き缶機関車」「がらくた昆虫」などなど、やがてこれらの作品にも眼が届くと、このおもしろさに気がついてくれて家族で話題が盛り上がっている。
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 帰ってからの参考にするために写真を撮る人も多い。


私は撮影禁止などという野暮なことはいいません。

 えーっ!あの本の本人ですか?・・・と感激をしてくれた20代の若者は、展示してある小型の宇宙船を見て「これ、以前に本を見て俺も作ったことがある」とガールフレンドに説明をしていた。
 たまたまその場に居合わせた私が声をかけてみると、10年ほど前に私の本を見て宇宙船を作ったのだと言う。
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 また、私の著書を持って工作教室に来てくれた少年もいた。
 彼は自分の持っている本の著者が科学館にやって来ると知ってお父さんに申し込みをしてもらったということだった。

 普通小学生の子どもが、本の著者などを覚えていることはあまりないと思うのだが、彼にとってはこのがらくた宇宙船が余程印象的だったのだろう。
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 工作教室や展覧会はこうした直接的な反応があるからうれしい。
 役者がテレビより舞台がいいという気持ちと同じなのだろう。

 そんな直接的な手応えに、ついハイな気分に浸っていたが、工作教室の後半の4日間になってくるとさすがに疲れが隠せなくなって来た。

 この項は長くなるので一旦ここで一服して続きをご覧下さい。
 続きは、このままスクロールしてこの下にあります。


最後の4日間

2013年08月24日 | 工作教室

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 1日2回各20名の子どもたちを相手の宇宙船作りの後半は、紙皿を使った円盤型のUFOを作ることとなった。
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 この頃になると疲れが蓄積されて、早朝野良仕事には出られなくなってきた。

 あと4日、あと3日・・・と自分に鞭打ちながら家を出るが科学館に行ってしまえば、またハイな気分で子どもたちに対応できる。
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 私の工作教室には学芸員研修に科学館に来ている大学生(オレンジ色のTシャツの若者)が数人サポートしてくれているが、彼らが言うには、キットを購入して組み立てるだけの工作コーナーの子どもたちとはありがとうといって帰るときの笑顔が違います・・・と励ましてくれる。
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屋外で最後の塗装の順番を待つ子どもたち。

 
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円盤型宇宙船完成。
 一人ひとり違ったものが出来る。





 そういえば、教室が終るたびに何人かの子どもの親から子どもと一緒に写真を撮ってくれと頼まれるが、それもこの宇宙船作りが子どもたちの心を満たした証左なのだろう。

 それにしても、一緒に写真を撮ってくれというのは子どもばかりで、若い女性がいないのは寂しいものだと思っていたら、何とあろうことか、最終日の午後の回に自作のロボットと観測衛星を持った若い女性がやって来て一緒に写真を撮ってくれという。

 雨でも降らねばいいが・・・いやいやこのところ晴天続きで畑はカラカラになっているから、雨を期待して一緒に写真を撮ることにした。
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当科学館の元職員のAOIさん、私が持っているのが観測衛星。

 そして昨夜はほんのお湿り程度ではあったが、やはり久々の雨が降った。