箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

畑訪問より(萱野地区)

2021年12月25日 | 食育・地産地消

箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
12月中じゅん、萱野地区にある農家さんの畑を訪問しました。
はくさい、ブロッコリー、きゃべつ、だいこんなどの冬野菜が、収かくの時期をむかえていました。

はくさいは8月ごろ、「ポット」と呼ばれる小さな植木ばちのようなものに種をまき、芽が出てある程度大きくなったら畑に植えかえます。
気温がまだ暖かいうちは葉が広がったままですが、寒くなると「結球(けっきゅう)」と言って、内側の葉っぱがぎゅっと巻いてくるそうです。
葉が巻いた後は内側の葉っぱが増えて、結球部分がどんどん大きくなります。

はくさいのさいばいでやっかいなのは「夜盗虫(よとうむし)」。
その名のとおり夜に出てきて、温かいはくさいの中に入りこみ、葉を食べてしまう虫だそうです。
確かにこの寒さでは、ちょっとだけ虫の気持ちがわかりますね・・・。

ブロッコリーは収かく時期を考えて、植える時期をずらして育てます。
そろそろ収かくができるくらいに大きく育ったブロッコリーと、これからまだまだ大きくなるブロッコリーがありました。

野菜をむだにしないために、一度に同じ種類の野菜を植えるのではなく、いろいろな種類の野菜を少しずつ作って出荷しているそうです。
こちらのうねでは、10月ごろに植えたキャベツが大きくなっていました。

別のうねでは、だいこんがもう収かくできるぐらいの大きさに育っていました。
冬の寒い間はそのままぬかずにおいておくと、2月ごろまでもつそうです。

ブロッコリーやはくさいは、ポットに種をまいてなえを育ててから畑に植えかえますが、だいこんは畑に直接種をまきます。
土の中に小さな穴をあけ、ひとつの穴に2つぶずつ種をまきます。
芽が出て少し大きくなったら、2本のうち1本をぬきます。
これを「間引き(まびき)」といいます。
植えた種が1つぶしかないと芽が出ないこともあるので、こうすることで芽が出ずに困ることがなく、また2本のだいこんが競争して大きくなろうとするのでより元気に育つそうです。
ぬいたほうのだいこんは「まびき菜」として出荷したり、ご家庭で食べたりされています。

訪問した日はビュンビュンと風がふく、とても寒い日でした。
寒さにたえようと、野菜は栄養をたくわえます。
つまりそれが冬野菜のあまみやおいしさに変わるのですが、寒い中での野菜の世話や収かく作業はとても大変ですね。
土がこおってしまうくらい寒い日にだいこんをぬくと、と中でぽきっとおれてしまうこともあるそうです。
冬の寒い日や夏の暑い日も、農家のかたは、おいしい野菜を育てようとがんばってくださっています。
そんな愛情いっぱいの野菜、残さずしっかり食べたい、食べてほしいと思います。

今年も給食でたくさんの箕面産野菜をいただきました。
ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いします。


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止々呂美(とどろみ)のゆずの加工場に行ってきました!

2021年12月24日 | 食育・地産地消

2021年12月4日のブログで、箕面市止々呂美(とどろみ)のゆずの収かくを手伝う「ゆず収かくサポーター」として、収かくを体験した様子をお伝えしました。
そのブログでもお伝えしたように、収かくされたゆずはそのまま出荷されるだけでなく、「ゆず果じゅう」や「ゆず皮スライス」などに加工してから出荷されます。
今回は、そのゆずの加工の様子をお伝えします。

箕面商工会議所(みのおしょうこうかいぎしょ)では、止々呂美(とどろみ)のゆずを箕面市のブランドとして全国に発信する「ゆずともみじの里・みのおプロジェクト」を実ししています。
このプロジェクトでは、収かくされたゆずを、果じゅうやペースト、皮スライスに加工して冷とう保存したり、皮スライスをさらにフリーズドライ加工してから粉末にしています。
冷とうしたり、粉末にして長期間常温で保存可能にすることで、収かくする時期だけではなく年中いつでもはん売できるので、いろいろな事業所でゆず商品の開発を進めやすくしています。
(「ゆずともみじの里・みのおプロジェクト」のくわしい内容は、箕面商工会議所のホームページ(外部リンク)をごらんください。)

給食で人気の「ゆずゼリー」も、このプロジェクトから生まれた製品です。
(学校給食専用商品なので、このゼリーを食べられるのは箕面市の小・中学校に通う人だけです!)

ゆずの収かく作業は、例年11月中じゅんから12月中じゅんごろ。
その1か月間は、週2回収かく作業、週4回加工作業と大いそがしで、毎年約10~12トンの収かく量のうち、9トンを加工するそうです。
ゆずは収かく後、皮も使用する「優等品」と、果じゅうのみ使用する「規格外」に分けられ、「止々呂美(とどろみ)ふるさと自然館」に運ばれます。
自然館の中の加工室では「止々呂美(とどろみ)ゆず生産者協議会」のかたが、ゆずの加工作業をされていました。
この日は、ゆずが12kg入ったコンテナが63個もありました。
これを1日で加工するそうです!
すごい量ですね。

加工室の中は、ゆずのさわやかな香りでいっぱい!
まずはゆずをきれいに洗います。
洗った後はザルに入れて、写真の右側のようにゆずに強い風をふき付けて、表面の水分をふき飛ばします。

次に、この機械でぎゅっとつぶして果じゅうをしぼります。

しぼった果じゅうを決まった量ずつはかって、ふくろに入れます。

専用の機械で「真空処理」(ふくろの中の空気をぬいて、ぴったりとふくろの口を閉じること)をします。

その後、せん度が落ちないように冷とうして保存します。

果じゅうをしぼった後の皮は、ひとつひとつ手作業できれいに中に残った果肉やうす皮、種などをスプーンで取り除きます。

皮の茶色く傷んだところを、これまたひとつひとつ、ハサミやナイフできれいに取り除きます。

「スライサー」という機械を使って、はば3mmにスライスします。

(右からきれいになった皮を入れると・・・)

(左からスライスされた皮が出てきます!)

スライスした皮を、決まった量ずつふくろに入れます。

これも真空処理して、冷とう保存します。
この皮は、マーマレードの材料にもなるそうです。

この日の加工作業にはありませんでしたが、皮をはば1.5mmにスライスしてからフードプロセッサーにかけてペースト状にした「ゆずペースト」も、同じようにふくろに入れて冷とう保存されます。

ゆずの皮をフリーズドライ加工して粉末にする「ゆず粉」は、別の場所で加工作業がされているそうです。

果じゅうをしぼった後の皮から取り除いた果肉やうす皮、種も、捨てませんよ!
これらを使ってスキンケア商品などの開発を進めている事業所へ出荷します。

見学中、箕面商工会議所のかたが加工室に来られました。
「こんなゆず商品もできたよ!」と見せてくださいました。
(おいしそうなドレッシングです!)

このように、手作業で丁ねいに加工された「ゆず果じゅう」や、「ゆず皮スライス」「ゆず皮ペースト」などの加工品を使って、箕面市内の事業所のみなさんが「ゆずマーマレード」「ゆずドレッシング」「ゆずうどん」「ゆずケーキ」「ゆず石けん」など、箕面のゆずを使った製品を開発されています。
みなさんの近くのお店でもはん売されていますよ。
どんな製品が、どこのお店ではん売されているのかは、箕面商工会議所のホームページ(外部リンク)をごらんください。

止々呂美(とどろみ)のゆずは、収かくにも加工にも多くの人が関わって、私たちのもとに届いています。
今回、収かく体験や加工場の見学をさせていただいて、その大変さを実感しました。
箕面市自まんの特産品である「止々呂美(とどろみ)の実生(みしょう)ゆず」、大切に守っていきたいですね。


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12月23日(木)の給食

2021年12月23日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

キャロットライス
豆乳ココアケーキ
鶏肉のトマト煮込み
角チーズ
牛乳

〈小学生・中学生〉

2学期最後の給食です。
クリスマスにちなんで、給食室で「豆乳ココアケーキ」を手作りしました。
ケーキには小麦粉や卵、乳製品がよく使われていますが、このケーキは小麦粉の代わりにお米の粉である「上新粉」、乳製品の代わりに「豆乳」を使っています。

これから楽しい冬休みです。
まだまだ寒くなりますが、かぜなどひかないように規則正しく生活して元気に過ごしてくださいね。
3学期、元気に登校してくれることを楽しみにしています。
3学期の給食は、1月12日(水曜日)から始まりますよ!


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12月22日(水)の給食

2021年12月22日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
あじの照り焼き
白菜のゆず鍋
きざみたくあん
★五目いため(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

今日は「冬至(とうじ)」です。
冬至は1年でいちばん昼が短く夜が長い日で、「運がつくように」という意味で「ん」がつく食べ物(「なんきん」とも呼ばれるかぼちゃ、れんこん、うどんなど)を食べたり、「ゆず湯」につかる習慣があります。
ゆず湯につかるのは、ゆずの皮にふくまれる成分に、体をあたためて皮ふを強くする働きがあるので、冬の寒さやかぜなどの病気から体を守るためです。
ゆずの強い香りが悪い気(「邪気(じゃき)」といいます)をはらってくれるとも言われます。
給食では、冬至にちなんで「白菜のゆず鍋(なべ)」が登場しました。
今日のゆずも、全校止々呂美(とどろみ)のゆずです。
また、白菜、にんじんも、全校で箕面産のものを使用しました。


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12月21日(火)の給食

2021年12月21日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
チンジャオロース
ビーフンスープ
さかなふりかけ
★ごま酢あえ(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「チンジャオロース」の「チンジャオ」は中国語で「ピーマン」、「ロースー」は「細く切った肉」のことで、日本でもよく食べられている中華(ちゅうか)料理です。
日本では牛肉を使って作ることが多いのですが、発しょうの地の中国では「チンジャオロース」といえばぶた肉を使って作るのが一ぱん的だそうです。
給食では、ぶた肉にしっかり下味をつけていためてから、ピーマンやたけのこ、にんじんを加えて仕上げました。
ピーマンが苦手な人も、一口でもいいのでぜひチャレンジしてほしい一品です。


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12月20日(月)の給食

2021年12月20日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
お好み焼き
生揚げのみそ汁
つぼ漬
★さつまいものレモン煮(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「お好み焼き」は、米などの食べ物が不足していた戦後、アメリカから寄付された小麦粉を材料に「おなかがふくれるものを」と考えて売り出されたのがはじまりだそうです。
当時子どものおやつとして食べられていた、小麦粉を水でといて焼いたものにソースをぬった「一銭洋食(いっせんようしょく)」をヒントに大阪や広島で作られ、その後全国へ広まったとか。
給食では、小麦粉を使わずじゃがいもとでんぷんで生地を作り、オーブンで焼いた後、ソースをぬって2度焼きしています。
ソースの焼けるいい香りが、給食室いっぱいに広がりました。


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12月17日(金)の給食

2021年12月17日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
冬野菜のサラダ
チキンカレー
福神漬
みかん
牛乳

〈小学生・中学生〉

みかんは今年度の給食で初登場です。
「みかんが黄色くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
みかんには、かぜなどを防ぐビタミンCがたくさんふくまれています。
皮をむいて、中のふさのうすい皮もいっしょに食べると、食物せんいもとれて、便ぴを防ぐこともできます。
むいた皮には、せき止めや胃の働きを活発にする効果があると言われ、古くから薬としても使われてきました。
また、皮をかんそうさせておふろに入れると、体を温める効果もあると言われています。
みかんの効果で寒い冬を元気に乗り切りたいですね。

ちなみに、医者が青くなるのはみかんだけではなく、りんごやかき、トマトなど、いろいろあるようですよ。
一度調べてみるとおもしろいかもしれませんね。


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12月16日(木)の給食

2021年12月16日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
大根もち
具だくさん豆乳スープ
昆布ふりかけ
★鶏肉のソテー(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「大根もち」と「具だくさん豆乳スープ」は、市内の小学校6年生が、家庭科の学習を活かして給食のこん立を考える「こん立づくりにチャレンジ」という取り組みからの採用こん立です。
北小学校の6年生が考えてくれました。
どちらも冬においしい食品をたっぷり使っています。

「大根もち」は、給食室で大根をミキサーで細かくつぶして水分を切り、米粉と混ぜてオーブンで焼きました。
切り干し大根も入っているので、カルシウムも取れます。
もちもちして、とてもおいしくできました。
ご家庭で作る場合は、材料を混ぜて、手でまるめて平たくつぶした形にしてフライパンで焼くと、簡単にできます。


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12月15日(水)の給食

2021年12月15日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
さつまいもの肉じゃが
みそ汁
味付けいりこ
★にらとツナのいため物(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「肉じゃが」は名前のとおり、ふつうはじゃがいもを使って作りますが、今日はじゃがいもの代わりにさつまいもを使って作りました。
しょうゆと砂糖のあまからい味に、さつまいものあまさがよく合っていて、とてもおいしくできました。
さつまいものあまみは子どもたちも大好きなので、大喜びでたくさん食べてくれました。
食かんが空っぽになって返ってきたクラスが多かったです。


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12月14日(火)の給食

2021年12月14日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
トッポギ
もずくスープ
ゆかりふりかけ
★いためキムチ (★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

見た目が赤くピリからの味付けで、韓国(かんこく)では屋台料理として親しまれている「トッポギ」は、もとは朝鮮(ちょうせん)時代の宮中で作られたものが始まりと言われています。
当時はしょうゆと水あめで味付けされており、からくなかったそうですが、広く一ぱん的に食べられるようになって、コチュジャンや砂糖を使ってあまからく仕上げるのが基本となったそうです。
今日の「トッポギ」は、韓国(かんこく)で「宮中トッポギ」と呼ばれる、お肉や野菜といっしょにトック(韓国(かんこく)のうるち米で作ったもち)をしょうゆと砂糖でいためた、からくないトッポギです。
低学年でも小さなお子さんでも食べられるので、ご家庭でもぜひ作ってみてください。


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