柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

壮大

2008-03-02 11:06:47 | Weblog
沖縄米兵事件関連です。朝日は社説で浪花節唸ってます、なんて可哀想な事なんだ、このいたいけな少女の気持ち慮るに余りあることだって全面に憤りを表しています。曰く、(この手の事件では)早く忘れたいと泣き寝入りする人も多い、これ以上傷つきたくないと思うからだ、今回少女の肩にのしかかった重圧は想像にかたくない、と。いくら警戒心を持っていても防げないことはある、とも言います、少女の側にも咎があろうという意見に対して反論もします。米軍が悪い、基地を置くことが悪い、ひいてはそれを許している国が悪いといういつもの論理です。それに対する国の答えもステレオタイプです、日米同盟を崩すことができるとでも言うのか?そこで終わり。先に進みません。反米、反資本主義、反体制、親中親露なだけ。いたいけな少女?私も言うことは一緒ですが、この未成年者の身辺素行具合もしっかり私達にお見せなさいな、横田めぐみさんの如くいきなりかっ攫われたわけではないでしょう。いいえ、和姦強姦の法的解釈、線引きをしようというのではありません、もっと私達の前に判断の材料を並べてくれと言うのです。沖縄では(岩国でも厚木でも佐世保でも同じことでしょう)米兵米軍への対応をどう教育しているのか。例えば、みだりについていってはいけません程度のものであるなら(米兵と話をしてはいけません、なんて極端を言うとそれこそ朝日のお仲間達はワーワー叫ぶましょう、人権蹂躙だ、米兵も同じ所で生活する仲間じゃないかってね)こういう事件は起こるべくして起こっているんです。そこをまるで問題にしない、そこに触れようとしない。胸が悪くなりますね、自分たちでは何もせずにああいえばこう言うで反対するばかり。弱者ぶる、弱者の味方の衣を被って大声を出すばかり。偽善とはこういうことですって典型。ああ、言うも飽きてきましたがしかし向こうが言うならこちらも返さねばなりませぬ。更にもう一つ、この事件に対する県民大会を市民団体連中が計画しているそうですが、自民党沖縄県議団と「カンペ」知事は参加しないんだそうです。教科書問題ではあれだけ一緒になってワーワー大声出していたのに、6月の県議選を睨んで不参加を決めたんだそうです。馬鹿馬鹿しいことでしょう?あんた達の信念信条ってのはどこにある?少女がどうでも教科書がどうでも連中に大切は銘々の選挙です。銘々の食い扶持です。情けないことですわ。
 関口宏のTBS朝番組で佐高信が言いっ放してます、久しぶりにこの人見ました。イージス艦事件での各発言の前提常識とされているような事項、国民の安全財産を守るのが本来の役目である自衛隊が国民を損なった、という謝罪模様に噛みついていました、2000年に高官のコメントがあるそうです、自衛隊が守るべきは国家であり社会である(国民ではない)と定義されているんだと。だからこういう事故は起こるべくして起こっているし、自衛隊ではこういう教育がなされているのだろうから隊員の緩み怠慢なんて咎が相当するのか、どだいこういう頭の下げ方が大嘘だと言いたかったのでしょう。漁協の組合長の最初のコメントがそうでしたね、国民を守るべき自衛隊が国民を損なうとはどういうことかって憤りでした、これはまずは聞いている方に響きましたねその通りだって。「自ら衛る」対象は何なのか、って話にしたいんでしょうが、それが国です国民じゃありません、という区別こそが左翼的なんですね。国を衛るって事は国民を衛るって事ですわ、普通はそう考えますしそれで正しいことです。戦争のことを言いたいんでしょうか、国民を兵隊に徴してどんどん殺して国を守ろうとする、国民を守っていないじゃないかって理屈です。じゃぁどうするのかって対案がないんですね、戦争なんて愚だと言うばかり、だから空想平和主義っていうんです。挙げ句はあの戦争で死んでいった兵隊やら一般国民をまるで犬死のように捉える。軍やら天皇の責任ばかりを言い募る。国民が国を守る事自体を否定する、それこそ空想論です。左翼さん達の理屈の空っぽさが露呈することです。もう一つ、仏大統領サルコジさんの暴言にコメント求められて、この人は単純なタカ派だから(仕方ない)、どこかの国の前の首相のようだってせせら笑ってました。こうやって字にすると大したことないようですが、あの見下したような表情で鼻で笑うような仕草見ているとこの人の卑しさを見たように思いました。態度言動に注意すべきはこの人でした。
 惑星Xの話はまた壮大すぎて。冥王星が惑星群から外されたのは記憶に新しいですが、海王星から遙か彼方にもう一つ惑星があるかも知れないって話です。興味も知識もない私には、一体どうやってそんなもの見つけるんだ?という一番単純な疑問で止まってしまいます。でも、見えるんですってね夜空に光ってるんだそうです、まだ見つからないだけで。太陽の周りを千年掛けて一周するんだそうです。何百光年って概念もなんだかピンときません、いま見上げている星の光が何百年前に発せられたものだっていうことと頭では定義としては承知するのですが。時間軸上の交錯です。今現在に生きるしかない私達が何分前、何十年前、何千年前の光を今同時に見ているという交錯。こっちに頭が回らない私にはとうに理屈を超えた不思議に体中浸るばかりです。天声人語が嘆じているように私もこの壮大さに目の眩む思いです。地球が属する銀河系の中に太陽のような恒星が二千億個あって、そうした銀河が宇宙に一千億あるんだそうです。・・・。・・・。
コメント
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