箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

料理のススメ その93(とり肉のアップルソース焼き)

2024年10月12日 | おすすめレシピ

秋から冬にしゅんをむかえるりんごは、そのまま生で食べてもあまずっぱくておいしいですが、料理やデザートにもよく使われます。
焼きりんご(2023年12月23日のブログ)」や、保育所の給食で出てくる米粉で作った「りんごのケーキ(2020年9月19日のブログ)」の作り方を、以前このブログでしょうかいしました。
今回は、りんごを使った学校給食メニュー「とり肉のアップルソース焼き」をしょうかいします。
りんごにふくまれる成分には、たんぱく質を分解する働きがあり、りんごピューレを使った調味料に肉をつけこんでから焼くことで、肉がやわらかくなります。
生のりんごのすりおろしでも作ることができますが、りんごピューレを使うと酸味がまろやかになるので、よりおいしくなります。
りんごピューレは、簡単に手作りできますよ!
りんごジャムでも作れますが、その場合は砂糖の量を調整してください。


【とり肉のアップルソース焼き】

〈材料〉2~3人分
とりもも肉(角切り)・・・250から300gくらい(1枚分)
たまねぎ・・・・・・・・・1個
塩・・・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・・・少々
油・・・・・・・・・・・・小さじ1
りんごピューレ・・・・・・大さじ1と1/2
砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・・・・・・・大さじ1/2

〈作り方〉
1 たまねぎは、皮をむいて、くし形に切る。

2 とり肉に、塩、こしょうをふって、下味をつける。
  (角切りではない、とりもも肉を使用する場合は、食べやすい大きさに切ってから、
   下味をつけてください。)

3 りんごピューレ、砂糖、しょうゆをよく混ぜる。

4 ポリぶくろに、2のとり肉と、3のアップルソースを入れて、ふくろの口をしっかりに
  ぎって、よくもむ。
  (バットやボウルにとり肉を入れて、3のアップルソースを全体にかけてから混ぜて
   もいいです。)

〈バットに入れてつけこむ場合〉

5 ポリぶくろの口をしばって、冷蔵庫に入れて1時間以上つけこんでおく。

6 オーブンを170度に温める。

7 オーブン皿に油を引いて、5のとり肉を並べ、そのすきまに1のたまねぎを並べる。
  (油の代わりに、クッキングペーパーをしいてもいいです。)

8 170度で15分くらい焼く。

9 とり肉がこんがり焼けたら、器に盛り付けてできあがり!


【りんごピューレの作り方】

〈材料〉作りやすい分量
りんご・・・小さいもの1個
水・・・・・適量

〈作り方〉
1 りんごを8等分して、皮と種を取り除き、一口大の大きさに切る。

2 小さいなべに入れて、りんごが少し出るくらいに、ひたひたの水を入れる。

3 ふたをして、弱火にかける。

4 時々ふたを開けてみて、りんごがとうめいな感じになったら火を止める。
  ふたをしたまま、冷めるまでおいておく。

5 冷めたら、水分といっしょにミキサーにかけるか、ブレンダーでつぶす。
  (ミキサーやブレンダーがなければ、すりばちですりつぶしてください。)


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料理のススメ その92(みたらし団子)

2024年09月21日 | おすすめレシピ

月の満ち欠けを元に日付を決めていた旧暦(きゅうれき)の8月15日の夜に見える月を「中秋の名月」と言います。
「十五夜」や「いも名月」とも呼ばれ、日本では昔からお月見をし、秋の実りに感謝する日でもありました。
同じく旧暦(きゅうれき)の9月13日の夜を「十三夜」と言います。
「後(のち)の月」「豆名月」「くり名月」となどと呼ばれ、十五夜に次いで美しい月だと言われています。
十五夜も十三夜も、すすきをかざり、月見団子や、秋に収かくした野菜を月にお供えします。

給食では、1月のおせち料理、2月の節分の豆やいわし、3月のひな祭りのちらしずしなど、昔から日本に伝わる行事食も大切にしています。
十五夜や十三夜には、さといもや団子、豆などを使った「お月見こん立」にします。
今回は、お月見こん立の定番「みたらし団子」をしょうかいします。
今年は9月17日(火曜日)の給食に出ました。
給食では、調理員がたくさんの白玉団子をひとつずつ手で丸めて作るのは時間的に難しいため、冷とうの白玉団子をゆでて、みたらしのたれを給食室で手作りしています。
白玉団子も簡単に作れるので、ご家庭ではぜひ白玉団子から手作りしてみてください。


【みたらし団子】

〈材料〉3~4人分
■団子
白玉粉・・・・・200g
上新粉・・・・・50g
水・・・・・・・1と1/4カップ(250ml)

■たれ
しょうゆ・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・大さじ2
かたくり粉・・・大さじ1
水・・・・・・・1/2カップ(100ml)

〈作り方〉
■団子を作る
1 ボウルに、白玉粉、上新粉を入れる。

2 水をまず1カップ入れて、手でこねる。

3 粉っぽさがなくなり、耳たぶくらいのやわらかさになるまで、少しずつ残りの水を加えながらこねる。

4 直径1.5cmくらいの大きさに丸める。

5 大きめのなべに水をたっぷり入れ、火にかける。

6 ふっとうしたら、4の丸めた団子を入れる。

7 全部入れた後、大きめのボウルに水と氷を入れて氷水を作っておく。
  あみしゃくしを用意する。

8 団子がういてきたら、そのまま2分くらいゆでる。

9 火を止めて、あみしゃくしで団子をすくい、氷水を入れたボウルに落とし入れる。

■たれを作る
1 小さいなべに、しょうゆ、砂糖、かたくり粉、水を入れる。

2 弱火にかけて、ヘラでこげないよう底からしっかりかき混ぜ続ける。

3 とろみがついたら火を止める。

■みたらし団子を仕上げる
1 冷めた団子を、ザルに入れてしっかり水気を切る。

2 器に盛り付けてたれを上からかけるか、団子をたれのなべに入れて全体にからめてか
  ら器に盛り付けて、できあがり!
 (写真のように団子をくしにさして皿に盛り付けて、上からたれをかけてもいいです
  ね。)

たれの代わりに、あんこをのせたり、砂糖を混ぜたきな粉をまぶしてもおいしいです。
また、団子を作る時に、ゆでてペースト状にしたにんじんやかぼちゃ、ほうれん草などを加えると、カラフルな団子になりますよ!
野菜のペーストを混ぜる場合は、水の量を少し減らして、調整してくださいね。


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料理のススメ その91(コーンスープ)

2024年08月31日 | おすすめレシピ

夏にしゅんをむかえるとうもろこしは、そのままゆでても、焼いても、むしてもおいしい夏野菜です。
いため物、あげ物、しる物など、料理の材料としてもいろいろ使える上に、とうもろこしのあざやかな黄色が料理をいろどりよく仕上げてくれる、とても便利な野菜です。
給食でも焼きとうもろこしにしたり、ホールコーンを「ツナとコーンのたきこみごはん(2020年4月24日)」「コーンライス(2021年9月4日)」などのようにごはんの具にしたり、「サバ缶(かん)のトマト焼き(2022年7月2日)」「かみかみサラダ(2023年8月5日)」のようにいろどりに使ったりと、いろいろな料理で活やくしています。
今回は、そんなとうもろこしのスープをしょうかいします。
材料は少しちがいますが、今週、2024年8月28日の給食にも出ましたよ!


【コーンスープ】

〈材料〉4人分
ベーコン・・・・・・・・・・・4枚
ホールコーン・・・・・・・・・大さじ4(60gくらい)
クリームコーン・・・・・・・・小さいかんづめ1個(180gくらい)
じゃがいも・・・・・・・・・・1個
たまねぎ・・・・・・・・・・・1/2個
にんじん・・・・・・・・・・・1/3本
ブロッコリー・・・・・・・・・小ぶさを3~4個(50gくらい)
水・・・・・・・・・・・・・・2カップ(400ml)
固形ブイヨン・・・・・・・・・1個
かたくり粉・・・・・・・・・・小さじ2
水(水ときかたくり粉用)・・・小さじ2
塩、こしょう・・・・・・・・・各少々
※ホールコーンは、かんづめかレトルトタイプが便利です。
 冷とうのホールコーンを使う場合は、茶こしか小さいざるに入れて、上から熱湯をかけ
 てとかしておきましょう。

〈作り方〉
1 ベーコンは、1cmくらいのはばに切る。

2 じゃがいも、たまねぎ、にんじんは、皮をむいて、1cm角くらいの角切りにする。

3 ブロッコリーは、もう少し小さいふさに分ける。
  小さいなべに水を入れ、火にかけて、ふっとうしたらブロッコリーを入れてゆでる。
  1分くらいで火を止め、流しに置いたざるに流し入れる。

4 なべか、深めのフライパンにベーコンを入れて、弱火にかける。
  じわっとあぶらが出てきて、ベーコンに少し焼き色がつくまでじっくりいためる。

5 じゃがいも、たまねぎ、にんじんを入れて、中火にして、たまねぎにとうめい感が出
  てくるまでいためる。

6 水を入れて、ふっとうしたら固形ブイヨンを加えて、時々混ぜながらにる。

7 じゃがいもがやわらかくなったら、ホールコーン、クリームコーンを入れて、よく混
  ぜる。

8 ブロッコリー、塩、こしょうを加えて、味を調える。

9 かたくり粉に、水ときかたくり粉用の水を入れてよく混ぜて、8に加えて全体をよく
  混ぜる。
 (水ときかたくり粉をなべに入れたら、すぐに全体をよく混ぜましょう。)

10 とろみがついたら、火を止めて、器に盛り付けてできあがり!

器に盛り付けた後、上からパセリのみじん切りをかけてもおしゃれです。


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料理のススメ その90(塩こんぶサラダ)

2024年08月17日 | おすすめレシピ

和食にはかかせない食材のひとつであるこんぶを、塩やしょうゆでにつめた「塩こんぶ」は、そのままご飯にかけて食べても、野菜などといっしょにあえたり、いためたりしてもおいしい、とても便利な食材です。
給食でも、つけものなどと同じようにご飯にそえることもあれば、「ツナとコーンのたきこみごはん(2020年4月24日)」や「きゅうりの塩こんぶ和え(2023年5月27日)」のように、料理に使うこともあります。
塩こんぶはそのまま食べると塩からいくらいしっかりした味がついている上に、こんぶのうま味も味わえるので、調味料代わりにも使えます。
今回は、そんな塩こんぶを使った簡単サラダをしょうかいします。


【塩こんぶサラダ】

〈材料〉4人分
とり肉(ささみ)・・・1本(すじなしのささみが便利です)
酒・・・・・・・・・・小さじ1
だいこん・・・・・・・5cmくらい(100g)
きゅうり・・・・・・・1本
塩こんぶ・・・・・・・大さじ1と1/2(かんそうタイプの場合)
油・・・・・・・・・・小さじ2

〈作り方〉
1 だいこんは、皮をむいて、せん切りにする。

2 きゅうりは、たてに半分に切って、ななめ切りにする。


3 電子レンジで使える器に、だいこん、きゅうりを入れて、ふんわりラップをかける。
  電子レンジで1~2分加熱する。
  加熱が終わったら、やけどしないよう注意して取り出す。

4 別の電子レンジで使える器に、とり肉(ささみ)を入れ、上から酒をふりかけて、ふ
  んわりラップをかける。
  電子レンジで1分30秒加熱する。
  加熱が終わったら、やけどしないよう注意して取り出す。
 (ささみにすじがある場合は、加熱する前に取り除いてください。)

5 とり肉が冷めたら、手でほぐす。

6 フライパンに油を入れ、4と5を入れ、中火にかける。

7 軽くいためたら、塩こんぶを加えて、全体をよく混ぜる。

8 火を止めて、器に盛り付けて、できあがり!

しっとりタイプの塩こんぶでも作れますが、分量は味をみながら調整してください。
にんじんを加えるといろどりがきれいになります。
いためるのもめんどうだな、という時は、5の後でとり肉と野菜をボウルに入れて塩こんぶで和え、冷蔵庫で30分くらい冷やしてもおいしくできます。
いりごまや、刻んだしその葉(大葉)、せん切りにしたみょうが、小口切りにしたねぎ、すりおろしたしょうがなどを加えてもおいしいです。
にんじんなど、他の野菜を加えてもいいですし、こまつな、ほうれん草など、葉野菜も食べやすいです。
切り干し大根を5分くらい水につけてもどして、ぎゅっとしぼって水気をしっかり切ってから、2cmくらいの長さに切って、3で他の野菜といっしょに電子レンジで加熱して加えてもおいしいですよ!


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料理のススメ その89(さけとポテトのマヨ風味焼き)

2024年08月10日 | おすすめレシピ

さけと、ホクホクのじゃがいも、たまねぎやこまつななどの野菜をいっしょに食べられる、ボリュームのある簡単メニューです。
火を使わず、オーブンやオーブントースターで作ることができます。
さけの代わりに、白身魚やとり肉などを使っても、おいしいですよ!
じゃがいもにふくまれるビタミンCは熱には強いのですが、水にとけてしまいやすいので、ゆでると減ってしまいます。
下ゆでせず、そのままオーブンで焼くことで、むだなくビタミンCがとれます。
ごはんの代わりにもなる便利なじゃがいもですが、じゃがいもの芽や、緑色になった皮の部分には、食中毒の原因となる「ソラニン」が多くふくまれているので、少し注意が必要です。
くわしくは、2020年4月27日「ハッシュドポテト」の作りかたを確認してください。


【さけとポテトのマヨ風味焼き】

〈材料〉4人分
さけ・・・・・・・・・4切
酒・・・・・・・・・・小さじ1
たまねぎ・・・・・・・1/4個
じゃがいも・・・・・・中1個
こまつな・・・・・・・1株
マヨネーズ(*)・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・少々
 *学校給食では、卵不使用のマヨネーズ風ドレッシングを使っています。
  ふつうのマヨネーズでも、マヨネーズ風ドレッシングでも、どちらでもおいしくでき
  ますよ。

〈作り方〉
1 さけは、一口大に切り、酒をふっておく。

2 たまねぎは、皮をむいて、うす切りにする。

3 じゃがいもは、皮をむいて、1cm角くらいの角切りにする。

4 こまつなは、1から2cmはばくらいに切る。

5 ボウルに、さけ、たまねぎ、じゃがいも、こまつな、マヨネーズ、塩、こしょうを入
  れて、混ぜ合わせる。

6 オーブンを200度に温める。

7 オーブン皿に、クッキングシートをしいて、5を広げる。
 (ここでマヨネーズを少し足してもおいしいです。
  クッキングシートの代わりに、アルミホイルをしいてもいいですよ。)

8 オーブンで30分焼く。

9 さけと、じゃがいもを、ひとつずつお皿に取り出して、さけは中まで焼けたか、じゃ
  がいもはやわらかくなったか、菜ばしや竹ぐしなどをさして確認する。
 (さけがまだ生っぽかったり、じゃがいもがかたい場合は、5分くらい追加で焼いて、
  もう一度別のさけとじゃがいもで、火が通ったか確認してください。)

10 さけに火が通って、じゃがいもがやわらかくなったら、できあがり!

オーブンの代わりに、オーブントースターを使っても作ることができます。
ただ、温度調節ができないトースターの場合は、表面がこげないよう様子を見ながら、加熱時間を調節してください。
表面がこげそうなのに、じゃがいもがやわらかくならない場合は、上からアルミホイルをかけて焼くと、こげるのを少し防げます。


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料理のススメ その88(ムサカ)

2024年07月06日 | おすすめレシピ

「ムサカ」は、ギリシャやトルコなど東地中海沿岸地域の伝統的な料理です。
アラビア語で「冷やしたもの」という意味の言葉が語源とされ、ギリシャやトルコでは温かい状態で提供されることが多いのですが、国や地域によっては冷やして提供されることもあるそうです。
「ムサカ」は日本のおでんやおせち料理のように、材料や作りかたは地域によってちがいます。
ギリシャの「ムサカ」は、なすやじゃがいもなどの野菜と、ひき肉たっぷりのミートソース、ホワイトソースを何層にも重ね、チーズをかけてオーブンで焼いて仕上げます。
給食では野菜とソースを何層にも重ねて作ることが難しいため、ミートソースになすなどの野菜を入れてにこみ、米粉と豆乳で作ったホワイトソースをかけてオーブンで焼きます。
夏がしゅんのなすがたくさん入っていて、とてもおいしい料理です。

給食では夏野菜を使った料理がたくさん登場します。
「ツナとコーンのたきこみごはん(2020年4月24日のブログ)」「レタス丼(どん)(2020年5月18日のブログ)」「マーボなす(2020年5月19日のブログ)」「ラタトゥイユ(2020年7月18日のブログ)」「ゴーヤちゃんぷるー(2020年7月23日のブログ)」「コーンライス(2021年9月4日のブログ)」「ぶた肉となすのしょうがいため(2023年7月22日のブログ)」などの作りかたを、このブログでしょうかいしていますので、こちらもぜひ作ってみてください。


【ムサカ】

〈材料〉4人分
■ミートソース
なす・・・・・・・・・2本
油(なす用)・・・・・大さじ1
牛肉(ひき肉)・・・・150g
たまねぎ・・・・・・・1/2個
にんにく・・・・・・・ひとかけ(チューブのものを使うと便利です)
トマトピューレ・・・・大さじ2
トマトケチャップ・・・大さじ2
塩・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・少々
油(ソース用)・・・・小さじ1

■ホワイトソース
上新粉(米粉)・・・・大さじ2
豆乳・・・・・・・・・2/3カップ(120ml)
ブイヨン・・・・・・・大さじ1と1/2(固形の場合は1個)
塩・・・・・・・・・・少々

〈作り方〉
■ミートソースを作る。
1 なすは、1cmはばくらいの半月切りにする。

2 たまねぎは、皮をむいて、みじん切りにする。

3 にんにくは、みじん切りにする。

4 フライパンになす用の油を入れる。
  中火にかけ、なすを入れていためる。
  全体に油がなじんだら、火を止めて、器に取り出しておく。

5 なすを取り出した後のフライパンに、ソース用の油とにんにくを入れる。
  中火にかけていため、にんにくの香りが出てきたら、たまねぎを加えていためる。
  少したまねぎがとうめいになってきたら、牛肉を加えていためる。
  (チューブのにんにくを使う場合は、長さ1cmくらい使ってください。
   にんにくといっしょに、たまねぎも入れてから中火にかけて、いためてくださ
   い。)

6 器に取り出しておいたなす、トマトピューレ、トマトケチャップを加えて、さっとい
  ためる。

7 塩、こしょうで味を調えて、火を止める。

■ホワイトソースを作る。
8 小さいなべに、上新粉(米粉)と豆乳を入れる。
  弱火にかけ、ぷつぷつふっとうするまで、こげないようによく混ぜる。
  ブイヨン、塩、こしょうを加えて、味を調え、火を止める。

■仕上げる。
9 ミートソースを、グラタン皿やココット皿のような少し深めの、オーブンで使用でき
  るたい熱の器に入れる。

10 上に、ホワイトソースをかける。

11 オーブントースターで、表面にこんがりとこげ目がつくまで10分から15分焼いて、
  できあがり!

アレルギーがなければ、最後に粉チーズやピザ用チーズをかけて焼いてもおいしいです。
もっと手軽に作りたい場合は、パスタ用のミートソースやホワイトソースを使うと簡単です。
その場合は、油でいためたなすを器に入れて、上からミートソースやホワイトソースをかけてください。


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料理のススメ その87(油淋鶏(ユーリンチー))

2024年06月22日 | おすすめレシピ

今回は、とり肉を使った中国料理「油淋鶏(ユーリンチー)」をしょうかいします。
「油淋鶏(ユーリンチー)」は、あげたとり肉に、刻んだ根深ねぎ(長ねぎ、白ねぎとも呼ばれます)が入ったあまずっぱいタレをかけた料理です。
「油淋鶏(ユーリンチー)」の「油」は「料理用の油」、「淋」は「そそぐ・かける」、「鶏」は「とり肉」という意味で、「とり肉に油をかけた料理」という名前です。
給食では、とり肉だけではなく、あげたじゃがいももいっしょにタレであえて、ボリューム感をアップしています。
さっぱりとした香味ダレが食欲をそそる、子どもたちに大人気のメニューです。
焼いたりいためたりするよりも少し多めの油をフライパンに入れて「あげ焼き」にすると、後片付けも簡単です。


【油淋鶏(ユーリンチー)】

〈材料〉4人分
とり肉(角切り)・・・・・・・300g
じゃがいも・・・・・・・・・・大きめのもの1個(150~200g)
 ★塩・・・・・・・・・・・・少々
 ★しょうが(すりおろし)・・チューブのもので1cmくらい
 ★にんにく(すりおろし)・・チューブのもので1cmくらい
 ★酒・・・・・・・・・・・・大さじ1
かたくり粉・・・・・・・・・・1/2カップ
 ■砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1と1/2
 ■しょうゆ・・・・・・・・・大さじ1
 ■酢(す)・・・・・・・・・大さじ1
 ■白いりごま・・・・・・・・大さじ1
根深ねぎ(白ねぎ)・・・・・・1/2本
油・・・・・・・・・・・・・・適量

〈作り方〉
1 ★の調味料(塩、しょうが、にんにく、酒)を混ぜ合わせる。
  (しょうが、にんにくは、チューブがなければ少量をすりおろしてください。)

2 とり肉をボウルかバットに入れて、1の調味料をよく混ぜて、下味をつけておく。

3 じゃがいもは、皮をむいて、2cm角くらいの大きさに切る。

4 根深ねぎ(白ねぎ)を、みじん切りにする。
  (たてに3~4本くらい切れ目を入れて、はしから細かく刻むと、みじん切りになり
   ます。)

5 電子レンジで使える容器に、■の調味料(砂糖、しょうゆ、酢(す)、白いりごま)
  と、4の根深ねぎ(白ねぎ)を入れて、よく混ぜる。
  500Wの電子レンジで2分加熱する。
  (取り出す時に、酢(す)のツンとしたすっぱいにおいがするかもしれません。
   酢(す)は、加熱することで酸味がとんで、まろやかな味になります。)

6 フライパンに、多めの油と、じゃがいもを入れて、中火にかける。

7 時々ひっくり返しながらあげ焼きにする。
  表面がきつね色になり、はしをさしてみてスッと通ったら、火を止める。
  ペーパータオルをしいたバットか皿に、じゃがいもを取り出す。

8 とり肉に、かたくり粉をまぶす。

9 じゃがいもを取り出した後のフライパンに、減った分くらいの油を足し、とり肉を並
  べて、中火にかける。

10 両面がこんがりきつね色になるまで、あげ焼きにする。

11 とり肉とじゃがいもを器に盛り付けて、上から5のタレをかけて、できあがり!

5の香味ダレは、焼いたりあげたりした白身魚や、蒸したとり肉などにかけてもおいしいです。
キャベツやレタスなどの野菜といっしょに盛り付けると、香味ダレで野菜もおいしく食べられますよ。


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料理のススメ その86(キャベツの蒸し煮(に))

2024年04月27日 | おすすめレシピ

キャベツがさいばいされたのは、ヨーロッパが始まりと言われています。
日本へは、江戸(えど)時代にオランダ人によって長崎に伝えられましたが、このときは花だんに植える観賞用の植物としてさいばいされました。
キャベツが一ぱん的に食べられるようになったのは明治時代です。
今ではサラダに入れたり、せん切りにしてそのまま食べたりと、生で食べることも多いキャベツですが、明治時代までは、日本では薬味や大根おろしなど、ごく一部の野菜以外は、生で食べる習慣がありませんでした。
明治の中ごろ、とある洋食店が、ぶた肉にパン粉などの衣をつけてあげたポークカツレツにキャベツのせん切りをそえて出したところ、とても評判になり、それ以来「トンカツにはせん切りキャベツ」が定着したそうです。

キャベツはすずしい気候のもとで育ちます。
秋に種をまき、春から初夏にかけて収かくするものを「春キャベツ」、夏に種をまき、冬に収かくするものを「冬キャベツ」といいます。
「春キャベツ」はやわらかく、あまみがあるのが特ちょうです。
「冬キャベツ」は、葉がしっかりとしているので、にくずれが少なく、ロールキャベツなど熱を加える調理に適しています。
今回は、ビタミンたっぷりのキャベツを使った「キャベツの蒸し煮(に)」をしょうかいします。
加熱は短時間なので、春キャベツでも冬キャベツでもおいしくできますよ。
(キャベツの情報は、農林水産省及び東北農政局ホームページを参照しました)


【キャベツの蒸し煮(に)】

〈材料〉2人分
ウインナーソーセージ・・・2本
キャベツ・・・・・・・・・大きめの葉3枚
にんじん・・・・・・・・・1/3本
油・・・・・・・・・・・・少々
水・・・・・・・・・・・・大さじ1
塩・こしょう・・・・・・・少々

〈作り方〉
1 ウインナーソーセージは、1cmはばくらいの輪切りにする。

2 キャベツは、3cm角くらいの色紙切りにする。

3 にんじんは、皮をむき、3cm長さくらいの短冊切りにする。

4 ふたができるなべに、油とウインナーソーセージを入れて、弱火にかけていためる。

5 キャベツ、にんじんを加えて、さっと混ぜる。
  水を加え、ふたをして3分くらい蒸す。
  (とちゅうでふたをあけて、こげていないか混ぜてみてください。)

6 にんじんがやわらかくなったら、塩、こしょうを加えて全体を混ぜ合わせて、火を止
  める。
  (にんじんがまだかたかったら、水を大さじ1加えて、2~3分蒸してください。)

7 味を調えて、器に盛り付けて、できあがり!

ウインナーソーセージのうま味で、塩とこしょうだけの味つけでもおいしく仕上がりますが、5で少しコンソメスープの素などを加えてもおいしいですよ。


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料理のススメ その85(プルコギ)

2024年03月22日 | おすすめレシピ

「プルコギ」は、伝統的な韓国(かんこく)料理のひとつです。
「プル」は「火」、「コギ」は「肉」を意味し、日本のすき焼きと焼き肉の間のような料理です。
真ん中が盛り上がった独特な形のプルコギなべを使い、真ん中で焼きながら、周りのへこんだところにたまったタレでにるようにして作るそうです。
牛肉をつけこむあまからいしょうゆベースのタレが味のポイントで、あまめに仕上げるために、りんごやなしのすりおろしを混ぜることもあります。

プルコギは給食でも人気のあるメニューで、プルコギといっしょにご飯もよく食べてくれます。
韓国(かんこく)のりや、手巻きのりで、ご飯とプルコギを巻いて食べてもおいしいですよ。
肉も野菜もたくさん食べられる、栄養満点の一品です。
給食では切り干し大根も入れて、より栄養たっぷりに仕上げていますよ。


【プルコギ】

〈材料〉2人分
牛肉(こま切れ)・・・130g(こま切れまたはうす切り)
にんにく・・・・・・・1かけ(チューブのおろしにんにく少々を使うと便利です)
たまねぎ・・・・・・・1/4個
にんじん・・・・・・・1/3本
もやし・・・・・・・・40g
にら・・・・・・・・・20g
切り干し大根・・・・・7g
ごま油・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・・・小さじ2
酒・・・・・・・・・・小さじ1と1/2
りんごピューレ・・・・小さじ1(りんご少々をすりおろしてもいいです)
砂糖・・・・・・・・・小さじ1
コチュジャン・・・・・小さじ1/2
白ごま・・・・・・・・小さじ1

〈作り方〉
1 たまねぎは、皮をむいて、半分に切ってうす切りにする。

2 にんじんは、皮をむいて、3cmはばくらいの短冊切りにする。

3 もやしは、さっと水で洗っておく。

4 にらは、3cmくらいの長さに切る。

5 にんにくは、すりおろしておく。

6 切り干し大根を小さいボウルに入れて、多めの水に15分くらいつけておく。
  ぎゅっとしぼって水気をよく切って、2~3cmの長さに切る。

7 しょうゆ、酒、りんごピューレ、砂糖、コチュジャンを、小さい器に入れて、よく混
  ぜ合わせておく。

8 フライパンにごま油、にんにくを入れて、弱火にかける。
  にんにくのいい香りがしてきたら、牛肉を入れてから中火にして、色が変わるまでよ
  くいためる。

9 たまねぎ、にんじんを入れて、しんなりするまでいためる。

10 もやし、切り干し大根を入れて、さっといためる。

11 7の調味料を加えて、全体が混ざるようによくいためる。

12 にらを加えてさっといためる。

13 白ごまを加えて、全体を混ぜ合わせたら、火を止める。

14 器に盛り付けて、できあがり!


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料理のススメ その84(ヒラヤーチー)

2024年02月23日 | おすすめレシピ

「ヒラヤーチ―」は沖縄の言葉で「平たく焼く」という意味の、沖縄県の郷土料理です。
小麦粉と卵、だし(または水)を混ぜ、ねぎやにら、その他家庭にある野菜や、かんづめの食材などを加えて平たく焼いたものです。
「沖縄風お好み焼き」と呼ばれることもあり、食感は韓国(かんこく)のチヂミにも似ています。
沖縄県では台風が多いため、台風で外出や買い物ができない時や停電した時に、家庭にある食材を使って非常食としてよく作られたそうです。
簡単にできるので、休日のお昼ごはんやおやつにもおすすめ。
沖縄らしさを出すなら、にがうりやもずくを入れてもおいしいですよ。

給食では小麦粉や卵は使いませんので、給食で提供する「ヒラヤーチー」は米粉(上新粉)とじゃがいもを使って作ります。
今回は、小麦粉と卵を使った一ぱん的な「ヒラヤーチー」の作り方といっしょに、給食の低アレルゲンこん立バージョンの作り方もしょうかいしていますので、ぜひ両方とも作ってみてくださいね。
どちらも簡単ですよ!

【ヒラヤーチー】

〈材料〉2枚分
小麦粉(★)・・・・150g
卵(★)・・・・・・1個
水・・・・・・・・・1カップ(かつおやこんぶのだしじるでもおいしいです)
にら・・・・・・・・1/3たば(葉ねぎでもおいしいです)
ツナのかんづめ・・・小さいかんづめを1/2~1個
油・・・・・・・・・少々

★低アレルゲンこん立バージョンを作る場合
 上新粉・・・・・・60g
 じゃがいも・・・・1個

〈作り方〉
1 にらは、2~3㎝の長さに切る。

2 ボウルに卵を割り入れて、さいばしでほぐす。

3 小麦粉、水を加えて、軽く混ぜる。
 (下の写真のように、とろとろの状態にします。
  クレープ屋さんで焼くところを見たことがあれば、同じくらいとろとろにします。
  あわ立て器がなければ、ヘラで混ぜてください。)

〈★低アレルゲンこん立バージョンの作り方〉
★2 じゃがいもの皮をむき、1/3個と2/3個に切り分ける。
   1/3個は、せん切りにする。
   2/3個は、すりおろす。

★3 上新粉、★2のすりおろしたじゃがいも、水をボウルに入れて、よく混ぜる。
   ★2のせん切りにしたじゃがいもを加える。
   (写真のようなとろとろの生地にはなりませんが問題ありません。
    焼くともちもちになります。
    そのまま4へ進んでください。)

4 にら、ツナのかんづめを加えて混ぜる

5 フライパンに油を入れて、中火にかける。
  4をおたまで、半分くらい入れて、うすくのばす。
  (後でひっくり返すので、小さめにしておくと作りやすいです。
   半分くらいでは多いな、という場合は、量を調節してください。)

6 ふつふつと、表面に穴が空いてくるまで待つ。

7 一度火を止めて、フライ返しを使って、ひっくり返す。
  もう一度、中火にかける。
  (調理になれていたら、火を止めなくてもいいですが、やけどしないように、注意し
   てください。)

8 反対側も焼けたら、火を止める。
  器に盛り付けて、できあがり!

味付けはお好みです。
・ツナのかんづめの量を多くすると、そのままでもおいしいです。
・3または★3で、塩をひとつまみ加えても塩味でおいしくなります。
・上からしょうゆをかけてもおいしいですよ。
・お好み焼きのように、ソースをかけることも沖縄県では増えているそうですよ。
写真ではお好み焼き風に、ソースをかけて、紅しょうがをそえています。

似たような料理で「チヂミ(2020年5月26日のブログ)」や「お好み焼き(2021年3月20日のブログ)」の作り方もしょうかいしています。
チヂミは韓国(かんこく)の料理で、ヒラヤーチーとよく似ていますが、生地にしょうゆを加えて作る点がちがいますよ。
どれもおいしいので、ぜひ作ってみてください。


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