柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

郷愁

2008-03-14 08:42:27 | Weblog
京大病院で脳死移植で、肺を移植された三十歳代の女性が手術ミスで亡くなったという、なんとも切ない話です。移植しなければ早晩亡くなる運命であったのでしょう(そう医者が脅していたのでしょう)、そして待ち望んだその時が来て、この顛末。まだ全部で70に満たぬ脳死移植症例数のはずですが、こういう不祥事は初めてだそうです。もっとも、手術は上手くいったけれどその後のトラブルで亡くなる人も多いはずです、それは大きく報じられませんから私達は知りません。腎移植して数年は透析から解放されるけれどその後は再び同じ状態になる人が多いと聞きますから、移植手術の成功とその人の後の人生(健康状態)とは別評価であるわけです。でも、今回はその手術のミスです。だから切ないことです。単純ミス、しかも手術操作のミス(例えば血管傷つけるとか神経切っちゃったとか)ではなく周辺の機械操作のミスだったそうで、なおさら悲しいことです。例によって医者は自分の過失を認めないのですが、中に一人呼吸器外科の医者が過失責任を認めているそうです。過失は明らかなんだから、たまにはきちっと非を認める医者が出てきてもいいようなものですが、でも刑事罰決まると下手すると医者免許剥奪されます、ああ、これは怖いことです。非を非と認めるくらいのタマなら、今後決して同じことはしないでしょうけれどね。ウダウダと法律の陰に逃げていく奴らが再犯繰り返して犠牲者を増やしているんですよ。これも事実でしょう。せつない事件と思いました。
 ヒール朝青龍強い強い。豊ノ島も十分にスピード溢れ強い相撲取りですが、速さの桁が違うですね。安美錦戦もそうでしたが、土俵際最後の場面での体の浴びせ方、叩きつける風です。土俵の中央で釣り落とす様な、危険大胆外連はないんですが、勢いに任せる風に見せてあれはわざと叩きつけ、叩き倒していますね。どうじゃい、コラ?!いいですねぇ、この流れでいいんですよねぇ。ヒールですよ、ヒール。
 東京大阪間の寝台急行「銀河」がなくなるんだそうです。寝台特急ではなく寝台急行です、こんなのは当地のような田舎にはない列車です。小学生時分にカメラ持って写真を撮りにいく鉄道少年だった時期があって、山陽新幹線ができるうんと前の田舎の電車のことはよく覚えています。寝台特急に憧れて、しかもあの時代はたくさん種類があって、東京ー西鹿児島なんて長距離を思うだけでしびれてました。大阪ー札幌なんてとんでもないのもあったのですが、こちらではこれが最長です。でも特急です、大阪、京都なんて駅は真夜中通過ですから中には停車しない便もある、ええ?京都に止まらないのが柳井に止まる?なんて時刻表見ながらまたドキドキして。また昔は、いやもっと昔には映画によくでてくるように寝台でもなんでもない普通の固い座席の列車が蒸気機関車にひかれて東京から九州までそれこそ準急、急行並みの停車で走っていますが、私の幼少時は新大阪や京都行きの急行がメイン、京都まで8時間でしたねぇ、これまたよく覚えています。急行「つくし」でした。高校三年の4月まで新幹線は岡山迄しか来ていなくて、昼間の特急がまだ現役でした、特急「はと」とかね。ここにも止まり、またすぐ止まりで真夜中を東京から大阪まで行くのでしょう、なんともロマンのあることと思います。時代ですねぇ。歳をとるということを実感することです。
コメント
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