日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「『雨』、のち『みぞれ」、のち『雪』。そして今日は『晴れ』」。「『卒業』まで、あと一ヶ月あまり」。

2010-02-02 08:37:17 | 日本語の授業
 昨日のお昼過ぎから降り始めた「雨」は、いつの間にか「みぞれ」となり、「雪」となりして、降り積もっていました。「降り積もる」などと言いますと、北国の方から「なあんメートル?」と、からかわれてしまいそうですが、それでも、積もったのは何年ぶりでしょう。それがたとえ、一㌢に満たなくとも、雪は雪であり、積もったのは事実なのですから。

 ただ、朝にはもうシャーベット状で、その上を歩くとシャリシャリという音がします。おもしろがって、積もっているところを選びながら歩いてきたのですが、普通にへっぴり腰で歩いてもつまらないので、一人ペンギンサン歩きで歩いてみました。両手を三十度ほど開くのです。そして、歩くたびに両手をピョコピョッコさせてバランスを取るのです。脚は小股です。ヨチヨチ歩きと言った方がよろしいでしょう。ただ、交通機関の万一を思ってか、いつもに比して、人が多いのが気になりましたが。

 まあ、そんなわけで、大通りに出てからは、少々遠慮がちにし、ただ、赤信号の時には、周りの跡のついていない雪の上をグシャグシャと踏んで憂さ晴らしをしてやりましたけれど。

 月はしらじらと冴え返っています。昨日、泣くだけ泣いたから今日はもうスッキリしたのでしょう。月を見やっているうちに、そんな私の後ろからスタスタスタという足音が聞こえてくるではありませんか。ジャリジャリでもなく、シャキシャキでもないのです。私を追い越した時に見てみると、彼は歩道ならぬ車道を歩いていたのです。こういう時ですから、車もスピードを出してはいませんし、轍の跡は乾き切っていますから、普段通りの歩き方が出来たのでしょう。

 雪が降った明くる朝は、日が出ていなくとも明るいのです。まあ、猫がお外に出ていなくとも良しとしましょう。脚が濡れるのが嫌なのかもしれません。もうあちこちでシャーベット状から水状になっていましたから。

 とは言いましても、南から来た学生に、軽やかに降る雪を見せてやりたかったですね。もう今年はチャンスがないでしょう。昨日の雪は、みぞれで、しかも横殴りの風に吹かれて、バッシバッシと傘に当たっていましたもの。一言で言えば、「あれは雪ではありません」ですから。私だって帰る時に、三度ほど、傘を振って上に積もった雪ならぬ氷を落としましたもの。あれはもう氷状態でした。

 さて、そうしているうちに、今日大学の方へ願書を持っていく学生がやって来ました。雪でダイヤが乱れることを心配して早めに出てきたようです。ちょっと見て、直すべきところは直し、コピーして、袋に入れさせます。受け付けてもらえたら、また電話してと言って送り出します。

 今から行けば、後半の授業には間に合うでしょう。今時の授業は、たとえ一日であろうとも、そのまま直接大学入試や入学後に役に立つことが多いので、抜けるのは不利なのです。

 昨日も「歴史的仮名遣い」と「いろは歌」をチョチョッと導入いたしました。どうしても時間に制限がある(こういうのは「一級後」でも、直ぐは無理です。面白くないのです。興味を持ってくれないのに入れたってつまらない、こっちが面白くないのです)のと、入試のための文章を読んだり書いたりしなければならないのとで、こういう時間はなかなか取れないのです。で、

 いつも「チョチョッと」と「ササッと」でやってしまっています。それから、あとは休み時間を利用してのDVDです。知っておいて欲しいこと見ておいて欲しいことがありすぎて…教員達は大変です。

日々是好日
コメント
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