日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

外も暑い、中も暑い。ホント、大変。

2024-07-29 07:46:31 | 日本語学校
薄曇り。

晴れていないと、「サルスベリ」のピンクがぼけて見えますね。

今朝もうちのドアを開けるなり、外のムワッとした空気にギョッ。学校に着くと、熱風とまではいかずとも、土日と二日分のムワッがドアを開けるなり攻めてくる。…これはほんと、頂けませんね。

この猛暑が続いているときの助けが、「梅干し」。最近は「ちょっと疲れたな」で、「はい、一個」という風によく食べています。すると、気持ちも関係しているのでしょうが、シャキッとなる…ような気がする。ありがたきかな。古人に感謝。

さて、学校です。

若い人は違いますね。「暑い、暑い」と言うくらいで、バテているような気配はない。「七月生」くらいでしょうか、ちょっと表情が判断できないのは。四月生も半分以上は、どうにか慣れたかな。これも日本語を真剣に学んできたか、あるいは、来日後学んだかで差がついてきたような気がする。言葉がわかると、表情も陰りが薄れてくるのです。

ネパールの学生は、高校を卒業してすぐの人と、大学に入学していた人との差は少しばかりあるかと思っていたのに、…ない。同じように、あまり勉強する習慣がない…人が大半。働き者ではあるのですが。特に去年の「七月生」は、何やかやとよく手伝ってくれます。とは言いながら、こと、勉強のこととなると、いくらやり方を説明しても、どうもピンと来ないらしい。「困った」さんだなあと、こちらが困っているのと、そういう私に困ったような顔をして、見つめていたりする。まっ、いいか。いい子達だから。自分の中でできること、判ることを少しずつ増やしていけばいい。まずは日本理解です。

「Bクラス」で、読解的な授業を避け始めてからすでに一ヶ月。今は、できうる限り「話」中心の授業にしています。みんな、本当は、おしゃべりしたかった…ということがよくわかりました。振ると、言いたくてたまらないとばかりに、何かを言う。最初は教師対一人の学生ですが、だんだんと、その学生の発言に対して、ケチをつける人あり、うんうんとうなずく人ありで、話が増殖していく。

放っておいても、自己増殖ができるので、まずは見ておく、手は出さない。とはいえ、話が途切れる…行き詰まる時があるのです。その時は風通しを良くしてやるか、別の話題を提供してやればいい。「読解」のための教科書とはいえ、本の中にはそういう「きっかけ」、つまり材料がゴロゴロしているのです。そして、時々、時々ですね、本題に戻るのは。もちろん、「司会」者の手の内にあるということが条件ですが。

一方「Aクラス」では、どんどん「読解的」な授業を進めています。早く上級の教科書に入りたいのですが、試験対策で問題集をやったが故に、進度は遅れ気味。もとより、この「遅れ」も無駄ではない。多少、遅れてはいても、その分、力はついてきているようで、知っている単語、判る文法が増えている。故に、説明を端折ることもできる…。

…で、「夏休みが来たぁ」です。「カレンダー」を見ていると、肩越しに「12月の休みはいつからだ」なんて聞くおっちょこちょいがいる。そうですね。夏休みの次は冬休み。でも、その前に進学先を決めてよ。

日々是好日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする