とうとう冬がないままに冬が過ぎました。当地では何回か雪が降りましたが、東京では結局この冬雪が降らなかったそうです。私はスキーしませんので(この歳になるまで一度もやったことがありません、スキー場に行ったこともありません、おかしな奴です)ピンときませんが、報道によると近隣のスキー場に雪がないとのこと。温いのは有り難いことでしたが、漫才ネタではないですがこの調子で行くと夏がどれだけ暑くなるんでしょうか・・。
当地でやっと夜間診療に対する新体制が出来上がりました。昨日市長が公表しました。行政の事業を医師会が委託を受けるという形です。もちろんこの問題は何十年も前からずっと存在していたことで、相応に開業医も対応しまた行政も決して放置していたわけではないのですが、外見は大病院(地域基幹病院なんて呼びます)が夜間診療も担うという既成事実にずっとおんぶにだっこという状態が続いてきました。いわば、何十年来の懸案に初めてわかりやすい決着がついたことになります。昨今の大学勤務医不足、夜間診療需要の増加が、さらに地方大病院の医師不足に拍車をかけます。当地も例外ではなく、基幹病院からの小児科医撤退問題が事の端緒でした。医者が不足しているんじゃありません。この欄で何度も書いてきましたが毎年何千人もの医者が生まれています。配分配置誤りなのです。医局制度は教授の傲慢、関連病院との癒着を生じ、一般企業と全く同様の談合、贈収賄を生んできたんですが、でも地域医療は保たれていました。左遷だろうが冷や飯だろうがどこそこに送り込めるだけの人数を大学医局が確保できていたのです。一番有名になっている隠岐の産科問題も、従来の医局制度が維持されていたらおそらく生じなかったことでしょう。忙しそうだから敬遠するなんて理由で進む道を選んでいく奴はいつの時代にもいるんです、私達の時にも大勢いました。眼科の耳鼻科の皮膚科の・・です。救急や脳外科、心臓外科、一般外科なんて連中にとればとんでもないんです。でも、私のようにこっちを選ぶ奴もわんさかいたわけです。今もそうに違いないんです。忙しい科が敬遠されているんでは決してないでしょう。大学に残らないことこそが元凶なんです。これは行政の失策でしょう、大袈裟でなく国家存続の根幹に関わる大事です。ここを正さないと解決しないでしょうね。当地で開業医の夜間診療が始まります。さてどういう顛末が待っているのでしょうか。楽しみでもあります。
タミフルについて、正確にはインフルエンザについて厚労省が注意勧告したそうです。異常行動する虞があるから注意しなさいと。タミフルの所為とは決して言いません、それは昨日書いた理由からでしょう、表向きは明確な因果関係は認められないからという理由ですが。読売新聞に別枠でコラムに取り上げています。この記者の説が正しいと思います、一度読んでみてください。タミフルが悪者です。私はそう思います。疑わしきは排除する。人の体が相手の事々です。灰色は排除すべきです。そう思います。医者のできぬことなれば、自分で身を守るしかありません。
万波医師の病気腎移植問題、アメリカの学会が演題受理したそうです。また、英文専門雑誌から論文のオファーがあったそうです(中国新聞)。中国新聞しか記事がありません、大新聞各紙は無視したか重要視しないか。この問題も動いてくるのかも知れません。学会の見解が発表された時のTVのインタビューでは日本の移植学会の大島某会長(だったと思います)が鼻の穴膨らませて、話にならない、手続きがなっていない、と憤懣やるかたない風情、自分が移植医療を組み立て積み上げてきたんだという自負と排他的な心根がありありと分かりました。学会にも入っていない余所者に汚されてたまるか!という気持ちも十分に見て取れました。先にこの欄で書きましたように、日本の医学会なんて未だに西洋追従ですからね、外人学者の出した外人対象のデータをそのまま取り込むんですよ。コレステロール値や血圧値がその典型です。あれは外人のデータなんですよ、アメリカのあの太ったでかいおばちゃんやらおっちゃんのデータを、日本の小さな婆ちゃんに当てはめる無茶です。ここでアメリカ学会が「この方法もいいかもしれない」なんて言ってご覧なさい、へなへなですよ。面白い展開です。さすがアメリカです。こういうところは本当にフラットですねぇ、アメリカ民主主義は。ここだけは私達も見習わないといけないと思います。今後の推移が楽しみです。
当地でやっと夜間診療に対する新体制が出来上がりました。昨日市長が公表しました。行政の事業を医師会が委託を受けるという形です。もちろんこの問題は何十年も前からずっと存在していたことで、相応に開業医も対応しまた行政も決して放置していたわけではないのですが、外見は大病院(地域基幹病院なんて呼びます)が夜間診療も担うという既成事実にずっとおんぶにだっこという状態が続いてきました。いわば、何十年来の懸案に初めてわかりやすい決着がついたことになります。昨今の大学勤務医不足、夜間診療需要の増加が、さらに地方大病院の医師不足に拍車をかけます。当地も例外ではなく、基幹病院からの小児科医撤退問題が事の端緒でした。医者が不足しているんじゃありません。この欄で何度も書いてきましたが毎年何千人もの医者が生まれています。配分配置誤りなのです。医局制度は教授の傲慢、関連病院との癒着を生じ、一般企業と全く同様の談合、贈収賄を生んできたんですが、でも地域医療は保たれていました。左遷だろうが冷や飯だろうがどこそこに送り込めるだけの人数を大学医局が確保できていたのです。一番有名になっている隠岐の産科問題も、従来の医局制度が維持されていたらおそらく生じなかったことでしょう。忙しそうだから敬遠するなんて理由で進む道を選んでいく奴はいつの時代にもいるんです、私達の時にも大勢いました。眼科の耳鼻科の皮膚科の・・です。救急や脳外科、心臓外科、一般外科なんて連中にとればとんでもないんです。でも、私のようにこっちを選ぶ奴もわんさかいたわけです。今もそうに違いないんです。忙しい科が敬遠されているんでは決してないでしょう。大学に残らないことこそが元凶なんです。これは行政の失策でしょう、大袈裟でなく国家存続の根幹に関わる大事です。ここを正さないと解決しないでしょうね。当地で開業医の夜間診療が始まります。さてどういう顛末が待っているのでしょうか。楽しみでもあります。
タミフルについて、正確にはインフルエンザについて厚労省が注意勧告したそうです。異常行動する虞があるから注意しなさいと。タミフルの所為とは決して言いません、それは昨日書いた理由からでしょう、表向きは明確な因果関係は認められないからという理由ですが。読売新聞に別枠でコラムに取り上げています。この記者の説が正しいと思います、一度読んでみてください。タミフルが悪者です。私はそう思います。疑わしきは排除する。人の体が相手の事々です。灰色は排除すべきです。そう思います。医者のできぬことなれば、自分で身を守るしかありません。
万波医師の病気腎移植問題、アメリカの学会が演題受理したそうです。また、英文専門雑誌から論文のオファーがあったそうです(中国新聞)。中国新聞しか記事がありません、大新聞各紙は無視したか重要視しないか。この問題も動いてくるのかも知れません。学会の見解が発表された時のTVのインタビューでは日本の移植学会の大島某会長(だったと思います)が鼻の穴膨らませて、話にならない、手続きがなっていない、と憤懣やるかたない風情、自分が移植医療を組み立て積み上げてきたんだという自負と排他的な心根がありありと分かりました。学会にも入っていない余所者に汚されてたまるか!という気持ちも十分に見て取れました。先にこの欄で書きましたように、日本の医学会なんて未だに西洋追従ですからね、外人学者の出した外人対象のデータをそのまま取り込むんですよ。コレステロール値や血圧値がその典型です。あれは外人のデータなんですよ、アメリカのあの太ったでかいおばちゃんやらおっちゃんのデータを、日本の小さな婆ちゃんに当てはめる無茶です。ここでアメリカ学会が「この方法もいいかもしれない」なんて言ってご覧なさい、へなへなですよ。面白い展開です。さすがアメリカです。こういうところは本当にフラットですねぇ、アメリカ民主主義は。ここだけは私達も見習わないといけないと思います。今後の推移が楽しみです。