柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

処分

2008-03-07 08:42:02 | Weblog
自動操舵って単語が繰り返されて。イージス艦も明石海峡の三重衝突も。関西弁の漁師が言います、(こんな狭いところで交通量の多いところでも)大きい船は自動操舵しているものが多い、わしら小さい船がかわしている、と。私のように全く無関係に生きている者が、そういう実態に対して薄っぺらな正論常識論吐くのは簡単なことです、結果から咎める訳です、新聞やらTVで眉を顰めてクズ評論家達の言うが如し。事故が起こるまでは「安全」なんです。あの事故が起こるまではここで自動操舵していても安全だったわけです、何年も何十年も、おそらく。ほら見ろ、言うた通りじゃろうが・・なんて言う奴ばかりです。この繰り返しは人間社会の性、業なんでしょうね。ちなみに新聞は自動操舵と漢字表記しますが、NHKは「自動操だ」です。学力低下、文化衰退を促進している愚行を早く正して欲しいのですが、いいえ、これこそが連中の狙いなのでしょうね。
 時津風部屋の暴行力士の相撲協会の処分、司法の判断が出るまで出場停止で保留するとのことです。理事長は解雇を主張したけれど、残りの9人の理事が反対したそうです。ううむ、殺人ですからねぇ、出場停止じゃぁ甘きに過ぎるとは確かに思います、でも反対した理事達の根拠は親方の指示であれば逆らえぬ事だ、連中が殺そうとしたわけではないとの温情です。うむ、この元親方が未だに弟子達の暴走だと罪を認めない卑怯な態度をとっている事実を考え合わせれば、今までズルズルと優柔不断に引っ張ってきた北の湖理事長が急に強い態度に出ても反発しましょうね、おまけにマスコミは理事長を無能の不適格のと叩きに叩いていますから。遅いんですね結局。対応が遅すぎるんです。同じことが インサイダー取引した自社記者に対するNHKの処分にも言えます、第三者委員会の処分が正式に決定する迄、懲戒休職に処すんだそうです。給料が出るんですって、何割か減で。こっちの方が腹が立ちますね。どうして解雇、懲戒免職にしないんでしょうね。第三者委員会ってなんですか?部下のこんな恥を知らぬ反社会的行為に対して社長が「クビだ!」と決められないってどんな組織なんでしょうか。労組が怖いんでしょう、というよりこの組織自体が労組系左翼共産党系なんでしょう、資本家の横暴は許さないってわけで、そういう奴が社長に座っている。身内で処分する前にまず公平な第三者機関の判断を仰げって屁理屈なんでしょう、甘すぎる処分を許さないために。馘首すれば甘いもくそもないことでしょうに。公平がどうのこうのの前に良い悪いでしょうにね。人事権は誰にあるんですかね。というより社会常識、善悪観がイデオロギーに後ろするこの体質こそが由々しいことですよね。普通は社長がクビだって言えばそれで終わりです。労働組合が何と言おうと悪いことは悪いですわ。これもトップの肚の問題なのです、そう思いますが、そういう奴ばかりの組織とあらばこりゃどうにもならぬことでもありまする。。
 朝日に歯科医の過当競争の特集記事です。コンビニの1.5倍、6万余の開業歯科医だそうです。こればかりは人ごとじゃぁありませんが、でも一緒に載っている写真、365日24時間歯科診療との大きな看板見て、ああ、そのままコンビニって思いました。ここまでせねばならぬのか、という感慨。パイの取り合いです。昼間の患者だけじゃぁ足りないから夜も深夜もと考えるはビジネスとすれば当然でしょう、文明が文化を変えていく(壊していく)のは世の常です。恩恵を受けている以上は甘受せねばならぬ事と分かっていますが、ううむここまで・・という思いが湧き上がります。需要と供給の関係はどう変化していくのでしょうか。救急医療や小児科産科脳外科医療の崩壊を前にして人ごとではないことと肝を冷やす写真でした。
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