柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

連続

2007-03-26 14:58:01 | Weblog
昨日の千秋楽、はたきはたかれて朝青龍、二番取って2秒もかからぬ省エネ、汗もかかぬうちに優勝も逃げていったの図。勝てばいいや、ということです。飛んで、変わって、はたいて、蹴って、引いて。それも勝負手なれば仕方のないことですが、そんなにまで現金な勝ち負けを見たくもないですわね。ま、日本人の体たらくが遠因であることには間違いのないこと、少なくとも貴乃花はこんな事しませんでしたから。豊真将、どうかそのまま伸びてくれ!
 高校野球から昭和が消えた、とのコラムです。高校生がみんな平成生まれになったということです。そのコラムも平成19年になれば至極当然のことだけれどと断っていましたが、そうなんですね、昭和は遠くになりにけり、です。18年とか19年とか、あの硫黄島の映画も昭和19年でしょう、あういうキャプション見るにつけ、おお今は平成19年か、なんて妙な気分になってましたから(知っているはずのないあの頃の匂いをかいだような気分になったり、いわゆるデジャブですか)、この子らは昭和を知らないのだなんてね、こっちが五十路踏み込んでますから余計なんでしょうが、おかしな気分です。今日の日付を書類に記すとき、平成19年と書いて、ふと昭和19年に思いを馳せる、そういう気分ないですか。戦況の好転しない中、庶民への締め付けはどんどん強くなって、それでも金もモノもあるところにはあって、軍と癒着した一部の者達の恣になる、英語はおろかカタカナすら使えなくなるという文化の断末魔、灯火管制、食料配給、思想統制、あれもないこれもない、あれも言うなこれも言うなの世情にそれでも国民はこの日本に住んでいたのです。その先に我々が生きている。この厳たる事実。途切れることなく連続する歴史。思ったことないですか?私が歳を取ったということなんでしょうか。
コメント
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