今回は、いろいろな具を混ぜてあげるかきあげです。
「とり肉のコーンフレークあげ(5月15日のブログ)」と同じあげ物ですので、必ず大人がいる時にチャレンジしてくださいね。
納豆は、とうふや生あげ(4月30日のブログ)と同じ、大豆でできています。
蒸したり、にたりした大豆に、「納豆菌(なっとうきん)」というきんを混ぜて、発酵(はっこう)させたのが納豆。
ネバネバしていますが、これが納豆のおいしさのもとです。 (納豆の写真は農林水産省ホームページから抜粋(ばっすい)しました。)
そう、おいしさのもとではあるのですが、このネバネバしたところがいやだ、という人や、ちょっと独特のにおいがいや、という人もいますよね。
納豆は、カルシウムも鉄分もたくさんふくまれている食品なので、アレルギーがなければしっかり食べてほしい食品のひとつです。
給食でも、そのままパックで出したり、手巻きごはんの具として出したりしますが、料理の材料としても使っています。
その中のひとつが、「納豆とじゃこのかきあげ」です。
納豆に加えてちりめんじゃこも入っているので、成長期に必要なカルシウムがたっぷりとれる一品です。
あげ物にすると、ネバネバがなくなってにおいも減りますし、野菜をたくさん入れることで、納豆が苦手な人も食べやすくなりますよ。
給食で作る時は、もっと食べやすくするために、納豆の量は材料に書いている量の半分にしています。
【納豆とじゃこのかきあげ】
〈材料〉(4人分)*小さいかきあげ8個分
納豆・・・・・・・・1パック(40~50g)
ちりめんじゃこ・・・20g
たまねぎ・・・・・・中1/2個(120g)
にんじん・・・・・・1/4本(40g)
米粉(上新粉)・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・小さじ1/5(少々)
水・・・・・・・・・大さじ2
あげ油・・・・・・・適量
〈作り方〉
1 たまねぎは、うす切りにする。
にんじんは、皮をむいて、せん切りにする。
2 ボウルに納豆、ちりめんじゃこ、1のたまねぎ、にんじんと、米粉(上新粉)を入れ
て、混ぜ合わせる。
3 水を少しずつ入れて混ぜながら、まとまるように調整する。
4 8等分にして、バットやお皿にまるくまとめておく。
5 油を、あげ物用のなべやフライパンに入れて、火にかける。
180度くらいになったら、油の中に4を1個ずつ、そっと入れる。
こんがりとした色になるまで、時々ひっくり返しながらあげる。
(油を使うときは、必ず大人といっしょにしましょう!)
6 お皿に盛り付けて、できあがり!
給食では米粉で作ったり、米粉とでんぷん(家庭では「かたくり粉」です。)を混ぜて作りますが、アレルギーがなければ小麦粉で作ることができます。
どうしても納豆のにおいがしていや、という場合は、カレー粉を混ぜるともっとにおいが減ります。
納豆についているたれを衣に混ぜて、味つけに使ってもいいですね。
少しマヨネーズを衣に混ぜても、おいしいですよ。
お好みでアレンジできるので、いろいろ試してみてください。