1月24日(月曜日)から1月30日(土曜日)は「全国学校給食週間」です。
日本の学校給食は、明治22年(1889年)に、貧しい子どものために始まりました。
戦争で一時中断されましたが、昭和21年(1946年)12月24日に再び給食が始まり、この日が「学校給食記念日」とされました。
数年後、冬休みに重ならないように1ヶ月後の1月24日から1月30日を、給食への関心を高める1週間として「全国学校給食週間」とされました。
今回しょうかいするのは、今年度の学校給食週間こん立のひとつ、1月25日(火曜日)のこん立「シェパーズパイ」です。
シェパーズパイは、イギリスやニュージーランド、オーストラリアなどで食べられている家庭料理です。
シェパーズパイの「シェパード」とは羊飼いのことで、もともとは焼いた羊肉の残り物をおいしく食べる料理として生まれたものだとか。
パイと言ってもパイ生地を使うのではなく、羊肉や牛肉をトマトといっしょににこんで作ったミートソースに、マッシュポテトをのせてオーブンでこんがりと焼きます。
【シェパーズパイ】
〈材料〉(4人分)
牛肉(ひき肉)・・・・300g
たまねぎ・・・・・・・1/2個
にんじん・・・・・・・1/3本
ピーマン・・・・・・・1個
トマトピューレ・・・・大さじ2
トマトケチャップ・・・大さじ2
塩、こしょう・・・・・少々
油・・・・・・・・・・大さじ1
●じゃがいも・・・・・3個
●塩・・・・・・・・・少々
●ブイヨン・・・・・・1個
〈作り方〉
1 マッシュポテトを作る。
●のじゃがいもは皮をむいて、ひと口大に切り、やわらかくなるまでゆでる。
やわらかくなったらザルに入れて水気を切り、熱いうちに●の塩、ブイヨンを加え
る。
じゃがいもをつぶして、マッシュポテトにする。
2 ミートソースを作る。
たまねぎ、にんじんは皮をむき、みじん切りにする。
ピーマンは、たてに半分に切って、種とへたを取り除き、みじん切りにする。
3 フライパンに油と牛肉(ひき肉)を入れて火にかけて、いためる。
4 たまねぎ、にんじんを加えて、たまねぎに少しとうめい感が出てくるまでいためる。
5 ピーマンを加えて、いためる。
6 トマトピューレ、トマトケチャップ、塩、こしょうを加えて、味を整える。
7 グラタン皿に、ミートソースを入れて、表面をスプーンなどで平らにする。
8 マッシュポテトをのせて、同じように表面を平らにしてから、フォークで模様をつけ
る。
9 200℃のオーブンで、20分ほど焼く。
写真のように表面が少し焼けて、こんがりきつね色になればできあがり。
オーブンから取り出す時は、やけどしないように注意してください。
オーブンがなければ、トースターでも同じように焼けます。
マッシュポテトもミートソースも、しっかり火が通っていますので、オーブンやトースターで焼く時は表面がこんがり焼ければできあがりです。