「謹訳源氏物語」を読んでいる。
たまたま図書館の新着書コーナーで見て、読みやすそうだったので、それに着たばかりでまだだれも読んでいなかったので、読んでみようかなぁと思ったのだ。
図書館の本を一番最初に読むというのはとっても気持ちがいい。なんか得した気分になれるから。
全10巻のうち今6巻まで進んだ。
とても読みやすいのですらすら読める。
古典は今と言葉や習慣がちがうので注釈なしには理解出来ないことが多い。
それで注釈だらけの原文や現代語訳の文章を注釈を見ながら読むのが実にわずらわしい。
そのてんこの「謹訳源氏物語」は注釈が無い。
注釈が無くても読めるように現代文に訳されているので、実に読みやすい。
古典と言うと、高校の眠い退屈な国語の時間を思い出す
それで楽しみよりも「お勉強」。
原文で読まないといけないとついつい思い込みなかなか読む気になれない。
国語の時間さえなかったらもっと気楽に古典に親しめたのになぁ・・・と恨めしく思う。
どうやら国語の授業は生徒に国語に対する興味をなくさせるのが主な目的だったらしい。
もっともこれは日本だけのことではなく、イタリア人も「新曲」を学校で習ったためにあまり読まないらしい。
ともあれ古典は本来面白いもの。
原文で読まないといけないと思わないで、まずは気楽に現代語訳で読んだらいい。
そしてさらに興味を持った人だけ原文で読んだらいい。
枕草紙もあの出だしの名文に圧倒されてなかなか原文で読む気になれない人も、
読んでみると意味不明な箇所、書きなぐりの文章も多く、まるで平安時代のブログ。
そこに逆に枕草子に親しみや魅力を感じるだろう。
というわけで古典はまず現代文で読もう!