柔道着に不正が横行して強制的に標準化するという記事です。組み手に不利なように襟を太くしたり、袖を小さくしたりするんだそうです。前にも書きましたが、国際化一般化するということはこういうことなんですね、青い柔道着レベルならまだ笑っていられますが、勝つために手段を選ばず(というニュアンスも日本人だからこそのことなんでしょう、勝つためにルールブックに抵触しない範囲で色々工夫するのは咎められることではないと向こうさんは言うでしょうね)という流れはそれこそ柔よく剛を制すという本来の精神から外れていきます。日本でやっている限りこういう行為は不法です、狡いから、潔くないからです。正々堂々とやれ!そんな事して恥ずかしいと思え!それで済むことです。でも国際試合となればそうはいきません。各国の文化の壁が立ちはだかります。一旦国際化を果たしたなら、発祥地の原則なぞは振り回せぬということです。ここもよく承知しておかねばならぬ事でしょう。
子犬の乳歯から親犬の骨を再生できたって話題が盛んに報道されます、名古屋大学の仕事です。万能細胞研究で日本が一歩抜き出ましたから、こっちに関心も高いって訳です。医者がふんぞり返って言います、この結果はつまりおじいさんおばあさんの骨の病気を孫さんの乳歯で治すことができる可能性を示しているのだって。うむ、話が大きくて面白いこと。この結果がどうなるか、見ているしかないのですが、TVで何度も映される画像にいやぁな思いが湧きました。乳歯から何やらほじくり出す場面、親犬の下顎骨大きく剔られた画像、そこに乳歯の細胞を植えたらこれだけ骨が再生しましたという画像。いや、学者達には手順やら方法に何の意識もないことでしょうが、この乳歯正常の乳歯です、また親犬の下顎も病気でも何でもない正常の骨を削って取って欠損を作りそこに植えるのです。結果を出すために正常な(病気でない)犬を傷めていく、挙げ句殺していく。いえ、医学の基礎研究はこうやって積み上げられてきたのです、人類はこうやって病気と相対してきたのです、正しい間違いのレベルの話ではないです。研究する者達は生き物を殺す傷めるという事への感覚が鈍麻しています、やらねばならぬ事ですから可哀想もくそもないというわけです。これはどの業種でもそうでしょう、怖いこと言うようですが、私達医者は人の生き死にに対して感覚鈍麻しています。漁師、猟師もそうでしょう。この感覚の違い。捕鯨船を巡るシーシェパードの妨害事件もどっちが正しいというレベルの交渉では解決しないことです(だから政治決着しかないのですが)。私は医者のくせに昔からこういうのが苦手で、研究室に入れない落ちこぼれでした。いまだにこういう画像見るといやぁな思いがします。いいえ私の感覚が正常だなんて口幅ったく言うのではありません、ただの医学者になれなかった落ちこぼれです。でも、平気で犬の下顎を削り取る感覚にも沿えません。鈍麻、ですね。それがプロだといえばそうなのかもしれませんが。
子犬の乳歯から親犬の骨を再生できたって話題が盛んに報道されます、名古屋大学の仕事です。万能細胞研究で日本が一歩抜き出ましたから、こっちに関心も高いって訳です。医者がふんぞり返って言います、この結果はつまりおじいさんおばあさんの骨の病気を孫さんの乳歯で治すことができる可能性を示しているのだって。うむ、話が大きくて面白いこと。この結果がどうなるか、見ているしかないのですが、TVで何度も映される画像にいやぁな思いが湧きました。乳歯から何やらほじくり出す場面、親犬の下顎骨大きく剔られた画像、そこに乳歯の細胞を植えたらこれだけ骨が再生しましたという画像。いや、学者達には手順やら方法に何の意識もないことでしょうが、この乳歯正常の乳歯です、また親犬の下顎も病気でも何でもない正常の骨を削って取って欠損を作りそこに植えるのです。結果を出すために正常な(病気でない)犬を傷めていく、挙げ句殺していく。いえ、医学の基礎研究はこうやって積み上げられてきたのです、人類はこうやって病気と相対してきたのです、正しい間違いのレベルの話ではないです。研究する者達は生き物を殺す傷めるという事への感覚が鈍麻しています、やらねばならぬ事ですから可哀想もくそもないというわけです。これはどの業種でもそうでしょう、怖いこと言うようですが、私達医者は人の生き死にに対して感覚鈍麻しています。漁師、猟師もそうでしょう。この感覚の違い。捕鯨船を巡るシーシェパードの妨害事件もどっちが正しいというレベルの交渉では解決しないことです(だから政治決着しかないのですが)。私は医者のくせに昔からこういうのが苦手で、研究室に入れない落ちこぼれでした。いまだにこういう画像見るといやぁな思いがします。いいえ私の感覚が正常だなんて口幅ったく言うのではありません、ただの医学者になれなかった落ちこぼれです。でも、平気で犬の下顎を削り取る感覚にも沿えません。鈍麻、ですね。それがプロだといえばそうなのかもしれませんが。