箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

料理のススメ その98(ヤンニョムチキン)

2025年03月22日 | おすすめレシピ

日本のお隣の国、韓国(かんこく)にも、古くから伝わる伝統的なものや、若者に人気のある現代的なものなど、多くの料理があります。
給食でも韓国(かんこく)料理は人気が高く、このブログではこれまでに「チヂミ(2020年5月26日)」や「ピビンパ(2020年5月29日)」、「糸こんにゃくのチャプチェ(2021年8月7日)」、「トッポギ(2024年1月27日)」、「プルコギ(2024年3月22日)」などの作り方をしょうかいしました。
令和2年度の読書週間こん立で登場した「カレー風味のビビンバ丼(どん)(2020年11月21日)」も、韓国(かんこく)料理のアレンジです。

今回は、そんな人気の韓国(かんこく)料理の中でも、特にリクエストが多い「ヤンニョムチキン」をしょうかいします。
韓国(かんこく)では、いろいろな調味料や香しん料などを混ぜた合わせ調味料のことを「ヤンニョム」と呼びます。
料理によって使う調味料や香しん料がちがいますし、お店や家庭によってもちがうので、おいしさも様々。
給食の「ヤンニョムチキン」に使うヤンニョムは、小学校1年生でも食べやすいように工夫しています。
からさをひかえるためにコチュジャンを少なくし、色がヤンニョムらしく赤くなるようにケチャップを加え、砂糖で少しあまめにして食べやすくしています。
カラッとあげたとり肉に、見た目は真っ赤でも、からさひかえめであまから味のヤンニョムがからんで、とてもおいしいですよ。


【ヤンニョムチキン】

〈材料〉4人分
■とり肉のからあげ
とり肉(もも)・・・1枚(240gくらい)
塩・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・少々
にんにく・・・・・・1片(チューブのおろしにんにくを使う場合は1cmくらい)
酒・・・・・・・・・大さじ1/2
かたくり粉・・・・・大さじ2~3
油・・・・・・・・・適量

■ヤンニョムのタレ
コチュジャン・・・・大さじ2
ケチャップ・・・・・大さじ3
砂糖・・・・・・・・小さじ2
みりん・・・・・・・小さじ2
水・・・・・・・・・大さじ1と1/3(20ml)

〈作り方〉
■とり肉のからあげ
1 にんにくは、すりおろす。

2 とり肉は、一口大に切る。

3 とり肉、にんにく、塩、こしょう、酒をよく混ぜて、下味をつける。

4 ビニールぶくろに、かたくり粉と、とり肉を入れて、ふくろの口をぎゅっとにぎって
  ふる。
 (かたくり粉が、とり肉全体につくように、よくふりましょう。
  粉がこぼれないように、口をしっかりにぎってくださいね。)

5 油を、あげ物用のなべやフライパンに入れて、火にかける。
  170度くらいになったら、油の中にとり肉をそっと入れる。
  (油を使うときは、必ず大人といっしょにしましょう!) 

■ヤンニョムのタレ
6 なべに、タレの材料を全部入れる。

7 弱火にかけて、砂糖がとけるまで混ぜながらにる。

8 きれいに混ざったら、火を止める。

9 とり肉のからあげをなべに入れて、全体に混ぜてタレをからめる。

10 お皿に盛り付けて、できあがり!

給食では衛生管理のため、タレにからめた後、オーブンで焼いて仕上げています。
最後に焼くことで少し香ばしい風味がつくので、給食と同じようにタレをからめた後、フライパンやオーブントースターなどで少し焼いてもおいしいですよ。
フライパンで焼く場合はそのままで、オーブントースターで焼く場合はオーブン皿にアルミホイルをしいて、焼いてください。


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料理のススメ その97(変わりマーボ豆腐(どうふ))

2025年02月15日 | おすすめレシピ

マーボ豆ふは、中国の四川(しせん)地方の料理で、肉と豆ふをいため、みそやトウバンジャンなどで味付けした料理です。
本場中国では、さんしょうやとうがらしを使っているので、とてもからい料理なのですが、日本で中国料理店を開いた料理人が、日本人の好みに合うように、からさをひかえめにして提供したことから、人気が出て親しまれるようになりました。
給食では小学校低学年の子どもも食べやすいように、よりからさをひかえて仕上げています。
「変わりマーボ豆腐(どうふ)」は、豆ふの代わりに生あげを使いました。
厚めに切った豆ふをあげて作った生あげは、厚あげとも呼ばれます。
豆ふより少しかたくて、混ぜても形がくずれにくいため、ひき肉などといっしょによくいためても、きれいにできあがります。
また、木綿豆ふと比べるとたんぱく質が約1.5倍、カルシウムが約2.6倍、鉄分が約1.7倍もふくまれていて、成長期におすすめの食材のひとつです。
そのまま食べても、ごはんにのせてどんぶりにして食べてもおいしい「変わりマーボ豆腐(どうふ)」は、給食でも人気のメニューです。


【変わりマーボ豆腐(どうふ)】

〈材料〉3~4人分
生あげ・・・・・・・・・300g(2~3枚)
ぶた肉(うす切り)・・・200g(*)
にんにく・・・・・・・・少々(おろしにんにくを使うと便利です)
しょうが・・・・・・・・少々(おろししょうがを使うと便利です)
たまねぎ・・・・・・・・1/2個
にんじん・・・・・・・・1/3本
葉ねぎ・・・・・・・・・2~3本
油・・・・・・・・・・・小さじ2
水・・・・・・・・・・・3/4カップ(150ml)
ガラスープ(粉)・・・・小さじ1
赤みそ・・・・・・・・・大さじ1強(20g)
しょうゆ・・・・・・・・小さじ1
トウバンジャン・・・・・少々(お好みで量は加減してください)
かたくり粉・・・・・・・小さじ2
*今回はぶた肉のうす切りを使いましたが、ひき肉を使っても同じように作れます。

〈作り方〉
1 生あげの油ぬきをする。
  なべに、生あげがつかるくらいの水を入れて、火にかける。
  ふっとうしたら、生あげを入れて2~3分ゆでる。
  あみしゃくしなどで取り出し、ザルに入れておく。
  (熱いので、やけどしないよう注意しましょう。)

2 にんにくとしょうがは、皮をむいて、すりおろす。
  (おろしにんにくやおろししょうがを使う場合は、そのまま使います。)

3 たまねぎは、皮をむいて、1cm角くらいの色紙切りにする。

4 にんじんは、皮をむいて、いちょう切りにする。

5 葉ねぎは、茶色くなっている部分があれば取り除き、小口切りにする。

6 1の生あげをペーパータオルで包み、軽くおさえて水分を取る。
  1.5~2cm角くらいの角切りにする。

7 ぶた肉は、1cmはばくらいに切る。

8 フライパンに、油、にんにく、しょうがを入れて、中火にかける。

9 いい香りがしてきたら、ぶた肉を加えていためる。

10 ぶた肉の色が半分くらい変わったら、たまねぎ、にんじんを加えていためる。

11 たまねぎがとうめいになってきたら、生あげ、水、ガラスープを加える。

12 ふっとうしたら、赤みそ、しょうゆ、トウバンジャンを加えてよく混ぜ、味を調え
  る。
  (トウバンジャンは少量でからさがぐっと増すので、入れ過ぎに注意しましょう!)

13 葉ねぎを加えてさっと混ぜ、一度火を止める。

14 かたくり粉に、同じ量~2倍の水を入れてといた「水ときかたくり粉」を入れてよく
  混ぜる。

15 火をつけて、中火にし、とろみがつくまでよく混ぜる。

16 火をとめて、器に盛り付けて、できあがり!

同じく、マーボ豆ふのアレンジで、なすを使った「マーボなす(2020年5月19日のブログ)」もおすすめです。
生あげはシンプルに「生あげのしょうがしょうゆ焼き(2020年4月30日)」にしてもおいしいですよ。


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料理のススメ その96(たらのバジル焼き)

2025年01月25日 | おすすめレシピ

「バジル」はイタリア料理には欠かせないハーブ野菜のひとつです。
スーパーなどでよく見るバジルは「スィートバジル」と言い、パスタやピザ、サラダなど、いろいろな料理に使われています。
給食でも「バジルポテト(2020年5月11日のブログ)」や「ガパオ(2020年5月27日のブログ)」などに、スィートバジルと油を混ぜてペーストにしたバジルペーストや、かんそうしたバジルを使っています。
箕面市の農家さんの中には、スィートバジルを育てていらっしゃるかたがいます。
夏から秋にたくさん育つので、朝市などでバジルを見かけたら、ぜひ使ってみてください。
とてもいい香りがしますよ。

今回は、そんなバジルを使った「たらのバジル焼き」をしょうかいします。
2025年1月16日(木曜日)の給食で「白身魚のバジル焼き」が出ました。
たらなどの白身魚だけではなく、さけなどほかの魚や、とり肉を使っても、おいしくできますよ!


【たらのバジル焼き】

〈材料〉3人分
たら・・・・・・・3切
酒・・・・・・・・小さじ1
塩(下味用)・・・少々
バジル・・・・・・生の葉を10枚くらい
オリーブ油・・・・小さじ1
塩・・・・・・・・小さじ2/3
油・・・・・・・・小さじ1

〈作り方〉
1 たらは、1cmから2cmくらいの角切りにする。
  バットに並べて、酒、塩(下味用)をかけて、5分くらい冷ぞう庫に置いておく。

2 バジルの葉を細かく刻んで、オリーブ油と混ぜておく。

3 たらから水気が出ているので、ペーパータオルでふき取る。

4 フライパンに、油と3のたらを入れ、中火にかける。

5 表面が白っぽくなってきたら、2と塩を入れていためる。

6 たらにしっかり火が通ったら、火を止める。

7 器に盛り付けて、できあがり!

盛り付けた後、上にバジルの葉をかざるとおしゃれです。


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料理のススメ その95(さば缶(かん)のお焼き)

2024年12月21日 | おすすめレシピ

毎年12月から翌年4月までの給食に、箕面市内の小学校6年生が、家庭科の学習を活かして給食のこん立を考える「こん立づくりにチャレンジ」という取り組みからの採用こん立が登場します。
「しゅんの野菜をたっぷり使って季節感のあるこん立にした」「おかずに根の部分を使い、ごはんに葉っぱを使って、食品ロスを減らした」「給食でまだ出たことのない国の料理を選んで、アレルギーの子も食べられるようにした」など、みんながいろいろな工夫をして、アイデアたっぷりのこん立を考えてくれます。
毎年11月に出てくる「止々呂美(とどろみ)の香りすまし汁(じる)」も、過去の小学校6年生が考えてくれたこん立が定番メニューになったものです。

今年も12月から、市内の小学校6年生が考えたこん立が給食に登場しています。
2024年12月19日(木曜日)の給食に出た「さば缶(かん)のお焼き」も、そのひとつ。
「毎日のように身長がのびている今!この成長期に必要となる主な栄養素を効率よくとれて、子どもが食べやすくおいしいメニュー」として、保存食で栄養たっぷりのさばかんを、お焼きにするこん立を考えてくれました。
魚料理が苦手な子どもたちにも、おいしく食べてもらえる工夫がつまっています。
マッシュポテトを使うアイデアも、おもしろいですね。


【さば缶(かん)のお焼き】

〈材料〉5個分
さば水にのかんづめ・・・1/2かん(約100g)
しょうが・・・・・・・・少々(すりおろしのチューブのものを使うと便利です)
しょうゆ・・・・・・・・小さじ1
じゃがいも・・・・・・・中3個
葉ねぎ・・・・・・・・・1本
白ごま・・・・・・・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・・・少々
かたくり粉・・・・・・・小さじ1
油・・・・・・・・・・・大さじ1

〈作り方〉
1 しょうがは、皮をむいてすりおろす。

2 葉ねぎは、小口切りにする。

3 じゃがいもは、皮をむき、芽の部分をくりぬいて、8等分する。

4 なべにじゃがいもを入れ、かぶるくらいの水を入れて、火にかける。
  じゃがいもを1個あみじゃくしですくい、おさらに取り出して、つまようじがすっと
  ささるくらいにやわらかくなったら火を止め、あみじゃくしでボウルに取り出す。

5 ポテトマッシャーや、すりこぎなどを使って、じゃがいもをつぶしてマッシュポテト
  にする。

6 別のボウルに、さばかん、しょうが、しょうゆを入れて、よく混ぜる。

7 5のつぶしたじゃがいも、葉ねぎ、白ごま、塩、かたくり粉を加え、よく混ぜ合わせ
  る。

8 5つに分けて丸めてから少しつぶして平たくする。
  フライパンに油を入れて、お焼きを並べ、中火にかける。
  両面を色よく焼く。

9 火を止めて、お皿に盛り付けて、できあがり!

さばかんを使ったおすすめメニューとして、「さばのカレーパン粉焼き(2020年5月28日)」や「さば缶(かん)のトマト焼き(2022年7月2日)」、「さば缶(かん)スパイスカレー(2023年2月18日)」をこのブログでしょうかいしています。
栄養たっぷりのさばかんを使って、ぜひ作ってみてください。


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料理のススメ その94(三平汁(じる))

2024年11月23日 | おすすめレシピ

「三平汁(じる)」は、塩づけにしたさけなどの魚と、にんじんやだいこんなどの野菜をいっしょににこんだ、北海道の郷土料理です。
「三平汁(じる)」という名前の由来には、松前藩(まつまえはん)の斉藤三平(さいとうさんぺい)という人が作ったしる物だからとか、有田焼の「三平皿」という深皿に盛り付けるから、といった説があります。
同じく北海道の郷土料理である「石狩(いしかり)なべ」もさけと野菜をいっしょににこんで作りますが、「石狩(いしかり)なべ」は生のさけを使い、みそで味をつけて仕上げるのに対して、「三平汁(じる)」は塩づけのさけを使い、その塩分だけでしるの味をつけるのが特ちょうです。
地域によって、にしんやたらなど、さけ以外の魚を使うこともあるそうですが、塩づけされた魚を使うのはどこも同じです。
給食では、塩づけのさけはなかなか手に入りませんし、塩分があまり高くなってもこまるので、生のさけを使って作ります。
さけのくさみを取るために、酒やしょうゆも少し使って、おいしく仕上げていますよ。
(三平汁の情報は、農林水産省ホームページを参照しました。)


【三平汁(じる)】

〈材料〉3~4人分
さけ切り身・・・・・・・2切
酒・・・・・・・・・・・少々
にんじん・・・・・・・・1/4本
じゃがいも・・・・・・・1個
だいこん・・・・・・・・1/10本(100gくらい)
根深ねぎ(白ねぎ)・・・1/3本
こまつな・・・・・・・・1/3束
こんにゃく・・・・・・・1/4枚
だしこんぶ・・・・・・・5cm×10cmくらいの大きさ1枚(約5g)
水・・・・・・・・・・・3カップ(600ml)
塩・・・・・・・・・・・小さじ1/2
しょうゆ・・・・・・・・小さじ1

〈作り方〉
1 なべに、水とこんぶを入れて、30分くらいつけておく。

2 さけは、角切りにして、酒をふっておく。

3 にんじんは、皮をむいて、5mmくらいの厚さのいちょう切りにする。

4 じゃがいもは、皮をむいて、1cmくらいの厚さのいちょう切りにする。

5 だいこんは、皮をむいて、5mmくらいの厚さのいちょう切りにする。

6 根深ねぎ(白ねぎ)は、5mmくらいの厚さの小口切りにする。

7 こまつなは、水洗いして、3cmくらいの長さに切る。
  なべに水を入れて火にかけ、ふっとうしたらこまつなを入れて、1分くらいゆでる。
  火を消し、あみしゃくしですくってザルに取り出す。
 (なべの湯は、そのままこんにゃくの下ゆでに使います!)

8 こんにゃくは、5mmくらいの厚さのうす切りにする。
  こまつなを取り出したなべに水を少し加えてもう一度火にかけ、ふっとうしたらこん
  にゃくを入れて、2分くらいゆでる。
  火を消し、流しにザルを置いて、こんにゃくを流し入れる。
 (やけどしないように注意してください。)

9 1のこんぶをつけておいたなべを火にかけ、ふっとうしたら火を止めて、あみしゃく
  しでだしこんぶを取り出す。

10 もう一度火をつけて、にんじん、じゃがいも、だいこんを入れる。

11 ふっとうしたら、さけ、こんにゃくを入れて、にこむ。

12 野菜がやわらかくなったら、塩、しょうゆを加えて、味を調える。

13 根深ねぎ(白ねぎ)、こまつなを加えて、1分くらいにて、火を止める。

14 器に盛り付けて、できあがり!

このレシピは生さけを使っているため、塩としょうゆの代わりにみそを入れて「石狩(いしかり)なべ風」に仕上げてもおいしいですよ!


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料理のススメ その93(とり肉のアップルソース焼き)

2024年10月12日 | おすすめレシピ

秋から冬にしゅんをむかえるりんごは、そのまま生で食べてもあまずっぱくておいしいですが、料理やデザートにもよく使われます。
焼きりんご(2023年12月23日のブログ)」や、保育所の給食で出てくる米粉で作った「りんごのケーキ(2020年9月19日のブログ)」の作り方を、以前このブログでしょうかいしました。
今回は、りんごを使った学校給食メニュー「とり肉のアップルソース焼き」をしょうかいします。
りんごにふくまれる成分には、たんぱく質を分解する働きがあり、りんごピューレを使った調味料に肉をつけこんでから焼くことで、肉がやわらかくなります。
生のりんごのすりおろしでも作ることができますが、りんごピューレを使うと酸味がまろやかになるので、よりおいしくなります。
りんごピューレは、簡単に手作りできますよ!
りんごジャムでも作れますが、その場合は砂糖の量を調整してください。


【とり肉のアップルソース焼き】

〈材料〉2~3人分
とりもも肉(角切り)・・・250から300gくらい(1枚分)
たまねぎ・・・・・・・・・1個
塩・・・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・・・少々
油・・・・・・・・・・・・小さじ1
りんごピューレ・・・・・・大さじ1と1/2
砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・・・・・・・大さじ1/2

〈作り方〉
1 たまねぎは、皮をむいて、くし形に切る。

2 とり肉に、塩、こしょうをふって、下味をつける。
  (角切りではない、とりもも肉を使用する場合は、食べやすい大きさに切ってから、
   下味をつけてください。)

3 りんごピューレ、砂糖、しょうゆをよく混ぜる。

4 ポリぶくろに、2のとり肉と、3のアップルソースを入れて、ふくろの口をしっかりに
  ぎって、よくもむ。
  (バットやボウルにとり肉を入れて、3のアップルソースを全体にかけてから混ぜて
   もいいです。)

〈バットに入れてつけこむ場合〉

5 ポリぶくろの口をしばって、冷蔵庫に入れて1時間以上つけこんでおく。

6 オーブンを170度に温める。

7 オーブン皿に油を引いて、5のとり肉を並べ、そのすきまに1のたまねぎを並べる。
  (油の代わりに、クッキングペーパーをしいてもいいです。)

8 170度で15分くらい焼く。

9 とり肉がこんがり焼けたら、器に盛り付けてできあがり!


【りんごピューレの作り方】

〈材料〉作りやすい分量
りんご・・・小さいもの1個
水・・・・・適量

〈作り方〉
1 りんごを8等分して、皮と種を取り除き、一口大の大きさに切る。

2 小さいなべに入れて、りんごが少し出るくらいに、ひたひたの水を入れる。

3 ふたをして、弱火にかける。

4 時々ふたを開けてみて、りんごがとうめいな感じになったら火を止める。
  ふたをしたまま、冷めるまでおいておく。

5 冷めたら、水分といっしょにミキサーにかけるか、ブレンダーでつぶす。
  (ミキサーやブレンダーがなければ、すりばちですりつぶしてください。)


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料理のススメ その92(みたらし団子)

2024年09月21日 | おすすめレシピ

月の満ち欠けを元に日付を決めていた旧暦(きゅうれき)の8月15日の夜に見える月を「中秋の名月」と言います。
「十五夜」や「いも名月」とも呼ばれ、日本では昔からお月見をし、秋の実りに感謝する日でもありました。
同じく旧暦(きゅうれき)の9月13日の夜を「十三夜」と言います。
「後(のち)の月」「豆名月」「くり名月」となどと呼ばれ、十五夜に次いで美しい月だと言われています。
十五夜も十三夜も、すすきをかざり、月見団子や、秋に収かくした野菜を月にお供えします。

給食では、1月のおせち料理、2月の節分の豆やいわし、3月のひな祭りのちらしずしなど、昔から日本に伝わる行事食も大切にしています。
十五夜や十三夜には、さといもや団子、豆などを使った「お月見こん立」にします。
今回は、お月見こん立の定番「みたらし団子」をしょうかいします。
今年は9月17日(火曜日)の給食に出ました。
給食では、調理員がたくさんの白玉団子をひとつずつ手で丸めて作るのは時間的に難しいため、冷とうの白玉団子をゆでて、みたらしのたれを給食室で手作りしています。
白玉団子も簡単に作れるので、ご家庭ではぜひ白玉団子から手作りしてみてください。


【みたらし団子】

〈材料〉3~4人分
■団子
白玉粉・・・・・200g
上新粉・・・・・50g
水・・・・・・・1と1/4カップ(250ml)

■たれ
しょうゆ・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・大さじ2
かたくり粉・・・大さじ1
水・・・・・・・1/2カップ(100ml)

〈作り方〉
■団子を作る
1 ボウルに、白玉粉、上新粉を入れる。

2 水をまず1カップ入れて、手でこねる。

3 粉っぽさがなくなり、耳たぶくらいのやわらかさになるまで、少しずつ残りの水を加えながらこねる。

4 直径1.5cmくらいの大きさに丸める。

5 大きめのなべに水をたっぷり入れ、火にかける。

6 ふっとうしたら、4の丸めた団子を入れる。

7 全部入れた後、大きめのボウルに水と氷を入れて氷水を作っておく。
  あみしゃくしを用意する。

8 団子がういてきたら、そのまま2分くらいゆでる。

9 火を止めて、あみしゃくしで団子をすくい、氷水を入れたボウルに落とし入れる。

■たれを作る
1 小さいなべに、しょうゆ、砂糖、かたくり粉、水を入れる。

2 弱火にかけて、ヘラでこげないよう底からしっかりかき混ぜ続ける。

3 とろみがついたら火を止める。

■みたらし団子を仕上げる
1 冷めた団子を、ザルに入れてしっかり水気を切る。

2 器に盛り付けてたれを上からかけるか、団子をたれのなべに入れて全体にからめてか
  ら器に盛り付けて、できあがり!
 (写真のように団子をくしにさして皿に盛り付けて、上からたれをかけてもいいです
  ね。)

たれの代わりに、あんこをのせたり、砂糖を混ぜたきな粉をまぶしてもおいしいです。
また、団子を作る時に、ゆでてペースト状にしたにんじんやかぼちゃ、ほうれん草などを加えると、カラフルな団子になりますよ!
野菜のペーストを混ぜる場合は、水の量を少し減らして、調整してくださいね。


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料理のススメ その91(コーンスープ)

2024年08月31日 | おすすめレシピ

夏にしゅんをむかえるとうもろこしは、そのままゆでても、焼いても、むしてもおいしい夏野菜です。
いため物、あげ物、しる物など、料理の材料としてもいろいろ使える上に、とうもろこしのあざやかな黄色が料理をいろどりよく仕上げてくれる、とても便利な野菜です。
給食でも焼きとうもろこしにしたり、ホールコーンを「ツナとコーンのたきこみごはん(2020年4月24日)」「コーンライス(2021年9月4日)」などのようにごはんの具にしたり、「さば缶(かん)のトマト焼き(2022年7月2日)」「かみかみサラダ(2023年8月5日)」のようにいろどりに使ったりと、いろいろな料理で活やくしています。
今回は、そんなとうもろこしのスープをしょうかいします。
材料は少しちがいますが、今週、2024年8月28日の給食にも出ましたよ!


【コーンスープ】

〈材料〉4人分
ベーコン・・・・・・・・・・・4枚
ホールコーン・・・・・・・・・大さじ4(60gくらい)
クリームコーン・・・・・・・・小さいかんづめ1個(180gくらい)
じゃがいも・・・・・・・・・・1個
たまねぎ・・・・・・・・・・・1/2個
にんじん・・・・・・・・・・・1/3本
ブロッコリー・・・・・・・・・小ぶさを3~4個(50gくらい)
水・・・・・・・・・・・・・・2カップ(400ml)
固形ブイヨン・・・・・・・・・1個
かたくり粉・・・・・・・・・・小さじ2
水(水ときかたくり粉用)・・・小さじ2
塩、こしょう・・・・・・・・・各少々
※ホールコーンは、かんづめかレトルトタイプが便利です。
 冷とうのホールコーンを使う場合は、茶こしか小さいざるに入れて、上から熱湯をかけ
 てとかしておきましょう。

〈作り方〉
1 ベーコンは、1cmくらいのはばに切る。

2 じゃがいも、たまねぎ、にんじんは、皮をむいて、1cm角くらいの角切りにする。

3 ブロッコリーは、もう少し小さいふさに分ける。
  小さいなべに水を入れ、火にかけて、ふっとうしたらブロッコリーを入れてゆでる。
  1分くらいで火を止め、流しに置いたざるに流し入れる。

4 なべか、深めのフライパンにベーコンを入れて、弱火にかける。
  じわっとあぶらが出てきて、ベーコンに少し焼き色がつくまでじっくりいためる。

5 じゃがいも、たまねぎ、にんじんを入れて、中火にして、たまねぎにとうめい感が出
  てくるまでいためる。

6 水を入れて、ふっとうしたら固形ブイヨンを加えて、時々混ぜながらにる。

7 じゃがいもがやわらかくなったら、ホールコーン、クリームコーンを入れて、よく混
  ぜる。

8 ブロッコリー、塩、こしょうを加えて、味を調える。

9 かたくり粉に、水ときかたくり粉用の水を入れてよく混ぜて、8に加えて全体をよく
  混ぜる。
 (水ときかたくり粉をなべに入れたら、すぐに全体をよく混ぜましょう。)

10 とろみがついたら、火を止めて、器に盛り付けてできあがり!

器に盛り付けた後、上からパセリのみじん切りをかけてもおしゃれです。


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料理のススメ その90(塩こんぶサラダ)

2024年08月17日 | おすすめレシピ

和食にはかかせない食材のひとつであるこんぶを、塩やしょうゆでにつめた「塩こんぶ」は、そのままご飯にかけて食べても、野菜などといっしょにあえたり、いためたりしてもおいしい、とても便利な食材です。
給食でも、つけものなどと同じようにご飯にそえることもあれば、「ツナとコーンのたきこみごはん(2020年4月24日)」や「きゅうりの塩こんぶ和え(2023年5月27日)」のように、料理に使うこともあります。
塩こんぶはそのまま食べると塩からいくらいしっかりした味がついている上に、こんぶのうま味も味わえるので、調味料代わりにも使えます。
今回は、そんな塩こんぶを使った簡単サラダをしょうかいします。


【塩こんぶサラダ】

〈材料〉4人分
とり肉(ささみ)・・・1本(すじなしのささみが便利です)
酒・・・・・・・・・・小さじ1
だいこん・・・・・・・5cmくらい(100g)
きゅうり・・・・・・・1本
塩こんぶ・・・・・・・大さじ1と1/2(かんそうタイプの場合)
油・・・・・・・・・・小さじ2

〈作り方〉
1 だいこんは、皮をむいて、せん切りにする。

2 きゅうりは、たてに半分に切って、ななめ切りにする。


3 電子レンジで使える器に、だいこん、きゅうりを入れて、ふんわりラップをかける。
  電子レンジで1~2分加熱する。
  加熱が終わったら、やけどしないよう注意して取り出す。

4 別の電子レンジで使える器に、とり肉(ささみ)を入れ、上から酒をふりかけて、ふ
  んわりラップをかける。
  電子レンジで1分30秒加熱する。
  加熱が終わったら、やけどしないよう注意して取り出す。
 (ささみにすじがある場合は、加熱する前に取り除いてください。)

5 とり肉が冷めたら、手でほぐす。

6 フライパンに油を入れ、4と5を入れ、中火にかける。

7 軽くいためたら、塩こんぶを加えて、全体をよく混ぜる。

8 火を止めて、器に盛り付けて、できあがり!

しっとりタイプの塩こんぶでも作れますが、分量は味をみながら調整してください。
にんじんを加えるといろどりがきれいになります。
いためるのもめんどうだな、という時は、5の後でとり肉と野菜をボウルに入れて塩こんぶで和え、冷蔵庫で30分くらい冷やしてもおいしくできます。
いりごまや、刻んだしその葉(大葉)、せん切りにしたみょうが、小口切りにしたねぎ、すりおろしたしょうがなどを加えてもおいしいです。
にんじんなど、他の野菜を加えてもいいですし、こまつな、ほうれん草など、葉野菜も食べやすいです。
切り干し大根を5分くらい水につけてもどして、ぎゅっとしぼって水気をしっかり切ってから、2cmくらいの長さに切って、3で他の野菜といっしょに電子レンジで加熱して加えてもおいしいですよ!


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料理のススメ その89(さけとポテトのマヨ風味焼き)

2024年08月10日 | おすすめレシピ

さけと、ホクホクのじゃがいも、たまねぎやこまつななどの野菜をいっしょに食べられる、ボリュームのある簡単メニューです。
火を使わず、オーブンやオーブントースターで作ることができます。
さけの代わりに、白身魚やとり肉などを使っても、おいしいですよ!
じゃがいもにふくまれるビタミンCは熱には強いのですが、水にとけてしまいやすいので、ゆでると減ってしまいます。
下ゆでせず、そのままオーブンで焼くことで、むだなくビタミンCがとれます。
ごはんの代わりにもなる便利なじゃがいもですが、じゃがいもの芽や、緑色になった皮の部分には、食中毒の原因となる「ソラニン」が多くふくまれているので、少し注意が必要です。
くわしくは、2020年4月27日「ハッシュドポテト」の作りかたを確認してください。


【さけとポテトのマヨ風味焼き】

〈材料〉4人分
さけ・・・・・・・・・4切
酒・・・・・・・・・・小さじ1
たまねぎ・・・・・・・1/4個
じゃがいも・・・・・・中1個
こまつな・・・・・・・1株
マヨネーズ(*)・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・少々
 *学校給食では、卵不使用のマヨネーズ風ドレッシングを使っています。
  ふつうのマヨネーズでも、マヨネーズ風ドレッシングでも、どちらでもおいしくでき
  ますよ。

〈作り方〉
1 さけは、一口大に切り、酒をふっておく。

2 たまねぎは、皮をむいて、うす切りにする。

3 じゃがいもは、皮をむいて、1cm角くらいの角切りにする。

4 こまつなは、1から2cmはばくらいに切る。

5 ボウルに、さけ、たまねぎ、じゃがいも、こまつな、マヨネーズ、塩、こしょうを入
  れて、混ぜ合わせる。

6 オーブンを200度に温める。

7 オーブン皿に、クッキングシートをしいて、5を広げる。
 (ここでマヨネーズを少し足してもおいしいです。
  クッキングシートの代わりに、アルミホイルをしいてもいいですよ。)

8 オーブンで30分焼く。

9 さけと、じゃがいもを、ひとつずつお皿に取り出して、さけは中まで焼けたか、じゃ
  がいもはやわらかくなったか、菜ばしや竹ぐしなどをさして確認する。
 (さけがまだ生っぽかったり、じゃがいもがかたい場合は、5分くらい追加で焼いて、
  もう一度別のさけとじゃがいもで、火が通ったか確認してください。)

10 さけに火が通って、じゃがいもがやわらかくなったら、できあがり!

オーブンの代わりに、オーブントースターを使っても作ることができます。
ただ、温度調節ができないトースターの場合は、表面がこげないよう様子を見ながら、加熱時間を調節してください。
表面がこげそうなのに、じゃがいもがやわらかくならない場合は、上からアルミホイルをかけて焼くと、こげるのを少し防げます。


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