箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

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①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

料理のススメ その48(とり肉の塩こうじ焼き)

2021年06月05日 | おすすめレシピ

「こうじ」とは、蒸した米や麦、大豆などの穀物に、麹菌(こうじきん)というカビの一種をつけて繁殖(はんしょく)させたものです。
みそやしょうゆ、みりん、酒などを発酵(はっこう)させるために、「こうじ」は昔から使われていました。
麹菌(こうじきん)は、日本の食文化にはかかせない、日本を代表する菌(きん)ということで、2006年には日本醸造(じょうぞう)学会により、日本の国菌(こっきん)に認定されています。
「こうじ」を漢字で書くと、「麹」と「糀」があります。
基本的には同じものですが、「麹」という漢字は中国から来たもので、「糀」という漢字は米に麹菌(こうじきん)が花がさくように増えることから日本で作られたものだそうです。

では「塩こうじ」は何かというと、米から作られた「米こうじ」と塩、水を混ぜて、1から2週間ほど熟成(じゅくせい)させたものです。
そもそも「こうじ」は、肉や魚をやわらかくしたり、うま味を引き出したりする効果があるため、「塩こうじ」を肉や魚につけて焼くと、肉や魚がやわらかくなる上に、ほどよい塩味がつき、とてもおいしくなります。

今回は、そんな「塩こうじ」を使った料理のしょうかいです。
給食でも大好評ですよ!


【とり肉の塩こうじ焼き】

〈材料〉(2人分)
とり肉(むね肉、もも肉など)・・・200g
                (からあげ用などカットしたものだと便利です)
塩こうじ・・・・・・・・・・・・・大さじ1
じゃがいも・・・・・・・・・・・・1個
グリーンアスパラガス・・・・・・・3本
油・・・・・・・・・・・・・・・・少々
 *野菜はどんな野菜でもおいしくできます。
  旬(しゅん)の野菜や、冷蔵庫に入っている野菜を使ってください。

〈作り方〉
1 とり肉は、食べやすい大きさに切る。
  (カットしたとり肉の場合は、そのまま使います。)

2 とり肉と塩こうじをビニールぶくろに入れて、全体が混ざるようによくもむ。
  ふくろの口をしっかり閉めて、冷蔵庫で1時間以上おいておく。
  (前日の夜に混ぜておいて冷蔵庫で保管しておくと、すぐに作れるので楽です。
   ビニールぶくろは、写真のようにジッパー付きのものだと便利です。)


3 じゃがいもは、皮をむいて、芽の部分を取り除き、1cmくらいの厚さに切る。
  アスパラガスは、根本の固い部分を切り落とし、5cmくらいの長さに切る。
  (お好みの野菜を、食べやすい大きさに切ってください。)

4 フライパンに油を入れて、とり肉と野菜を入れ、火にかける。
  ふたをして、こげないように中火で5~6分焼く。
  ふたを開けて、全体をしっかり混ぜてから、もう一度ふたをして、少し火を弱めてさ
  らに5~6分焼く。

5 お皿に盛り付けて、できあがり!

給食ではオーブンで焼きますが、ご家庭ではフライパンで蒸し焼きにしてください。
とり肉の中までしっかり火が通るように、ふたをして弱火でじっくり焼くのがポイントですよ。

今回はとり肉を使いましたが、ぶた肉や牛肉でもおいしくできます。
また、魚の切り身を使っても、とてもおいしくできますよ!
肉も魚も何でもできるし、野菜も何でも使えます。
塩こうじはとても便利な調味料ですね。
今週、6月3日(木曜日)の給食では、中学生の追加1品にこのメニューが出ました。
この日はとり肉に、じゃがいもとたまねぎを使いました。
とてもおいしくできましたよ!


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