柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

当局

2008-03-27 08:43:16 | Weblog
日経で豊田が書いてます、せっかくパリーグが開幕してソフトバンクがドラマチックに連勝する、楽天が連敗して野村がぼやくって面白い展開なのに、どうしてわざわざに大リーグなんだ?って。その通り。返す刀で、松坂もあんなもん、岡島も巨人にいたときからあのくらいは投げていのに、ユニフォームが替わったらこの歓声、舶来礼賛もいいかげんにしろ!って。その通り。で、この日程で呼んできた勧進元が読売だってバラして(そうでしょうね、巨人戦と阪神戦しかやらないんだもの)やりそうなことってなことです。そして明日から自分のチームが開幕ですわ。パリーグもいかれたもんですねぇ。記事には松坂もこんな時にやらなくてもって言ってたとあります。普通はそう考えますわね。まだまだ読売(渡辺)のやりたい放題と見えます、プロ野球。
 駅での8人殺傷事件もホームでの突き落とし事件も、余人の理解を寄せ付けない強烈さがあります。どちらも若い奴らで、怨恨などでない通りがかりであること、つまりこいつらの過ごしてきた生活環境にしか因はないのです、つまり親の所為。前者は週刊誌の見出しは秋葉原のゲーマー、後者はまじめな高校生、経済的理由で大学行けず、小中学生時代にいじめられていた、そうです。そんなこと聞きたくもないんですが、後者の父親が自分にもわからんことだと言い訳しているそうです。だからお前の所為だというのです。こりゃぁ本当に底が抜けたのかも知れませんね。あなたの側にもそこかしこにこんな手合いがウロウロしているんでしょう。人ごとに思っている限り、人ごとです。ですね。
 混合診療を限定容認するんだそうです。「高度医療評価」してそれに適えば認めるんだそうです。混合診療とはこうです。今は保険診療ですね、保険証出せば医療費の一割三割で済むってシステムです、でもどんな治療してもいいてわけじゃあありません、薬も治療方法も保険診療に認められたものでなければなりません。そのシステムを厳守するために、認められてない薬や治療すると今までは保険が利いていた部分まで自費になるという決まりがあります。つまりこっちは自費で、それ以外は保険でということができない仕組みなんです。で、最近よく問題になっている抗癌剤のこと、海外では汎用されている薬が日本では認められていないってことがしばしばあって、今時インターネットでいくらでも情報が入るし個人輸入なんて手立てもあって、高い薬が容易に手に入るんですが、高いものは高い。この薬を病院に頼んで処方箋を切ってもらう、すれば保険が利いて安くなるだろうという思惑、でもそうすると今まで病院で受けていた保険が利く治療投薬分まで保険が利かなくなるのです。病院はですからそういう薬を出しません、保険から医療費が下りなくなりますから。いや、患者さんが全部自費で賄われるなら何の問題もないのですよ、でも仮に三割負担であった人なら、窓口の費用は一気に三倍になります。ここまでは保険で、これ以上は自費でと混ぜる治療を混合医療と称します。いいことじゃないかと思われるでしょうが、これを許すと、当局はどんどん保険の利く範囲を狭めてきます、それでなくても風邪薬やらビタミン剤やら薬局で買える薬を保険外薬品にしようなんて気運もあるのです。検査代も保険外になってきましょう。結局窓口負担がどんどん増えていく。窓口負担が今は三割なんて言ってますが、保険の利く範囲を狭めれば、保険診療分の窓口負担は確かに三割のままであっても、実際にあなたが支払うお金は全体の五割七割になっているって寸法です。当局は窓口負担を増やしたい一念ですからね。ごまかされてはなりません。混合診療が解決策ではないのです。薬や治療法を早く保険収載すればいいことなんです。もっといえば薬代をもっともっと安くする。そちらこそが先決問題なんです。騙されてはなりませぬ。現行の保険制度が崩壊します。そう思います。
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