柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

金切り声

2008-03-26 08:42:39 | Weblog
新しい水着で新記録が続発、浮力が付きすぎるんじゃないかと調査するんだそうです。新聞の写真には顔の(頭の)小さい、首から下は隆々たる筋肉つけた男選手がランニングシャツとステテコをワンピースにしたような、大正昭和時代の写真に見えるような水着をつけています。超軽量で撥水性に富み厚手にできているそうです。おお、じゃぁ北島も着りゃぁいいじゃないかと言うだけの話しですが、どっこい日本水連はミズノ、デサント、アシックスと契約しているのでこのメーカーの品は使えないんだそうです。ははは、金まみれ。スポンサー様には勝てませぬ。でも、北島が負けても水着の所為にできますね。前にも言いましたが、ステロイド(薬物)使用をあれだけ咎めておいて、周辺機器機材(道具)の改良には何も言わないんですよね。ステロイド飲んで注射して自分の体を大きくして記録を伸ばすのと、軽量化して空気抵抗を少なくして瞬発力を高めるとか、今回のようにあわよくば浮力を生じさせて推進力を増やすなんて身につける道具を換えて記録を伸ばすのと、どう違うんでしょうね。以前の記録(そういう手段を使わなかった、そういう道具のなかった時代の記録)と比較できなくなるからというのでしょうか。人間の生身の記録じゃなくなる、って言うんでしょうか。いいえ、どんな薬使ってもそんな道具を使っても人間には違いないことですわね。ボンズの記録は人間の記録ですよ、まるでサイボーグかエイリアンかの扱いです。ボンズの記録を認めたからって、アーロンやらベースルースの記録が損なわれるものでもないはずです、いや、却って賞賛されるんじゃないんでしょうかね。この水着もそうです。筋肉トレーニングの機械がどうハイテク品になろうがお構いなしなんだから、こっちも行くに任せたらいいことですわ。そう思うんですがねぇ。
 健康保険料払えずに、つまり保険証を使えないばっかりに医者にかかれずに死んだ人が、去年一年に少なくとも31人いるって、全日本民主医療機関連合なる団体が発表したんだそうです。この手の団体は真っ左翼ですから、制度が悪い社会が悪い世の中が悪いと叫ぶばかりなんですが、記事にはこう続きます、病気や高齢で働けず経済的に困窮して受診を控えて死んでしまったと。おお、どうしてこういう弱者を助けなかったんだ?!って訴えです、絶叫です、正義の味方の雄叫びです。馬~鹿。健康保険制度はそういうつくりなんです。保険料支払って保険証受ける、一割、三割の廉価で医療を受けられる。ここから外れる人は福祉が拾うという仕組みですが、福祉の範囲を拡げすぎるときっと国が滅びます、道路やらガソリンやらとはレベルも規模も違います。どんな効果的な仕組みを作ってもそこから外れる人がきっと出ます。自ら外れていく人もいます。その人達を掬うのが政治、行政の仕事ということなんでしょうが、しかし一方的に拾い上げればいいと言うことでもないでしょう。31人ですか。どうやって数えたのか、そこを聞きたいところですが、でもこのくらいなら大したことじゃないでしょうにね。いまの社会制度はうまく機能しているという証拠にさえなるんじゃないですか、左翼さん達の金切り声はさておいて。
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