りんごは、1年中いつでもスーパーなどで売られていますが、しゅんは秋から冬です。
りんごのさいばいには約4,000年の歴史があり、ローマ時代にはすでに29種類のりんごがあったそうです。
日本では明治4年(1871年)に、アメリカから75品種のなえ木を持ち帰ったのが始まりで、りんごのさいばいに適した日本の北の地方のひんやりとしてすずしい地域で積極的にさいばいされました。
種類が非常に豊富で、味や色、形などさまざまなものがあり、今では世界で約15,000種類、日本では約2,000種類がさいばいされているそうです。
(りんごの花)
「ふじ」 「つがる」 「ジョナゴールド」
「王林」 「陸奥(むつ)」
(りんごの情報や写真は、農林水産省及び農林水産省東北農政局、関東農政局ホームページより抜粋(ばっすい)しました。)
今回は保育所の給食から、りんごを使った米粉で作るケーキです。
箕面市の保育所でも、卵、牛乳・乳製品は給食の調理には使いません。
小麦もできるだけ使わないようにしており、今回しょうかいする「りんごのケーキ」も小麦粉ではなく、米粉で作っています。
りんごを切って混ぜて焼くだけの簡単なケーキですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【りんごのケーキ】
〈材料〉
りんご・・・・・・・・・1個
上新粉・・・・・・・・・3/4カップ
ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
砂糖・・・・・・・・・・大さじ6
水・・・・・・・・・・・大さじ6弱
〈作り方〉
1 アルミホイルでケーキの型を作っておく。
タッパーを包めるくらいの大きさにアルミホイルを切り、タッパーを包む。
四角い形がこわれないよう、中からそっとタッパーをはずす。
(丸いケーキ型や、パウンドケーキ型などがあれば、それにオーブンシートをしいて
も使えます。)
2 オーブンを180度にあたためておく。
3 りんごは、8等分して、皮をむく。
しんを取り除き、5mmくらいのはばの、いちょう切りにする。
4 上新粉とベーキングパウダーをビニールぶくろに入れ、よくふり混ぜておく。
(ふり混ぜる時に、粉が飛び出さないよう、しっかり口をおさえてふりましょう。)
5 ボウルに、砂糖と水を入れて、あわ立て器で混ぜる。
(保育所では「三温糖(さんおんとう)」という、茶色っぽい砂糖を使うため、写真
のように茶色くなりますが、ご家庭にある「上白糖(じょうはくとう)」や「グラ
ニュー糖」などの白い砂糖を使うと、白っぽくなります。
どちらでも作れますので、問題ありません。)
6 4を入れて、どろどろになるまでしっかり混ぜる。
7 3のりんごを入れて、ゴムベラなどでよく混ぜる。
8 1のアルミホイルで作った型に入れて、オーブントレーにのせる。
180度のオーブンで、20~30分焼く。
9 表面がおいしそうなきつね色(*)になって、つまようじをケーキの真ん中にさして
みて、何もついてこなければできあがり!
(つまようじをさす時や、オーブントレーを取り出す時は、やけどをしないように
注意してください。)
*写真のように、こんがりとおいしそうにこげた色のことを「きつね色」と言います。
レシピに「きつね色になったら」とか、「きつね色の焼き色がついたら」というよう
に書かれていたら、こんがりとした色になるまで焼くんだな、と思ってください。
10 まな板の上にのせて、アルミホイルを広げて切り分け、お皿に盛り付ける。
オーブンがなければ、トースターでも焼けます。
トースターの場合は、焼き時間を少し長め(30~40分くらい)にしてください。
お皿に盛り付けた後、かざりに粉砂糖やシナモンを上からふりかけてもおいしいですよ。