箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

料理のススメ その50(チリコンカン)

2021年07月31日 | おすすめレシピ

大豆には、成長期のみなさんの体を作るために大切なたんぱく質やカルシウム、鉄分がたくさんふくまれているため、アレルギーがない人にはしっかり食べてほしい食材のひとつです。
このブログでも「生あげのしょうがじょうゆ焼き」(2020年4月30日)や、「豆乳ココアケーキ」(2020年5月20日)「納豆とじゃこのかきあげ」(2020年5月22日)など、大豆の加工品を使ったレシピをしょうかいしました。
今回は、水煮(みずに)の大豆を使った、簡単メニューをしょうかいします。

「チリコンカン」は、アメリカ南部の郷土料理のひとつです。
もともとはメキシコ料理で、メキシコの使用言語であるスペイン語で「とうがらしと牛肉」を意味する「チリ・コン・カルネ」が語源です。
ひき肉とたまねぎをいためて豆やチリパウダーなどを加えてにこんだもので、地域や家庭で様々な材料、味付けがあるそうです。

学校給食では、ひき肉と大豆をいろいろな野菜といっしょににこんで、トマトケチャップとウスターソースで調味し、チリパウダーの代わりにトウバンジャンで少しからみをつけています。
これ一品で肉と野菜がたっぷりとれるボリュームのあるおかずです。
まとめて作っておけば冷とう保存も可能ですし、簡単に作ることができるので短時間でできあがります。
ぴりっとしたからさが暑い夏にも食欲をそそる、栄養満点のおかずです。
からみが苦手なかたは、トウバンジャンの量を調節してください。

【チリコンカン】

〈材料〉5人分程度
水煮(みずに)大豆・・・100g
牛肉(ひき肉)・・・・・150g(*)
たまねぎ・・・・・・・・1個
にんじん・・・・・・・・1本
ピーマン・・・・・・・・2個(60gくらい)
にんにく・・・・・・・・少々(おろしにんにくを使うと便利です)
トマトケチャップ・・・・大さじ3と1/2
油・・・・・・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・・・・少々
ウスターソース・・・・・小さじ1
トウバンジャン・・・・・小さじ1/2
水・・・・・・・・・・・1/2カップ(100ml)
 *写真のように、スライスやこま切れの牛肉を使う場合は、あらくきざんでください。

〈作り方〉
1 たまねぎ、にんじんは、皮をむいて、1cm角くらいの色紙切りにする。
  ピーマンは、縦に半分に切り、種とへたを取り除いて、1cm角くらいの色紙切りに
  する。
  にんにくは、皮をむいて、みじん切りにする。

2 なべに、油とにんにくを入れて、火にかける。
  (深めのフライパンでも作りやすいです。)

3 にんにくの香りがしてきたら、牛肉を入れていためる。

4 たまねぎ、にんじんを入れていためる。

5 野菜が少ししんなりしたら、トマトケチャップ、トウバンジャンを入れてさっといた
  める。

6 水煮(みずに)大豆と、水を加える。
  火を弱火にして、ふたをして5分くらいにる。

7 ピーマンを加え、ウスターソース、塩で味を調える。

8 もう一度5分くらいにたら、器に盛り付けてできあがり!


チリコンカン以外にも、夏野菜を使った「レタス丼(どん)」(2020年5月18日)「マーボなす」(2020年5月19日)「ガパオ」(2020年5月27日)「ラタトゥイユ」(2020年7月18日)「ゴーヤちゃんぷるー」(2020年7月23日)など、夏におすすめのレシピをこのブログでしょうかいしています。
興味があるかたは、ぜひ作ってみてくださいね。


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料理のススメ その49(さばの南ばんづけ)

2021年07月24日 | おすすめレシピ

「南蛮(なんばん)づけ」は、肉や魚のからあげに、甘酢(あまず)のタレをからめた料理です。
酢(す)の効果で肉や魚がやわらかくなるので、小魚をまるごとあげてタレにつけこむと、骨まで食べることができます。
酢(す)には殺きん作用もあるので、保存がきく料理です。
一ぱん的にはからあげにしますが、多めの油であげ焼きにしてもおいしく食べられます。
家にある材料で作ってみてください。
今回は、塩さばを使い、多めの油で焼いて作る南ばんづけのしょうかいです。


【さばの南ばんづけ】

〈材料〉2人分
塩さば(*)・・・2切
たまねぎ・・・・・1/2個
にんじん・・・・・1/3本
ピーマン・・・・・1個
かたくり粉・・・・大さじ2
油・・・・・・・・大さじ2

★酢(す)・・・・1/2カップ(100ml)
★砂糖・・・・・・大さじ1
★みりん・・・・・大さじ1
★塩・・・・・・・少々

*今回は塩さばを使いましたが、生さばでももちろん作れます。
 生さばの場合は、2切に対してひとつまみくらい(親指と人差し指と中指の3本の指で
 つまんだくらい)の塩を、切り身全体にふっておいてください。

〈作り方〉
1 たまねぎは、皮をむいて、うす切りにする。
  にんじんは、皮をむいて、せん切りにする。
  ピーマンは、縦に半分に切り、へたと種を取り除いて、せん切りにする。

2 塩さばは、1切を4等分し、かたくり粉をまぶす。
  (食べやすい大きさに切ってください。)

3 なべに、1の野菜と★の調味料を全部入れて、火にかける。
  弱火~中火にして、全体をまぜながらふっとうさせる。
  ふっとうしたら30秒くらいそのまま待って、火を止める。

4 フライパンに油を入れ、2の塩さばを皮を下にして入れて、火にかける。
  中火で5分くらい焼き、フライ返しや菜ばしを使ってひっくり返す。
  反対側も5分くらい焼き、写真のような焼き色がついたら火を止める。
  (ひっくり返す時にやけどをしないように、じゅうぶん注意しましょう。)

5 タッパーにさばを並べ、上から3を全体にかける。
  冷めるまでそのままつけておく。
  (できるだけさばが熱いうちにタレにつけるほうが、味がしっかりしみこみます。
   さばがタレより上に出てしまう場合は、時々さばの上下をひっくり返してくださ
   い。)

6 器に盛り付けて、できあがり!


あまずタレにつけた後で冷蔵庫に入れておけば、2~3日保存できます。
できたてよりも、しばらく置いてからのほうが味がしっかりなじんでおいしいですよ。
前日に作っておいて、まる1日冷蔵庫に入れてつけこんでおくと、暑い夏の季節にさっぱりひんやりして、とても食べやすい一品になります。
魚卵のアレルギーがなければ、ししゃもやわかさぎなどの小魚で作るとおいしいです。
ただし、小アジやイワシなどをまるごと使う場合、魚の大きさによっては頭や背骨は食べられませんので、食べる時には気をつけてください。

今回は塩さばの切り身を使いましたが、さけやさわら、タラなど、どんな魚でもおいしくできます。
一口大に切ったとり肉でもおいしいですよ。
塩さばや塩さけなど、塩がついた魚を使う場合は、できるだけ塩がひかえめなものを使ってください。
スーパーなどでは「あま口」「中から」「から口」のように、塩加減が書かれていることもありますが、その場合おすすめは「あま口」です。
あまり塩がしっかりした魚を使うと、仕上がりが塩からくなってしまいますので気をつけてくださいね。


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7月19日(月)の給食

2021年07月19日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

麦ごはん
切り干し大根の煮物
生揚げのみそ汁
ひじきふりかけ
★鮭の塩焼き(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

1学期最後の給食は「平和学習」のためのこん立です。
76年前の8月15日に、第二次世界大戦が終結しました。
そのころの日本は食べ物が不足しており、ほんの少しのお米に麦やいもを混ぜたり、ぞうすいにしたりして量を増やし、少しでもおなかが満たせるように工夫していました。
お米も手に入らず、野菜の皮や野草をたいたものだけしか食べられなかったこともあったそうです。

給食では、お米に少しだけ大麦を入れた「麦ごはん」にしました。
戦時中も食べられていた切り干し大根のに物やみそしるといった、昔ながらのこん立です。
給食なので、おなかや栄養が満たされる量にはなっていますが、実際には味や栄養は二の次で、とにかく口に入るものは何でも食べるような時代でした。
「おなかいっぱいごはんを食べること」が、当時の人々の夢だったそうです。
今は平和で、毎日おなかいっぱい食べられることに感謝したいですね。

今日で1学期の給食はおしまいです。
暑い夏休みの間もたくさん食べて、元気に過ごしてくださいね。
2学期の給食は、8月27日(金曜日)から始まります。


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畑訪問より(新稲地区)

2021年07月17日 | 食育・地産地消

箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
6月下じゅん、新稲地区にある農家さんの畑を訪問しました。

新稲地区には多くの農地があり、たくさんの農家さんが給食に野菜を入れてくださっています。

こちらの農家さんは5月と6月に、新稲地区の学校を中心にたまねぎ、じゃがいもなどを入れてくださいました。
畑を訪ねると、とうもろこし、なす、トマト、かぼちゃ、きゅうり、いんげん、さつまいも、なすなど、たくさんの種類の夏野菜が育っていました。

まずはかぼちゃ畑。
葉っぱをどんどん増やしています。
葉っぱの下に、小さなかぼちゃを見つけました。
大きくなあれ!

にがうり(ゴーヤ)です。
葉っぱがしげっています。
残念ながら、まだ実は見られません。

きゅうりです。

写真はどちらもきゅうりですが、品種がちがいます。
「どちらのきゅうりが育てやすいか、おいしいか」など、植えた日、肥料、水やりなど生育記録をとって調べながら育てておられるそうです。
収かくのタイミングも大切で、たった1日おくれただけで、大きくなりすぎてしまうそうです。

収かくしたものがこちらの写真です。

大きい方のきゅうりが「ケンシロウ」という名前のきゅうりだそうです。
少し白っぽくて、表面のでこぼこがたくさんあるのがわかりますか?
収かくしたばかりのきゅうりをさわらせてもらうと、「いたい!」
新せんなきゅうりは、表面のでこぼこ(「イボ」というそうです。)にとげがあり、さわるといたいくらいでした。
日がたつと、この表面の「イボ」は元気がなくなって、とれていくのだそうです。

こちらの農家さんは、夏野菜だけではなく、すいかも育てておられました。
写真はすいかの葉っぱです。
下に「わら」をしいているのは、土の表面がかわかないようにするためだそうです。


夏はかぼちゃ、すいか、にがうり、きゅうり、ズッキーニ、とうがんなど「ウリ科」の野菜や果物がたくさん育ちます。
暑い夏にとれる野菜や果物には、体の熱をとり、体温を下げる効果があります。
季節の野菜や果物を食べることが、熱中しょうを予防することにもつながるのですね。
7月の給食にも夏野菜がたくさん登場しました。
夏休みの間も夏野菜をおいしくいただいて、元気に過ごしましょう。
8月や9月の給食にも、夏野菜が登場しますよ!


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7月16日(金)の給食

2021年07月16日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
枝豆の塩ゆで
夏野菜のカレー
福神漬
★ヨーグルト(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「夏野菜のカレー」に入っているかぼちゃ、ズッキーニ、トマト、そして「枝豆の塩ゆで」の枝豆は、全部夏野菜です。
夏野菜には実を食べるものが多く、水分をたくさんふくんでいるのが特ちょう。
食べることで体を中から冷やす働きがあり、水分もとることができるので、熱中しょう予防になります。
ビタミンCもたっぷりなので、夏の強い日差しを浴びて日焼けしたはだを整えたりする効果もあります。
本格的な暑い夏には、しゅんの夏野菜をたくさん食べましょう。


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7月15日(木)の給食

2021年07月15日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
きゅうりの塩昆布あえ
いか入り八宝菜
ツナそぼろ
★焼きとうもろこし (★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

いかの数え方を知っていますか?
いかは「1杯(いっぱい)」「2杯(にはい)」と数えます。
「杯(さかずき)」とは、どうの部分がまるくふくらんだ、水などを入れる容器のこと。
いかのどう体の部分が、お酒をいれる「とっくり」のような形をしていることから、「杯(さかずき、はい)」を使って数えるようになったと言われています。
ただし「杯(はい)」を使うのは「食べ物のいか」のみです。
海や水族館で元気に泳ぐ、生きているいかを数える時には「1匹(いっぴき)、2匹(にひき)」と数えてくださいね。


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7月14日(水)の給食

2021年07月14日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
あじのチョリム
豆腐スープ
しば漬
★トッポギ(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「チョリム」は、魚、肉、豆ふ、野菜などをにこんだ韓国(かんこく)料理です。
和食の「にもの」や「につけ」と同じようにしょうゆが味つけのベースになりますが、砂糖のあま味が少なめで、にんにくやとうがらし、コチュジャンなどの調味料を使います。

「トッポギ」は、トックとよばれるもちを使った韓国(かんこく)料理です。
「もち」を意味する「トク」と、「いためる」を意味する「ポギ」を合わせた名前で、「もちのいためもの」のこと。
赤くてからいイメージを持っている人もいるかもしれませんが、給食のトッポギは赤くもからくもありません。
もともとは韓国(かんこく)の宮中料理で、トックと牛肉、野菜を、しょうゆ味でいためた料理だったそうです。
給食のトッポギはこの宮中料理をもとに、トックと牛肉、野菜をいため、しょうゆと砂糖で味つけをしました。


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7月13日(火)の給食

2021年07月13日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
鶏肉の塩こうじから揚げ
かぼちゃのみそ汁
ゆかりふりかけ
★野菜いため(★は中学生の追加1品)
ヨーグルトドリンク

〈小学生〉

〈中学生〉

「鶏肉(とりにく)の塩こうじから揚げ(あげ)」は、とり肉を塩こうじにつけこんでから、でんぷんをまぶして油であげました。
「こうじ」は米や麦などの穀類に、「麹菌(こうじきん)」というカビの一種をつけて増やしたものです。
「カビ」と聞くとよくないもののように思いますが、みそやしょうゆ、酒なども、この「こうじきん」の力をかりて作ったものです。
「塩こうじ」は、お米に「こうじきん」をつけた「米こうじ」に塩を混ぜて作ったもので、肉や魚をつけこむことでうまみを引き出し、ほんのり塩味をつけたり、やわらかくしてくれる効果があります。

2021年6月5日のブログで、同じ塩こうじを使った「とり肉の塩こうじ焼き」のレシピをしょうかいしていますので、見てみてくださいね。


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7月12日(月)の給食

2021年07月12日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

コーンライス
ムサカ
モロヘイヤのスープ
スライスチーズ
牛乳

〈小学生・中学生〉

「ムサカ」という料理を知っていますか?
「ムサカ」はオリンピックの始まりの国である、ギリシャの料理です。
ギリシャでは、焼いたなすとひき肉とトマトソースを何層にも重ねて、最後に上からチーズ風味のホワイトソースをかけて、オーブンで焼いて仕上げます。
給食では、たっぷりのなすとひき肉をトマトソースでにこんで、米粉と豆乳で作ったホワイトソースをかけてオーブンで焼きました。

「モロヘイヤのスープ」の「モロヘイヤ」は、夏がしゅんの野菜です。

あのクレオパトラも好んで食べていたと言われている野菜で、とても栄養価の高い野菜です。
重い病気にかかったエジプトの王様が、モロヘイヤのスープを飲んだら元気に回復した、という故事があり、アラビア語で「王様の野菜」という意味の「ムルキーヤ」がモロヘイヤの語源と言われています。


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この花が全部実になります。

2021年07月10日 | 食育・地産地消

箕面市内の畑には、夏が旬(しゅん)の野菜がたくさん育っています。
2021年6月12日のブログでしょうかいした「とうもろこし」は、ひとつの株からふたつの花がさいていました。
別の畑には、黄色い小さな花がたくさんさいている野菜がありました。

さて、何の野菜の花でしょうか?
黄色い花が並んでいます。
よく見てみると、花の下には小さな緑色の実がありますね。

正解は・・・

そう、「トマト」です!
この花が全部実になります。

たくさんのトマトが、たわわに実っています。
写真のトマトは、「さくらんぼトマト」という中型のトマトです。

畑によって、トマトの種類や成長の様子がちがいます。

赤く色づき始めたトマトもありました。

育つのが、とても楽しみですね!


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