日本のお隣の国、韓国(かんこく)にも、古くから伝わる伝統的なものや、若者に人気のある現代的なものなど、多くの料理があります。
給食でも韓国(かんこく)料理は人気が高く、このブログではこれまでに「チヂミ(2020年5月26日)」や「ピビンパ(2020年5月29日)」、「糸こんにゃくのチャプチェ(2021年8月7日)」、「トッポギ(2024年1月27日)」、「プルコギ(2024年3月22日)」などの作り方をしょうかいしました。
令和2年度の読書週間こん立で登場した「カレー風味のビビンバ丼(どん)(2020年11月21日)」も、韓国(かんこく)料理のアレンジです。
今回は、そんな人気の韓国(かんこく)料理の中でも、特にリクエストが多い「ヤンニョムチキン」をしょうかいします。
韓国(かんこく)では、いろいろな調味料や香しん料などを混ぜた合わせ調味料のことを「ヤンニョム」と呼びます。
料理によって使う調味料や香しん料がちがいますし、お店や家庭によってもちがうので、おいしさも様々。
給食の「ヤンニョムチキン」に使うヤンニョムは、小学校1年生でも食べやすいように工夫しています。
からさをひかえるためにコチュジャンを少なくし、色がヤンニョムらしく赤くなるようにケチャップを加え、砂糖で少しあまめにして食べやすくしています。
カラッとあげたとり肉に、見た目は真っ赤でも、からさひかえめであまから味のヤンニョムがからんで、とてもおいしいですよ。
【ヤンニョムチキン】
〈材料〉4人分
■とり肉のからあげ
とり肉(もも)・・・1枚(240gくらい)
塩・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・少々
にんにく・・・・・・1片(チューブのおろしにんにくを使う場合は1cmくらい)
酒・・・・・・・・・大さじ1/2
かたくり粉・・・・・大さじ2~3
油・・・・・・・・・適量
■ヤンニョムのタレ
コチュジャン・・・・大さじ2
ケチャップ・・・・・大さじ3
砂糖・・・・・・・・小さじ2
みりん・・・・・・・小さじ2
水・・・・・・・・・大さじ1と1/3(20ml)
〈作り方〉
■とり肉のからあげ
1 にんにくは、すりおろす。
2 とり肉は、一口大に切る。
3 とり肉、にんにく、塩、こしょう、酒をよく混ぜて、下味をつける。
4 ビニールぶくろに、かたくり粉と、とり肉を入れて、ふくろの口をぎゅっとにぎって
ふる。
(かたくり粉が、とり肉全体につくように、よくふりましょう。
粉がこぼれないように、口をしっかりにぎってくださいね。)
5 油を、あげ物用のなべやフライパンに入れて、火にかける。
170度くらいになったら、油の中にとり肉をそっと入れる。
(油を使うときは、必ず大人といっしょにしましょう!)
■ヤンニョムのタレ
6 なべに、タレの材料を全部入れる。
7 弱火にかけて、砂糖がとけるまで混ぜながらにる。
8 きれいに混ざったら、火を止める。
9 とり肉のからあげをなべに入れて、全体に混ぜてタレをからめる。
10 お皿に盛り付けて、できあがり!
給食では衛生管理のため、タレにからめた後、オーブンで焼いて仕上げています。
最後に焼くことで少し香ばしい風味がつくので、給食と同じようにタレをからめた後、フライパンやオーブントースターなどで少し焼いてもおいしいですよ。
フライパンで焼く場合はそのままで、オーブントースターで焼く場合はオーブン皿にアルミホイルをしいて、焼いてください。