柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

2008-03-22 08:39:51 | Weblog
浅田真央、見事に化けましたね、しばらくあの地位は安泰なんでしょう。荒川静香との違いは余裕のあるなしですかね、クールビューティー(私は beauty ではないと思うのですが)の方はつま先だってのあの場面(オリンピック)での一世一代の演技、合うべき条件がみんな一点にうまく集中収束してのいわばギリギリの結果だったでしょう、浅田真央のほうはあの素養に年齢がうまく被さって美しくなっていますわね、見ていて美しい、姿も演技も。これはこの人の性格に負うところが大きいのでしょうが、安定感やら貫禄やらすら見えますよねこの歳で。余裕の差でしょうねぇ。見ている方もゆったり見ておれる感覚です。すごい選手になっていくんでしょうね。
 岩国に交付金満額おりるんですって。まぁ国もなんて現金なこと。おうおう、初めからそう言うとけば金はちゃんとやったんじゃい、です。再編交付金が十年で134億円、市庁舎建設補助金が34億円だそうです。これだけ金が下りれば福田市長も文句言いきれないですわね、今はまだ威勢がいいことですが。知事も喜んでいるそうです。国の施策に抗うようなセットは官僚出身のこの人の頭の中には(体の中には)ないことですから、井原さんの行動自体がさぞや理解できなかったことでしょう。その点福田さんはうんと年下でもあるし、県の自民党の中でもまだ「抑えの効く」ポジションでしょうから、 no problem ですわ。ガサッと変わる。国の言うこと聞かねばどうなるかわかってるんか?と世に知らしめたことでは国の勝ちでしたが、皮肉に言えば井原さんがおればこそのコントラストだったわけです。世の中の仕組みですね。うまくできてる?うまくできてる、その通り。
 佐賀の二十歳の母親が一歳半の我が子の腹を蹴り上げて重態にという記事です。何度聞いたでしょうね、延々と続いています。この子にとっては我が母親にやられたことなら仕方のないことです、この運命諦めるしかありません。端から見ているとどうにもやりきれぬ事、何とかならんかったのかと憤るばかりですが、母親が我が子に手をかけること、誰にも(どんな法律もってきても)止められることではありません。いつも思うことです、ああ、この母親もこうやって蹴られ殴られて大きくなってきたんだろうなとの切ない、なんとも切ない連鎖です。僅かに二十歳の娘ですわ。自分の来し方しか比較する人生がないのも仕方のないことでしょう。この母親を殴ってきた母親(父親)も自分の親から殴られて育ってきたんでしょう、この連綿たる流れ。目を閉じ溜息つくばかりです、言葉を失います。血、家系、DNA・・表現は色々でしょうが、人間というのは如何にその育ち生きていく環境に左右されるかという「好例」でしょう。人間学的社会学的典型例なんでしょうね。瞑するばかりではあるのですが、人間の業、そのものでもあるのでしょう。
コメント
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